『犬がいた季節』~伊吹有喜
高校で捨て犬を飼うことになって、犬を世話する生徒たちの会ができる。入学して卒業していく生徒たちが描かれているが、現役の高校生向けというよりは、50代前後の人が読むと、そうそうそんなことがあったなぁ~とか、この頃自分は何をしていたのかなと懐かしく読むことができる小説。犬がいた季節 [ 伊吹 有喜 ]伝えないと伝わらないけど、伝えることができない青春時代の表紙の二人。大人になった初代「コーシロー会」(コーシローは犬の名前)のメンバーが集まり、二人は・・・時々、コーシローが心情を吐露する場面がある。犬が本当にそう思っているかは疑問だけど、桜の近くでユウカを待っている様子はわかる気がする。家で飼っていた犬のことを思い出してしまった。図書館で借りた本なので、カバーを外したサプライズはこれからです。想像はつきますが、見るのが楽しみです。