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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2014年10月06日
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多才ぶりが顕著な代表盤の一つ


 “音の魔術師”なんて呼ばれたりするトッド・ラングレン(Todd Rundgren)の代表作を挙げるとなると、1972年の『サムシング/エニシング?』と並んで有力候補になりそうなのが、1976年の本盤『誓いの明日(Faithful)』ではないだろうか。無論、個人的には、初期のほかの盤を含め他にもお気に入りはある(例えばこれもそうだったりする)のだけれど、よく知られた代表盤ということになると、本盤は外せないように思う。

 この作品のいちばんの特徴は、LP時代のA面とB面(アルバム前半と後半)でがらりと趣向を変えた作りになっている点である。1.~6.は有名アーティストたちのカバーで、1.から順に、ヤードバーズ、ビーチ・ボーイズ、ビートルズ、ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリクス、ビートルズのカバー曲が収録されている。これらの特徴は、“実によくできたカバー”であること。特に個人的な好みでは、ビーチ・ボーイズ曲の2.「グッド・ヴァイブレーション」のはかない美しさ、3.「レイン」と6.「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」のビートルズそのままのアレンジでの演奏は、完璧なまでのコピーっぷり。オリジナルと並べて交互に聴いても楽しめること間違いなしで、演奏能力の高さと同時にトッドのマニアックぶりがよくわかると言えるほどの凝り具合でもある。

 こうした演奏を支えているのは、当時のユートピア(1973年にトッド・ラングレンズ・ユートピアとして始動し、80年代にかけて続いたバンド)のメンバー。本作はトッドのソロ名義でリリースされたが、ユートピアのメンバーであるロジャー・パウエル(トランペット、キーボード)、ジョン・シーグラー(ベース、チェロ)、ジョン・“ウィリー”・ウィルコックス(ドラム)が参加している。

 さて、アルバム後半に話を戻そう。7.~12.の後半6曲は、一変してオリジナル曲(新規発表曲)で固められている。しかも、その質が極めて高く、全編この調子だったら明らかにポップ史上に残る名盤と呼ばれていたなんて評する者もいたりする。なかでも個人的にお気に入りなのは、8.「一般人の恋愛(Love of the Common Man)」、10.「きまり文句(Cliché)」、11.「愛することの動詞(The Verb "To Love")」。8.の、淡々としながら美しいメロディに工夫の凝らされた演奏の組み合わせというトッドの作風には惚れ惚れさせられる。10.と11.も、メロディメイカーとしてのトッドの本領が発揮された美バラードで、特に10.はライヴなどでも定番でファンに支持されている。



[収録曲]

1. Happenings Ten Years Time Ago (幻の10年)
2. Good Vibrations
3. Rain
4. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) (我が道を行く)
5. If Six Was Nine
6. Strawberry Fields Forever
7. Black and White
8. Love of the Common Man (一般人の恋愛)
9. When I Pray (祈りの時)
10. Cliché (きまり文句)
11. The Verb "To Love" (愛することの動詞)
12. Boogies (Hamburger Hell)

1976年リリース。





 
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Last updated  2014年10月06日 08時11分09秒
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