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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2017年12月01日
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テーマ:洋楽(3294)
MTVアンプラグドとツェッペリン再結成?


 日本では“ジミー・ペイジ&ロバート・プラント”のアルバムと表記されているけれども、“ジミー・ペイジ&ロバート・プラント・アンレデッド”というのが本盤の正しい名義のようだ。もちろん、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)とロバート・プラント(Robert Plant)というのは、あのレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の元メンバーである。

 そもそも本盤に掲げられていて、MTVの特別番組のタイトルにもなっていた“アンレデッド(Unledded)”とは何なのか。レッド・ツェッペリンの“レッド(Led)”は“鉛(Lead)”の綴りを変えたもの(読み間違えられないように変えたと言われる)。そして、この盤の“アンレデッド”も同じように“Unleadded”が通常の綴りで、綴り字を変えてはあるものの、“鉛を取り除いた”を意味する。つまりは、“非ツェッペリン化した”ペイジ&プラントという意味合いでわざわざこう記されているということなのだろう。

 そのようなわけで、結局のところ、彼らはツェッペリンに戻る気はなかったということになる。要するに、本盤の演奏も“ツェッペリンの復活”ではなく、あくまで“ツェッペリンの新解釈(カバー)”という形で過去の楽曲に向かい合っていたと思われる。とまあ、本人たちの意図はそうであったにせよ、あまりに大きな過去の遺産に引きずられるのはやむを得ないといったところか。本人たちが演奏している以上、聴き手の側はツェッペリンを思い出さないわけにはいかない。演奏自体は優れているが、今になって冷静に見れば、作り手にとっても聴き手にとっても、何とも微妙なスタンスのアルバムになってしまったという感じだろう。

 とはいえ、この二人の合流は、次の段階のアルバム制作(1998年の『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』)へとつながった。その点では悩ましい位置づけの本盤も、一歩引いて前後の経緯を見据えれば、必要なステップだったと評価できるのかもしれない。


[収録曲]

1. Nobody's Fault but Mine
2. Thank You
3. No Quarter
4. Friends
5. Yallah
6. City Don't Cry
7. Since I've Been Loving You
8. The Battle of Evermore
9. Wonderful One
10. Wah Wah
11. That's the Way
12. Gallows Pole
13. Four Sticks
14. Kashmir

1994年リリース。




 ​
ノー・クォーター/ジミー・ペイジ&ロバート・プラント[SHM-CD]【返品種別A】




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Last updated  2017年12月01日 09時07分53秒
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