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カテゴリ:映画雑記
「高峰秀子の流儀」 斉藤明美 新潮社
動じない、求めない、期待しない、振り返らない、甘えない、こだわらない。 これが86歳になる大女優・高峰秀子さんの生き方と、著者は言う。 誰にもまねの出来ない生き方を、見事にやってのけた素晴らしい人だと思う。 この本と、斉藤さんのもう一つの本「捨てられない荷物」を読むと 高峰さんの作品、これまでの人生が良く判る。本人がどう言おうと 彼女の残した作品は、日本の映画史に輝き続ける映画ばかりである。 スッキリ、サッパリした現在のありようも詳しく書かれている。 老後の事で悩む人達は彼女に学ぶべきである。面白く、楽しい本です。 映画に出なくなって早30年が経っているが、ご本人の気持ちとは関係なく 今、DVD等で彼女の作品を見る事が出来る。300本を超える作品全て と言う訳には行かないが、私の家にもDVD、VTRなど50本近くある。 私の好きな高峰さんの作品はたくさんあるが、ベスト・5は・・・。 ☆「浮雲」 文句なしの傑作です。 ☆「張り込み」 日本のサスペンス映画のベスト・ワンです。 ☆「放浪記」 「ブスに撮って欲しい」彼女のこの一言が好きです。 ☆「女が階段を上がる時」 中学の時に見て、人生で最初に女性を意識した。 ☆「二十四の瞳」 白いブラウスに憧れました。 かあたんと一緒になってから、私はかあたんに、高峰秀子さんの映画や本の素晴らしさを 何回となく言ってきたが、彼女はフーンとあまり聞いていなかった。 そんな彼女が先日「高峰さんの本面白い」と言い出した。 私が借りてきた「高峰秀子の流儀」を読んだとのこと。 以前は高峰さんの本がたくさんあったが、ほとんど処分してしまった。 本箱をかき回して、なんとか一冊だけ見つけた。 天邪鬼と言うか、人の言う事を聞かないのか 映画にしろ、本にしろ私の勧める物は「フーン」で終わってしまう。 最近は少しは耳を傾けるようになってくれる。 変なものは薦めませんから、素直に聞いて下さい。 ***映画ブログに参加しています。*** ***良かったら1日1回押してやって下さい。*** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月20日 20時16分18秒
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