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テーマ:二次創作小説(967)
カテゴリ:「キャプテン翼」小説
BLの苦手な方は読まないでください。
18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。 「俺は若島津のものだから。心配すんな。」 後始末をしている若島津に日向は言った。 「俺は若島津に感謝してるんだぜ。1年生の時、先輩達にまわされて売春まがいのことまで させられてた俺を助けてくれただろ。あの時から俺はずっとおまえのものだ。」 「日向さん。」 「俺の身体は穢れちまってるからさ。若島津の気が済むんなら、なんでもしていいぜ。」 「日向さん。すみません。そういうつもりじゃ…」 「俺、小学生の頃から家が貧乏で働かされてただろ?家族の為って言ってたけど、 本当はみんなと同じように遊びたかったんだ。なんで大人の半分の時給で、 重いビール瓶のケースを運ばなきゃならないんだって心の中で思ってた。 他に雇ってくれる所がないから我慢して働いてただけだ。それに、雇い主は 俺に手を出さなかったけど、酔っ払った客にケツを触られた事もあった。 その時は、俺は男なのに変な客だなって思っただけだったけど、東邦に入学して、 やっと分かった。俺は先輩達から金をもらってた時も家族の為って思って我慢してた。 いじめられても金を取られる事はなかったからな。いっそどんどん稼ごうと思ってたくらいだ。 おまえが救ってくれなかったら、今の俺はない。タケシにも幻滅されてたと思う。」 「日向さん。俺、傲慢でした。日向さんが何でもさせてくれるからって、色々と酷い事を… すみません。誤ります。」 「気にするな。あれはあれで興奮して気持ち良いからな。それより、雪止んだんじゃないか?」 日向は窓の外を眺めて言った。 「そうですね。明日は晴れると良いですね。」 「若島津。明日の朝、雪合戦しようぜ。」 「日向さん。そういうところ小学生の頃から全然変わってないですね。やりましょう。 負けないですよ。」 「おう。真剣勝負だ。」 日向は笑った。そして、若島津も笑った。この時、若島津は日向の少年のような純真な心を 一生ずっと守ろうと心の中で誓った。 (完) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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完結おめでとうございます。
(2024年02月25日 22時28分44秒)
千菊丸2151さんへ
ありがとうございます。 「バレンタイン」は1月に妄想して、2月上旬には書き上げてたのですが、 他のとの関係で、ブログには2月末まで連載しました。 中断した「僕のお嫁さん」も推敲がまだなだけでもう書き上がってますが、 3月から4月にかけてブログにUPする予定です。 (2024年02月26日 19時56分09秒) |