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2009年08月20日
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テーマ:†黒執事†(572)
カテゴリ:「黒執事」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 この作品は猟奇的描写を含みますので

 R指定とさせていただきます。

 もし、読んで気分が悪くなりそうだと思ったら

 読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



    手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート



 「セバスチャン。命令だ。早く少年を助けろ。」

 シエルが言った。

 「イエス・マイ・ロード。」

 セバスチャンはピラニアの水槽に向かってナイフを投げた。

 水槽のガラスが割れて水とピラニアがどっと溢れ出した。

 観客は悲鳴をあげて逃げ惑った。セバスチャンは少年の

 元へ素早く飛び寄りロープを切って少年を助け出した。

 「貴様、何者だ。」

 アルベルト・ホーエンハイムがセバスチャンに銃を向けた。

 「そんなことをしても無駄でございますよ。」

 セバスチャンは不敵な笑みを浮かべてアルベルトに

 近づいた。

 「来るな!それ以上近づくな!撃つぞ!!」

 アルベルトは銃の引き金を引いた。銃声が轟き、会場に

 いた人々は我先にと逃げ出した。だが、撃たれたはずの

 セバスチャンは無事だった。目に見えぬ速さで銃弾を

 キャッチしていたのだった。セバスチャンが指に挟んで

 受け止めた銃弾を見せると、アルベルトは恐れ慄いて

 「化け物!!」

 と叫んで、ステージ裏の扉から逃げ出した。

 「失礼な。悪魔で執事ですから。」

 セバスチャンは逃げ足の速さに呆れたように呟いた。

 「何をしている。早く捕まえないか。」

 シエルが言った。
 
 「御意。」

 セバスチャンはかしこまって返事をするとステージ裏の

 地下へと続く階段を下りて追いかけた。地下にはいくつか

 の牢屋が並んでいた。おそらく逃げ出した少年を閉じ込め

 ておく為の地下牢だろう。狭い通路の先には鉄製の扉が

 あった。中から鍵がかけられているが、セバスチャンは

 ものともせずに蹴破った。

 「うわっ!!化け物!!」

 アルベルトが再び恐れ慄いた。

 「随分と失礼な方ですね。おや、そちらの車椅子に座って

 いる化け物のようなお方は誰ですか?」

 セバスチャンは部屋の中央の車椅子に座っている全身

 包帯でグルグル巻きのだるまのような人を指さした。

 そのだるまには手足がなかった。正確にいうと腕と脚が

 切断されていた。

                            (続く)


    手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  


 
 あとがき・・・いよいよお父様登場です。

        次回親子の愛について語ります。

        私の変態小説を読んで気分が悪くなられた

        方には深くお詫びいたします。m(_ _)m



     





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最終更新日  2024年02月27日 22時17分38秒
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