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カテゴリ:カンボジア
日没前にアンコールトムの近くにある山「プノン・バケン」遺跡へ。
ここはきれいな夕日を見ることのできるスポットとして有名。 ただし、ここに登るには、かなり急な岩場の坂道を登っていかなければならないので、ふだん運動不足なひとにはかなり過酷な道のり。 それがしんどいひとにはぞうさんの背中に乗ってゆく、とゆー手もありまする。 (はるるさんは、利用したことないけど。汗) タクシー代わりのぞうさんに乗って、別のゆるやかな道を登ることができるんです。 その料金だけど・・・上りがUS15ドルで下りは10ドルってのがびみょーで、面白い。 ちなみに往復すると25ドル。 安いんだか、高いんだか。。。 それなりに需要はあるらしく、たくさんの観光客がぞう乗り場で待っていました。 周辺には一抱えもある大きなぞうの糞があちこちに落ちていて、ひなたくさいわらのような匂いが漂っています。 プノン・バケンの頂上へ登る坂は、ふもとから見上げると確かにけっこうな急坂です。 かなり古い石段があるようだけれど、それもほとんど崩壊状態。 そこを、アリのように這いつくばって人がわらわらと登ってゆきます。 ハイキングとゆーよりも、そのテイストは、ほとんど登山に近い。汗 ★プノンバケンの南東に見えるアンコールワットの姿。 15分ほどでやっとこさ上まで登ると、「お疲れさんのごほうび」みたいに眼下のわりあい近くにアンコールワットが見えます。 この緑の中に広がるアンコールワットは、とても幻想的ですが・・・ジャングルにまぎれているので、気付かないひとも。 それにしても、このバケンの丘には、日本人の観光客を始め世界各地からの老若男女の旅行者が、佃煮になるほど山盛りたくさんいました。 ここからの眺めは最高です。 テラスを一周すると360度全方向が見渡せるし、周囲はほとんどがジャングル。 雲海ならぬ樹海が何処までも広がっているばかりで、その果てにある空との境目はほぼ完璧な地平線。 西の空には太陽が沈もうとしています。 早くも、雲はうすくれない色。 ゆっくりとその色が濃くなって。 その下には密林と広大な千年前の人造湖があります。 北方向は一面のジャングル。 東方向も同じような密林。 東のやや北に富士山に似た形の小山があります。 その高さは地平線から少し飛び出た程度。 ★プノンバケンの南部に広がる草原、正面方向にシェム・リアップの町がある、はず。 そして、南方向は大木とみどりの平原が茫漠とひらけています。 シェム・リアップの町はその先にあるはずなんだけど・・。 きわだって高いビルがないから、建物は全く見えません。 その南さらに遠くを見やれば、トンレサップ湖に行く途中見かけた小高い聖地の丘があります。 これも、見た目は地平線から少し頭を突き出した程度。 さらにその向こうには、東南アジア最大のみずうみ「トンレサップ湖」があるはずなんだけど、もちろん見えません。 このきれいな夕日を見て、夜明け方のアンコールワットからスタートした、アンコール周辺に広範囲に連なる遺跡巡りの、長い長い1日が終了です。 けれど、プロの写真家は言います「夕日は沈んでからが、見もの」だと。 アンコール周辺遺跡の西側に広がるカンボジアのおおきな空が見られるプノンバケンは、夕陽の展望台として大人気で、夕暮れ時のふもとにはタクシーや団体バス、バイクやトラックなどで毎日大渋滞が起こるほど。 ★プノンバケンの西部に広がる古代の人造湖・西バライも、空と一緒に染まっています。 ただ残念なのは、夕陽見物に訪れたひとたちの多くが、日が沈んだと同時にそそくさと帰ってしまうこと。 (ま、急斜面を下りて行くわけなので、暗くなると足元が危なくなることも原因ですが) 実は、夕陽は沈んでから、空の色が刻一刻と変わる様子が、とても美しいのです。 なもんでカシコイ旅行者は、忘れずに懐中電灯など用意して来ています。 日が沈んで30分から1時間くらいが、空の色の変化が美しい時間。 