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2006年01月21日
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坂本龍馬研究の第一人者で、著書に直木賞候補になった作品「闘鶏絵図」や「坂本龍馬の行動論」など多数ある高知生まれの作家宮地佐一郎(去年の三月に80才で永眠)は、大島来島の折に中出那智子作「島娘」と出会う。それから画家と作家の交流がはじまった、平成15年に当館で行われた「中出那智子の大島作品の油絵展」で飾った色紙が残っている。「島娘」(20号)は1968年画家の初期の作品で、大島の実家にあった油絵は個展が終わってもまだ返すことなくずっとこの資料館にある。

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中出那智子個展に寄せてー宮地佐一郎
 大島は恋の島である。しかも灼熱の恋の島である。二人は運命的な出会いをし、結ばれた。若き日の画家長島那智子は、音楽家中出良一と「こんなおそろしい恋」(「那智子への手紙」)をして結ばれてる。二人は那智子の絵と、良一の音楽を携えて遠く、アンデスからローマに旅し棲い励む。そして日本の加賀金沢から、東京へ回帰して素晴らしい絵と音楽を創造した。
 良一には「さくら貝」の美しい名曲が、那智子にはイタリア、ウルビー芸術大賞授賞の輝きがあった。二人は「神を見ることの出来る人たち」(詩集「黄色い絵」)を描き、歌った。
 そして今日、故郷大島へ帰ってきた。「大島に於ける最初にして最後の個展」と、那智子は言って憚らないが、ノスタルジアの降る如き故郷に帰って来た。郷愁の個展に栄光あれ!! 





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最終更新日  2006年01月21日 11時21分21秒
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