町田国際版画美術館で行なわれている「浮世絵モダーン」展のカタログを送ってもらった。伊東深水の大島作品は「大島十二景」12点と「島の女」「屋上の狂人」が出品されていた。「屋上の狂人」は瀬戸内海の小島が舞台の演劇で、大島ではないが伊東深水は大島の屋根の上に座って居る作品にした。作品をみれば「大島だ」とわかる。伊東深水は何度も訪れたようで多くの作品を残している。
昭和12年１月に郷土会一行で「島巡遊絵画展覧会」の画題を求めて大島に来ている。その時の写真をある版画家のご遺族の方から前に提供していただいた。写真には伊東深水・川瀬巴水・笠松紫浪・山田喜作・横尾芳月・山川秀峰・武藤嘉門・門井掬水・岩田専太郎・志村立美らが写っている。
大島観光ホテルの記念写真には「大島を代表するあんこ娘」が花を添えている。