ラオス滞在を終わって、タイ国境の町へ。
最初は、メコン川にかかる国境の橋を歩いて渡ろうと思ったんだけど、ラオス側の出入国管理の建物を出たところから50円ほどで対岸のタイ側のイミグレーションまで、シャトル・バスが出ていて地元の人たちもみんなそれを使ってたので、安易な手段にすぐ流れてしまうおいらも、たちまち便乗。
メコン川にかかる橋を渡って、ラオスの首都ビエンチャンから対岸にあるタイ東北地方の国境の町ノンカイへ。
★けっこう真新しくなったノンカイ駅前から ワットケークへ・・・
さすがに、中流域のここまで来ると、山岳部にあるルアンプラバンやチェンコーン辺りよりも川幅が広いような気がします。
ノンカイで1泊してみようかと思ったけど・・・まだ午後4時前。
★乗ってみたら気がついたんだけど、けっこうよれよれのおっちゃんが運転する、ポンコツでスピードが出ない三輪タクシーでした。
夕方の6時20分発の夜行寝台特急列車のチケットがとれたので、レールの音を聞きながら車窓の星空を眺めつつ、バンコクまで直行しちゃうことにしました。
2時間半ほど、ゆとりの時間があるので、この鉄道駅から7キロばかり離れた郊外まで三輪タクシーを使って往復することにしました。
★ワットケークは、ここを左折の標識。
混雑する日曜日に市街地のにぎわいの中を横断するため、ちょっと移動の所要時間は流動的ですが・・・
なんとか、現地での見学時間を1時間は確保できそうです。
★未完成?!のゴーレムが立ちはだかる、ノンカイ郊外のワットケークの入り口前広場。
国境の町ノンカイですが・・・ここには、10年ほど前からずうっと気になっていた存在、奇妙奇天烈な仏教関連の彫刻がわんさかひしめいてるという寺院、はるるさん期待のワット・ケークがあるんです。
一応、仏教寺院みたいなものなんだけど、新興宗教みたいな教祖さまが製作したものらしい。
そーいえば、ベトナムのメコンデルタ地帯にも、前衛芸術のオブジェの群れのようなわけのわからん新興宗教のコロニーがありました。
★ワットケークの巨大な番人。
そっちの方は、フランシス・コッポラ監督の、ベトナム戦争を舞台にした名作映画「地獄の黙示録」のモデルにもなったと言われてるそうですが。
あのとき体験したものよりも、色んな宗教の歴史的ルーツも感じさせて、こちらのワットケークのほうが、何倍もおどろおどろしさが迫って来たような気がします。
白昼夢のような、サルバドール・ダリの巨大な悪夢のイメージがそのまま、現実に目の前に「どうだ!」と、突きつけられたショックが、寺院内に足を踏み入れたとたんおいらの背骨をぞくぞくと駆け抜けました。
★切符売り場を出て、ゲートをくぐると・・・こんなワットケーク正面広場の光景が。
おお、こんなものたちに出会えるなんてっ!生きてて良かったぁー!!
写真を撮りまくったので、今日はちょっとだけ公開します。
★ワットケークに、いくつもいくつもある巨神像のひとつ。
だだ、美術史的にはきっとゲテモノ扱いされちゃって、なかなか評価はされないのかなあ。。。。
ちなもに、このわくわくするようなワンダーランドの拝観料は20バーツ、日本円で50円くらいでした。
5・6年くらい前に訪問したひとの話だと、その頃はたったの10バーツだったそうです。
1時間歩き回ったけど、教団本部の建物の内部など、まだまだその全部は見られなかったはるるさんとしては、とっても安かった!
カンチャナブリ観光の目玉になってるという、あのいんちきタイガー寺院の500バーツなんぞと比べると、タダみたいなもん♪ だよな~!
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