日が沈んでしまうと、とたんに周囲が暗くなったように感じますが、これは暗さに目が慣れるまでの一瞬です。 実は、しばらくすると目が慣れてくるので、色の変化をきちんと見ることができるんです。 時間とともにさらに周囲が暗くなるので、色がより鮮明に際立って見えてきます。 9世紀後半、ヤショヴァルマン1世は、都を13km南西にあるロリュオスより、遷都し新しい王都、ヤショダラプラ(asodharapura)を造成しました。 その中心寺院として建てられたのがプノンバケンで、王都の中心、すなわち須弥山を表現しています。 60mほどの自然の丘を利用したつくりで、ロリュオスにあるバケン寺院(プノンバケンより約20年早く造られている)を模したとも言われています。 建立されたのは10世紀の初め(907年らしい)。 アンコールトムの南門の南に位置するこの寺院は、丘の上に建っているために、急な坂道を登っていかなくてはりません。 両サイドをシンハー(沖縄のシーサーや、神社の狛犬みたいなもの←たぶん、ルーツは同じ)に守られた参道を、息を切らしながら登リきると頂上には、ピラミッド型の寺院が姿を現します。 中央の祠堂に彫られたデヴァターはすばらしい。 また、山頂からの景色は絶景で、西にはシェムリアップの可愛らしい国際空港や、いにしえの王朝が造った広大な潅漑用の人造湖・西バライが見渡せます。 そして東南の樹海の向こうには、アンコールワットを望むことができるんです。 【アジアに関する、はるるさんの過去に書いた日記】 ↓ ↓ ピサヌロークの川風吹くラーメン屋 映像】カンボジアの田舎町を散歩 はるるさんのともだちです★2004年南タイの島で撮影。 映像】路上の看板娘~タイ・チェンマイ篇★ 2005年01月 タイ国王在位60年 映像】星の宴☆ラオスの美女と床屋さん 雨季のラオスで☆ベトナムのフェリーで. 森に溶けるアンコール周辺遺跡★カンボジアの時の流れ ★2003年 タイ南部のアンダマン海に面したバンガローで撮影。 タイ国のことわざ★巨象・コブラ・古い召使・愛妻?! ベトナムのゆめのような風景★天女たちが地上に舞い降りる。 映像】カンボジアの田舎町を散歩 ★2003年 シェムリアップで撮影。(カンボジア) 映像】バンコクでホッと一息。~カンボジアからの帰還。 ベトナムうわさばなし:森羅万象あれこれ もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カンボジア] カテゴリの最新記事
良い物ですね。
朝日、夕日の鑑賞は有名ですが、ぼくは訪れはしましたが両方とも体験していません。次回は体験したいものです。 シェムリアップの難点は料理か・・・・あまり・・・おいしくない。それがここ数年で改善されたか気になります。まもあん (2007年05月21日 19時33分57秒)
>ああ美しい。
>つい最近アンコールワットを題名にした詩を書いたばかりです! >実際に見てみたい! ----- 最終的には、感受性の問題なのかも知れませんが・・。 現地に足を踏み入れると、「この世に、こんなにスゴイものがあるのか!」と、打ちのめされる思いになります・・。 確かに、想像力をはるかに超越する存在ってのは、現実にあるんですよね。 (2007年05月21日 21時24分13秒)
まもあんさん
> 朝日、夕日の鑑賞は有名ですが、ぼくは訪れはしましたが両方とも体験していません。次回は体験したいものです。 ーーーーー おお、それはもったいないですね。 せっかく今までに訪問しても、アンコール観光定番のサンライズ&サンセットを体験してないとは。。 > シェムリアップの難点は料理か・・・・あまり・・・おいしくない。それがここ数年で改善されたか気になります。 ----- 値段の高いお料理の種類と、お店の数は確実に増えてますが・・・いつも、安食堂や屋台店しか行かないはるるさんには、あまり聞かないでね!苦笑 (2007年05月21日 21時31分51秒)
トラックバックありがとう!
