|
テーマ:二次創作小説(943)
カテゴリ:「青の祓魔師」小説
BL小説の苦手な方は読まないでください。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 緑に覆われた泉は太陽の光を浴びてエメラルドグリーンに 輝いていた。 「わぁー!!綺麗な泉だな~。」 燐は泉を見つけたとたん、走り寄った。近くで見ると、 泉の水は澄んでいて透明だった。 「泉の底に生えている水草のせいで緑色に見えるんだ。 ほら、よく見てごらん。所々に碧い水草が生えているだろ? あれが万病に効く薬草だよ。」 緑色の水草に混じって、疎らに碧い水草が生えていた。 燐は目を輝かせて、 「採っていい?」 と、リュウジンに聞いた。 「いいよ。でも、5本だけね。この薬草はとても貴重なんだ。 全部摘み取ってしまうと、100年は生えてこないから。」 「わかった。じゃ、5本だけな。」 燐は服を着たまま泉の中に入って、薬草を採った。 泉は意外と深かった。燐は足を滑らせて、深みに嵌り、 転んで、肩まで水に浸かってしまった。 「泉の底は急に深くなっているから、浅瀬の所だけに しとかないと、危ないよ。」 リュウジンが岸部から手を伸ばして、燐に言った。 「そういうことはもっと早く言えよ。ま、いいさ。 このままこの辺に生えてるやつを採ってから出るよ。 それにしても、随分、長い草だな。」 燐は1メートル以上ある碧い水草を手に持って呟いた。 (続く)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月17日 21時40分27秒
コメント(0) | コメントを書く
[「青の祓魔師」小説] カテゴリの最新記事
|