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カテゴリ:プロ野球時論公論
雨天中止に想う プロ野球の場合、ドーム球場がパリーグ4球場、セリーグに3球場あり、ここで開催される場合は基本的に雨天中止がない。 雨天の場合は、ローテを6人で回している球団のほうが迷惑だろう。ローテに余裕のない球団は、1回飛ばすことも容易だが、6人の場合は次週以降の6連戦の戦い方にずれが生じてしまう。4人とか5人で回している場合は、もともとずれているわけだ。この点、メジャーではエース級の先発が中4日、中5日というのは頻繁にあることなので、あまり雨を気にしないかもしれない。そもそも雨も少ないし。 午前中に中止が決まってしまう場合と違って、昨日の能見のように、先発のための準備をしてきて、試合が始まり、11球投げたところでノーゲームになるようなことは非常につらいものがある。この場合はスライドはできないし、大事なシーズン終盤の優勝争いで中10日なんて悠長なこともやってられない。 おのずと対戦カードをにらみながらローテを組み直し、中4日くらいではめ込むことになるのだが、本人も調整が難しいし、そこに照準を合わせている他の投手にもしわ寄せがいくことになる。まだ、今のタイガースの場合は4本柱プラス岩崎という5人ローテなので調整は効くが。 でも、ベースボール自体は屋外球技で、帽子をかぶってやることがそれを証明している。天候や風、グラウンド状態などの影響があって当たり前の競技だ。自然に任せ、雨は休養日や室内練習日だと前向きにとらえていくべきだろう。最近のように、あまり長期の天候不順は困りものだが。 雨の多い日本ではドーム球場によって試合数も増やすことができるようになった。しかし本当のドラマは屋外式天然芝の球場で生まれるものだと思う。 1975年にタイガースは濃霧コールドで8連勝を飾ったこともあるし、2005年の日本シリーズでは霧でコールド負けというのもあった。30年に1度くらいこういうことがあるのも面白いのではないかな。ドームでは絶対にないよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年09月02日 20時05分55秒
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