音楽日記　～ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言～

“姉御”スペシャル（その２：プリテンダーズ）


　続いては、ロックの姉御と言えばこの人を外すわけにはいきません。プリテンダーズのクリッシー・ハインド（Chrissie Hynde）です。

　1951年生まれの彼女は音楽雑誌の仕事をしていましたが、やがて自らのバンドでデビューするに至ります。そのバンド名は、サム・クックの「ザ・グレイト・プリテンダー」（元はプラタ―ズによるR&B曲）にヒントを得た“ザ・プリテンダーズ（The Pretenders）”。それ以前からバンド活動をしていたとはいえ、20歳代後半になってからの遅咲きのデビューでした。

　プリテンダーズの原点はというと、やはりこの曲と言えるような気がします。セルフタイトルのデビュー盤（邦題は『愛しのキッズ』）収録の「ストップ・ユア・ソビング（Stop Your Sobbing）」です。


　


　原曲は、言わずと知れたザ・キンクスのナンバーですが、クリッシーはキンクスのレイ・デイヴィスと付き合っていて、彼との間に娘も授かっています。

　さて、少々マニア向きかもとは思いますが、今回は、この曲のデモ音源なるものをお聴きください。


　


　とっくに還暦を超えた（今年で65歳）クリッシー・ハインドですが、一昨年（2014年）の初ソロ名義作『ストックホルム』の出来ばえも見事なものでした。まだまだ活躍してくれるのを楽しみにしています。


［収録アルバム］

The Pretenders ／ Pretenders(愛しのキッズ)（1979年）





　
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