昨日は寒い日曜日でしたね。
こたつや電気ヒーターを出して冬支度しました。
今日も冷蔵庫の中にいるようですが
北日本のドカ雪に比べれば大したことない気温です。
あちらは少し早い積雪だったようで
紅葉に積雪・・という風景もありましたね。。
さて
今日も先日からの続きです。
奈良で一泊した翌日はバスで半日観光へ。
行先は県境近くの木津川市(京都府)、当尾の
岩船寺と浄瑠璃寺です。
まずは岩船寺から。
本堂に上がると
読経の後に僧侶の有難くも少々長めのお話があります^^;
ここは別名「紫陽花寺」として
有名らしいのですが
境内には様々な植物が植えられていて
四季折々の花々を楽しむことができるようです。
岩船寺リーフレットより
岩船寺の創立は天平元年(729)
聖武天皇が出雲国不老山大社に行幸の時、霊夢があり
大和国鳴川の善根寺に籠居していた僧行基に命じて
阿弥陀堂を建立したのに始まる。
とのことです。
詳しくはこちらで
岩船寺
下2枚の画像は持ち歩いたリーフレットのものなので
写りが悪くて恐縮です。
こちらが本尊の
阿弥陀如来坐像(平安時代)
と
四天王立像(鎌倉時代)の持国天、増長天、広目天、多聞天。
向かって右奥の像は展示のために
ただいま出張中らしい。
こちらは右から
普賢菩薩騎象像(平安時代)、十一面観音像(鎌倉時代)
石室不動明王立像(鎌倉時代)、五輪塔(鎌倉時代)
お堂には
室町時代の薬師如来像や不動明王像、十二神将像、他
多くの重要文化財もあり拝観できます。
そして
隅鬼も(天邪鬼) 天邪鬼はの三重塔の四隅の垂木を支えてます。
◆
三重塔(室町時代)
ここでは鮮やかな紅葉はまだ見られなかったのが残念。
今週辺りはこうなっているかも
◆
内部の壁画は平成15年に復元。
昇竜、降龍、十六羅漢図、五大明王像、真言八祖像、八方天など
鎌倉時代の遺風を残す室町時代の壁画だそうです。
で、さきほどの天邪鬼さんいないかな~と
撮った写真をよーく見てみると一枚だけ確認できました
わかります?
◆
三重塔の裏手には鐘楼があります。
「生かされていることに感謝」
私も鐘を撞かせていただきました。
◆
岩船寺は秘宝特別公開中で(10.1 ~11.30)
現在、両界曼荼羅や三重塔初層の特別開扉が行われています。
ちなみに
秘仏特別公開は1月と4月~5月のようです。
◆
こちらは門の外にある石風呂。
鎌倉時代、巨岩をくりぬいて作られたらしく
僧がここで身を清めていたらしい。
「岩船寺」の名前の由来でもあるのだとか。
加茂町当尾は昔から南都仏教の影響を受け
世俗化した奈良仏教を厭う僧侶が念仏に専心した場所なのだとか。
当初、草庵だったものが、やがて寺院となり
塔頭が並んで
塔の屋根
当尾
となったらしいです。
山間のこの地に寺院や修行場が散在した結果
多くの磨崖仏が造立され
今でも道のあちこちで見つけることができます。
散策コースとしても人気があり
当尾の石仏たちを訪ね歩くのも面白そうですね。
そうそう
山の中ですが楽しい買い物もできます
農家さん手作りの旬のお漬物や野菜は
種類も多くて安くておすすめ
手作りの茶葉(緑茶)もありました。
歩くのがしんどいと三重塔の手前で引き返した母は
門外の露店で漬物や餅などを手一杯抱え
私を待ち構えていて
「お金払ってきて~」
その重たい荷はそのまま私の荷物になりました(-_-;)
以前は無人の露店だったそうです。
しかし
観光客の増加と共にお金を払わず持って行かれたり
猿の群れに根こそぎ持っていかれたり・・
そんなことが続いて
最近は有人の露店になったらしい。
◆
このまま続けると、また長くなりますので
浄瑠璃寺については次回で。
良かったら、またお付き合いください。
では
風邪ひかないようにお過ごしくださいね。