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テーマ:二次創作小説(948)
カテゴリ:「べるぜバブ」小説
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 嘲笑う夏目の横で古市は泣いていた。男鹿は教室の床に 両手をついて、後ろを犯されている自分を惨めだと思ったが、 後悔はしなかった。子供の頃から頭が悪いとからかわれて 喧嘩ばかりしていた自分に初めて出来た親友が古市だった。 古市は怖がらずに初めて優しく接してくれた友達だった。 キスをして、身体を重ねたのも古市が望んだからで、自分から 童貞を捨てたいとか思ったわけではなかった。男でも女でも 関係ない。ただ自分の傍にいてくれる人が欲しかった。 喜びも悲しみも分かち合える大切な人を自分を犠牲にしてでも 助けなくてはならないと男鹿は考えた。暴力で解決できるなら とっくにそうしている。だが、こういう奴らはやられたらやり返すで キリが無い。自分の身体を差し出す事でもう古市に手を出さない というのなら、それでもいいと男鹿は思った。血を流しながら 男鹿は神崎が果てるのをじっと待った。神崎は男鹿を征服した 喜びに夢中になって腰を激しく打ち付けて、10分で果てた。 ドクドクと男鹿の体内に欲望を吐き出した神崎に 「なんだ。もう終わりか?早いな。」 と、夏目が呆れたように言った。 「うるせぇ。こいつすっげぇいいからよぉ。こいつの中、狭くて 食い千切られそうだったんだぜ。夏目、お前もやるか?」 「遠慮しとくよ。男鹿は趣味じゃない。俺より城山にやらせろよ。」 「そっか。じゃあ、俺、今度は古市とやるから、古市貸せよ。」 神崎はそう言うと、古市に近寄り、腕を掴んで引っ張り、 古市を引き寄せた。 「おいっ!何やってんだぁ?!古市には二度と手を出さない って約束だろ?古市を放せ!」 男鹿は尻から血を流しながら、ゆらりと立ち上がって言った。 「何だよ!約束したのは夏目で俺じゃねぇぞ。俺は一言も約束 してねぇからな。へっ!さっきまでひいひい啼いてたくせに! いきがるなよ!おいっ!城山さっさとやれよ!」 城山は男鹿を取り押さえようとしたが、男鹿は一撃の裏拳で 城山の顔面を叩き潰した。鼻をへし折られた城山はそのまま 気を失って倒れてしまった。男鹿は城山なんか眼中にないと いったかのように神崎のほうへ歩いて行った。 「く、来るな!これ以上近づいたら、古市の顔を切るぞ! な、夏目!ナイフ貸せ!」 神崎は焦って、夏目が持っているナイフをひったくるように 奪い取ると、古市の顔にナイフをあてようとした。しかし、 どういうわけかナイフを持った手が上に上がらない。神崎は 自分の手元を見て、ぎょっとした。男鹿がナイフの刃を掴んで 握りしめていたのだった。男鹿の手から溢れる血がナイフを 伝って床に滴り落ちていた。男鹿は力任せに血だらけの手で 神崎からナイフを奪い取った。 「ひいっ。」 恐怖に慄いた声をあげた神崎に男鹿は 「ひいひい言ってんのはてめぇのほうじゃねぇのか?」 と、凄みのある低い声で睨みつけて言った。そして、古市を 神崎から引き離し、自分の後ろにやると、思いっきり力を込めて 神崎を殴った。男鹿に殴られた神埼は窓ガラスをぶち破って 校舎の外に飛んでいった。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月11日 00時03分45秒
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