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《あるスキャンダルの覚え書き》英国映画、DVDを観た。
2人の女性のお話、2人のアカデミーウィナーが演技の火花を散らす。 定年間近の歴史の教師バーバラ(ジュディ・デンチ)はプライド高く、 友人はいない。猫とアパートで一人暮らし。彼女は秘密にしているが同性愛者。 もう一人は美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)ブルジョワ出身。 30代半ばで美しく、スレていない。夫も2人の子供もいて一見幸福そうに見える。 彼女は長い間ダウン症の息子の世話に追われていたが、 社会復帰を果たし新任教師としてバーバラの前に姿を現す。 そんな無防備で世間知らずの彼女は15歳の教え子と肉体関係になってしまう。 やがてバーバラはその『事実』を知ることに、 「それを秘密にしてあげる」と相談に乗るふりをして彼女を支配しようとする。 いつも無防備なシーバは最初それを『友情』と勘違いしてしまい・・・・・・ バーバラはいつも彼女を目で追う、恋をしている。 心のうちを日記に綴り、それがストーリーと一緒に進んで行く。 テーマは孤独、心の闇。 同性愛者ゆえに『恋人』が見つけづらい、老いて外見は衰えていく。 孤独なバーバラのとる、ストーカー的な行動はとても悲しくも恐ろしい。 もし彼女、同性愛者に生まれなかったら幸せだった?分からない・・・・・ 映画って、実は巧い役者やスタッフみんなで作る大きな『嘘』、 この映画はたいへん上質で真実のよう、これからも彼女たちの作品から目が離せません。 「名古屋でオーダースーツを提供する東洋商事株式会社のHPはこちら」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 26, 2008 12:37:32 AM
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