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86netの南麓日記

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2021年01月26日
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カテゴリ:アカリンダニ
年が明け早くも4週間目となります。
ダニ対策に関する情報を久しぶりに載せます。
当ブログの中で日本ミツバチのアカリンダニ関係のアクセスがびっくりするほど沢山来ています。
感染が解らず蜂数が減り続け全く姿を消す時期が今頃ですので、
アカリンダニ対策とキーワードを入れるとトップで出て来るからと思います。


正直に言って今ではすでに手遅れ、
助かる見込みは1割を下っています。
ではなぜ1割が生き延びているのかそればアカリンダニではないからと思います。
群れの状態を絶えず見極め最低でも11月後半にはダニを皆無とせねば、
春の分蜂は望めなくなり蜂群れは皆無となります。

今は情報の溢れている世の中、
和蜂のダニの対策に関しては、
あらゆることがYouTubeにてアップされています。
是非ともキーワードを打ち込み検索すると大抵の事はわかると思います。

我が家の今年は今13群が元気に暮らしています。
ここ数年は分蜂増群の時期から半数は次年度分蜂まで至っています。

それではここ数年の私が実施してきた対策を記します。
総て同じではだめです、地域の特性にアレンジしより的確な対策法を採る事です。


メントール

1.        分蜂群を捕獲すると4週間過ぎるとメントールの投与を始めます。
         最初は10g、1週間経過を見て10グラム増やします。合計20グラム
遅くも6月半ばまでにすべての分蜂取り込み群と越冬群に投与してます。
   7月梅雨が明ける前にメントールを確認し、少ない群れには追加します。
絶対に巣箱内の温度が40度を超えぬ対策を致します。
2.   9月に入り最高気温が30度を下回るとメントールを確認し、入れ替えます。   
古い3ヵ月前のメントールは捨てて総て新しく15グラム投与です。
3. 9月半ばから採蜜と越冬のための段数の調整を致します、越冬は総て3段+巣門。
11月冬囲いの前にメントールを入れ替えます、約20〜30g
12月初めに冬囲いを終わらせ越冬に入ります。
4.        3月に入りますと蜂群は蜂数を増やし巣屑もいっぱい出て来ます。
3月お彼岸の頃にメントールを入れ替えます.約15g
冬囲いを3月末に外し分蜂を待ちます。






上記のように年に4回はメントールを投与しています、
量はバラバラですが絶えず効果が持続するように投与しています。



蟻酸ジェル

このように通年でメントールを投与していても約2割の群れはアカリンダニ感染してしまいます。
1.       良く感染する時期としては9月から11月、
越冬の働き蜂が産まれる頃です、
この頃は内検を激しくして、
蜂数の減をいち早く察知すると魏の対策が執れます。

2.         春群れが越冬から目覚め蜂数の増える、
2月半ばから4月の分蜂期迄です。

上記1.2.は感染する蜂を見つけたら速蟻酸ジェルを
投与しています。





夏場は蓋を50%して拡散を調整していますが
9月頃からは全開としても拡散は20日はかかります。
遅くも11月末までにダニを皆無としなくては群れの維持は叶いません。

蟻酸ジェルはパテに変わるリーズナブルの投与の仕方で、
50%蟻酸約100CCを約20〜30日間で
拡散し一度の投与でほぼダニは消滅します。

蟻酸ジェルに関しては   FB「関東甲信和蜂クラブ」にて
検索コードで「蟻酸ポリマー」検索するとヒットします。

総て同じに投与しても結果が得られぬ場合があります、
温度、気象、飼育条件により投与の仕方を考える事が大事です。
まずは観察を怠らず研究心を絶えず研ぎ澄まして蜂と向き合う事です。


**********************************


上記の方法で昨年の分蜂終期の25群の群れが、
今現在13群活動しています。
今年も生存率は5割です。

今年はもう1週間で女王蜂は今年の産卵を開始し、
通年は立春と共に産卵開始となります。
1ヶ月過ぎると蜂数は爆発的に増えて、
2.5ヶ月後には分蜂が始まります。


蜂友の皆さん御参考になされ、
どうか楽しい蜂飼いライフが
続きますよう願うのみです。


令和3年1月26日   86net







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最終更新日  2021年01月26日 18時10分55秒
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Re:ダニ対策に関する情報(01/26)   特製ぱん さん
久しぶりのメッセージを見る事が出来てひと安心しました。
他のブログ(38qa.net)の方々で本件の悩み事が数多く有り、都度こちらの経験豊富な情報を紹介してます。 (2021年01月26日 19時17分10秒)

Re[1]:ダニ対策に関する情報(01/26)   86net さん
特製ぱんさんへ
なるほど左様でしたか?
ダニ関連のアクセスは日に100件を超えています。
感染はいまだに蔓延の傾向にあるという事ですね。

先週PCが不具合を起こし最後の手段で初期設定にしましたら、
勝手が違い戸惑っています、今まではブログとFBを連携に設定していましたが
現在はそれが出来ません。
blogと私個人のFacebookは手抜きとなります。
今後は Facebook の「関東甲信和蜂クラブ」を主体として活動を続けていく予定です。
来年は後期高齢者となりますので少し身辺の整理をしないとあまりに進歩過ぎて付いていけなくなりました。 (2021年01月27日 09時28分01秒)

Re:ダニ対策に関する情報(01/26)   NUNOYA さん
小生にとっても、今月のアカリンダニ対策のおまとめ、大変参考になりました。有難うございました。 (2021年01月28日 15時47分39秒)

Re:ダニ対策に関する情報(01/26)   勝手に弟子 さん
おかげさまで、アカリンダニ罹患の逃去群捕獲から200日無事、立春を迎え、一段➕巣門で越冬出来ました。巣が底板に着く所まで成長し、15センチ継箱をしたのですが、その状態でしたものですから、もう継箱が必要な状況です。さて継箱すべきかご教示を。また、吊り上げ機 三又とパワーウインチは何センチの何でどう繋いでおられますか? (2021年03月08日 15時14分34秒)

Re[1]:ダニ対策に関する情報(01/26)   86net さん
勝手に弟子さんへ
私は春は継枠致しません、しないと早く分蜂しますしそれで逃げ去りも立ち上がりも非常に良くメリットがあるからです。
10年ほど前に3月の終りに継ぎ枠しましたら15〜30日分蜂が遅れ自然群と同じに連休明けとなりました。
以来継枠せず4月上旬の分蜂を目指しています。 (2021年03月10日 17時34分02秒)

Re[5]:ダニ対策に関する情報(01/26)   勝手に弟子 さん
86netさんへ
簡潔明瞭、勝手に弟子にとって、これ程のアドバイスはありませぬ。蜂作業意外においても、また一つ勉強させていただきました。
(2021年03月10日 20時52分03秒)

Re:ダニ対策に関する情報(01/26)   勝手に弟子 さん
おかげさまで、アカリンダニ罹患の逃去群捕獲から200日無事、立春を迎え、一段➕巣門で越冬出来ました。巣が底板に着く所まで成長し、15センチ継箱をしたのですが、その状態でしたものですから、もう継箱が必要な状況です。さて継箱すべきかご教示を。また、吊り上げ機 三又とパワーウインチは何センチの何でどう繋いでおられますか? (2021年03月14日 21時33分45秒)


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