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カテゴリ:「ガンダムOO」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。
あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 「危ない!」 ロックオンが叫んで刹那を突き飛ばすように押し倒し、かばう ように覆いかぶさった。死ぬと思った瞬間、パンッ!とまるで クラッカーを鳴らした音が聞こえ、刹那たちは死ななかった。 不思議に思って恐る恐る振り返って見ると、時限爆弾から 花火が上がっていた。シューシューと火花を散らして花火は ハロの頭上で綺麗な花を咲かせていた。また同時にハロから ポンポンっとハート型の小さなチョコレートが飛び出していた。 「何だ?これ。」 二人は起き上がり、呆れてその情景を見つめていた。 しばらくしてロックオンがハロから飛び出してくるチョコレート の一つを拾ってこう言った。 「今日はバレンタインデーだったっけ?」 その時、ロックオンの携帯が鳴った。アレルヤからだった。 ロックオンは最初不機嫌そうにアレルヤの話を怒って聞いて いたが、やがて笑い出した。そして、 「刹那にかわってだってさ。」 と言って携帯を刹那に手渡した。刹那がいぶかしげに耳に 当てると、アレルヤは 「ロックオンへのバレンタインのプレゼントだよ。刹那。君は きっとチョコレートなんて用意してないと思ったから、代わり に僕が用意したのさ。じゃ、頑張ってね。」 刹那が何か言おうとするとプチッと携帯は切られてしまった。 「いたずらだったってさ。マジで死ぬかと思ったのにな。」 ロックオンは笑顔でそう言った。 「時限爆弾が爆発すると思った瞬間、とっさにお前を守りたい と思ったんだ。ハロの事は忘れてたよ。誰よりもハロが好き だったのに、死を前にして、俺の命よりもハロよりもお前の ほうが大切だって気付いたんだ。」 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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