テーマ:アメリカン・ロック(103)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
1978年発表のサード作
ジョン・ライオン(John Lyon)ことサウスサイド・ジョニー(Southside Johnny)率いるバンド、サウスサイド・ジョニー&アズベリー・ジュークス(Southside Johnny & the Asbury Jukes)。彼らが1978年に発表した3枚目となるスタジオ作品が、この『ハーツ・オブ・ストーン(Hearts of Stone)』というアルバムである。 ニュージャージー出身のサウスサイド・ジョニーは、ブルース・スプリングスティーンやリトル・スティーヴン(スティーヴ・ヴァン・ザント)らと交流し、地元ニュージャージーからメジャーへと躍り出たアーティストだった。実際、本作でも彼らとの絡みが顕著である。演奏面では、リトル・スティーヴン(ギター、ヴォーカル、さらにプロデュースも担当)、そして同じくスプリングスティーンのバンドのマックス・ウェインバーグ(ドラムス)が参加している。楽曲面では、2曲(4.と6.)がスプリングスティーン作、1曲(8.)がサウスサイド・ジョニー、スティーヴ・ヴァン・ザント、ブルース・スプリングスティーンの共作となっている。 注目曲というと、どうしてもスプリンスティーン作曲のものに衆目が集まってしまうが、6.「トーク・トゥ・ミー」はアルバム発表の翌年にシングルとしてもリリースされたナンバー。アルバム表題曲の4.「ハーツ・オブ・ストーン」も同じくスプリングスティーンの作で、サウスサイド・ジョニーのヴォーカルが本領発揮されている。 さらに、これら以外の注目曲もいくつか挙げておきたい。2.「ベイビーズ・ゴーン(ディス・タイム・ベイビーズ・ゴーン・フォー・グッド)」は、ホーン・セクションを生かしたこのバンドらしい曲調と演奏。実際、“マイアミ・ホーンズ”と名付けられたホーン・セクションは、このバンドの演奏の大きな特色で、他の曲でもホーンが大きくフィーチャーされているものが多い。このバンドらしい曲と演奏と言う意味では、5.「テイク・イット・インサイド」も外せない1曲で、ロック音楽の中でのホーンとギターの組み合わせがカッコよく決まることのお手本とも言えそう。他には、3.「道化役の恋(アイ・プレイド・ザ・フール)」はテンポよい好曲でシングル・カットもされた。最後に、共作曲の8.「騙されるのも悪くない(トラップト・アゲイン)」は、サウスサイド・ジョニーの曲の中で筆者的にはかなり上位の好みのナンバーだったりする。 [収録曲] 1. Got To Be a Better Way Home 2. This Time Baby's Gone for Good 3. I Played the Fool 4. Hearts of Stone 5. Take It Inside 6. Talk To Me 7. Next To You 8. Trapped Again 9. Light Don't Shine 1978年リリース。 Southside Johnny & Asbury Jukes - Hearts of Stone CD アルバム 【輸入盤】 【中古】(CD)I Don't Want To Go Home/This Time It's For Real/Hearts Of Stone/Southside Johnny & Asbury Jukes 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年02月22日 04時58分24秒
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