プノンバケンは下りに象さん乗りましたよー♪ GWに行った旅行記をちびちび書いてます。 よかったら又遊びに来てください☆ (2007年05月21日 23時54分13秒)
アンコールワット…行ったのは,もう何年も前になってしまいました。
夕陽だけでなく,日の出もいいですね。また,行ってみたいです。 (2007年05月22日 00時31分13秒)
この写真からも感じる壮大な景色を見て、何を感じるんでしょねー行って見たいなー
映画「地雷を踏んだらさようなら」でカンボジアの景色に始めて、ふれましたが・・・ (2007年05月22日 09時18分50秒)
>プノンバケンは下りに象さん乗りましたよー♪
----- 10ドルで楽ちんができて、さらに象さん体験ですね!笑 もっと田舎に行くと、今度はこの値段で2時間の象さんトレッキングまでも可能です。。。 (2007年05月22日 12時56分27秒)
> アンコールワット…行ったのは,もう何年も前になってしまいました。
----- おいらは、ビルマのパガン遺跡に行ってみたい。。。 欲望は、果てしないですね。汗 (2007年05月22日 12時58分36秒)
青空229さん
>この写真からも感じる壮大な景色を見て、何を感じるんでしょねー行って見たいなー >映画「地雷を踏んだらさようなら」でカンボジアの景色に始めて、ふれましたが・・・ ----- 近付いてよく見ると・・・ 銃弾の痕が残ってる遺跡も、多いです。 (2007年05月22日 13時00分36秒)
>また行かれたのですか?
>写真が大きいので迫力ですね。 >プノンバケンの夕暮れの空気を思い出しました。 ----- また行ったわけじゃありません。汗 2002年と2003年、そして2005年の写真が混じってるので、よく見るとそれぞれ空の状態が違っています。 ああ、またのんびりとシェムリに滞在したいなぁ~! (2007年05月22日 22時58分34秒)
こんにちは♪
私も去年「プノン・バケン」遺跡に登りましたd('-^o)☆ 結構しんどかったことを思い出しました(=xェx=) 登ったら、お坊さんやいろんな国の人達が山ほどいてその多さに驚き! 帰りは象が降りる道を歩いて降りましたが、象の匂いが強烈で・・・ (2007年05月23日 14時11分19秒)
りゅう凸凹さん
>私も去年「プノン・バケン」遺跡に登りましたd('-^o)☆ >登ったら、お坊さんやいろんな国の人達が山ほどいてその多さに驚き! ----- なんせ、アンコール周辺遺跡はカンボジア随一の観光地ですからね・・・世界中からやって来ます。 日本だけでなく、ここんとこ中国や韓国のひともいっぱい居ますね、いつも。 (2007年05月23日 17時52分19秒)
アンコール遺跡いいですね。
このところずっと、行ってみたいと思って、ガイドブックまで買い込んで、旅行計画練ってます。 はるるさんの写真を見ていたら、ますます行きたい気持ちがつのってきました。 でも、カンボジアってこれから雨季に入るから、9月下旬頃まで待ったほうがいいですよね? 雨季に舗装されてない道歩くのは、きつそうですしね・・・・ (2007年05月25日 15時40分16秒)
sweetrendez-vousさん
>でも、カンボジアってこれから雨季に入るから、9月下旬頃まで待ったほうがいいですよね? >雨季に舗装されてない道歩くのは、きつそうですしね・・・・ ----- みずみずしい雨季も、いいもんですよ。 ふつーに観光するぶんには、舗装されてるからぬかるみはあまり関係ありません。 9月下旬は、まだまだ雨季なので、乾季は10月末から11月かなあ。 (2007年05月31日 21時48分29秒) |
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