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カテゴリ:「ガンダムOO」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。
この小説は某サイトのリレー小説に私が投稿した作品の リメイクです。 他人が書いた部分は一切ブログに掲載しませんから 著作権の侵害にはなりませんのでご了承ください。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 凍てつくような雪の日の朝だった。刹那が目覚めると何故か ハロがいた。何者かが地球の刹那のマンションにハロを送り 込んで来たのだった。刹那はハロを見つめながら頭をかかえ ていた。ピンポーン。ピンポーン。とインターホンが鳴って、 ドアを開けるとロックオンが断りも無く部屋の中に入って来た。 「ハロ~。会いたかったよ。」 両手を広げてまるで運命の再会かの様にロックオンはハロ を抱きしめた。 「お前が送りつけて来たのか?」 刹那が聞くと、ロックオンは 「実はアレルヤがやきもちやきでね。ハロばかり可愛がって いると怒って、目を放した隙に連れ去ってしまったんだよ。」 「やきもちだけでそんな事をするのか?」 「アレルヤはハレルヤに変わると凄くいじわるなんだ。」 ロックオンは微笑んで言った。そして刹那の手をとり、 「ハロが無事で本当に良かった。刹那ありがとう。」 と、刹那の唇に突然口づけをした。 「俺に触れるな。」 刹那は怒った。 「ごめん。嬉しかったんで、つい・・・」 ロックオンは謝ったが、刹那は許さなかった。 「出て行け。」 押し殺した声でうつむきながら、拳を握り締めて言った。 刹那はファーストキスを奪われて、動揺を隠すのに必死 だった。すると、ハロが 「セツナ ナクナ ナクナ ・・・」 と、刹那の足元にすり寄って来た。 刹那はその愛くるしさにほんの少しだけ心が癒されて、 ハロを抱き上げようかとも思ったが、ロックオンのペットに 慰められている自分が恥ずかしいような気がして、困惑した まま、ただ黙ってハロを見つめているだけだった。 「刹那、本当に悪かった。」 ロックオンがすまなさそうに微笑んで言った。 「悪気はなかったんだ。ほんの1秒唇に触れただけのキス なんて挨拶がわりのようなものだろ。まさか初めてでもある まいし・・・そんなに怒らないでくれよ。」 「帰れ!!」 刹那は怒って、ロックオンを突き飛ばした。 「初めてで悪かったな。帰れ!!」 そういったものの刹那は少し頬が赤らむのを感じ、余計に 腹立たしくなった。それを見られる事が恥ずかしくなって 刹那は部屋を飛び出した。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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