あすなろ日記

　
　ビルが建つ予定になっている稲荷神社に幽霊が出るという。

　映画研究会の部室に寝泊りしている八雲を訪ねた晴香の

　顔を見て、寝覚めが悪いと言う八雲。

　美樹の病室を見舞った八雲は彼女に憑いていた幽霊たちを

　苦しめた男は逮捕されたと報告し、霊を浄化させてくれた。

　「死者の魂というものは肉体を失くした人の

　想いの塊のようなもの」

　死者の意思を尊重し、願いを叶える事。

　２万５千円を払うためバイトを始めた晴香だったが、

　美樹の父親から報酬を受け取ったと言う八雲。

　稲荷神社に狐のたたりがあると聞いて怒る入江会長。

　晴香は狐の面を被った女の幽霊を見てしまった。

　逃げた晴香は八雲と同じ片目の赤い住職と出会う。

　八雲の叔父の一心さんだった。

　八雲の死者の魂が見えてしまう苦しみを理解する為、

　自分も左目だけカラーコンタクトを入れているという。

　死者の魂が見えてしまう八雲にはここは心の休まる場所

　ではないから、あまりここには寄りつかないのだという。

　いとこの奈緒は耳が不自由だった。

　稲荷神社で落とした絵馬を拾おうとしている車椅子の入江

　を助けた晴香。

　あのひとに会いたいと書かれた絵馬は晴香が狐の面を

　被った霊が現れた時に見ていた絵馬と同じだった。

　女の笑い声が聞こえ、照明が割れ、金属が飛んできた。

　咄嗟に晴香を庇ったのは八雲。

　死者の魂は何も出来ない。祟りを偽装して稲荷神社を壊す

　工事を中止させようと国松が仕組んだ事だった。

　昔、身分違いの恋をして駆け落ちしようとした入江。

　西の稲荷で待つと伝えたはずなのに東の稲荷と間違えて、

　すれ違ってしまった二人。結局、彼女は他の男性と結婚し、

　子供を産んで直ぐに亡くなってしまったという。

　過去を清算する為に入江は神社を潰してしまおうと考えた。

　彼女の魂は今でもここで入江が来るのを待っているのだと

　八雲は言った。

　狐の面を取った國子は入江に手を差し伸べ、指先が触れると

　満足そうに微笑み、消えてしまった。

　「会いたかった」

　赤い目の男の指示で、娘の復活を成し遂げる為、

　器となる女性のターゲットを決めた木下。

　２話は話の展開が唐突で、感動できませんでした。

　秘書っぽい人が昔の親友だったり、間違いって気付いたのに

　東の稲荷に男のプライドが邪魔して迎えに行かなかったり、

　ちょっと理由が幼稚なところが目立ってた気がします。

　八雲はめちゃカッコ良くて萌えるのですが、ストーリーが

　端折り過ぎで突っ込みどころがいっぱいです。

　期待していただけに残念な気がします。



　　　

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