テーマ:日本のロック・ポップス(192)
カテゴリ:邦ロック・ポップス
アイドルからの脱皮(その1)
ずっと前(かなり昔の話です)、森川美穂の『ヌード・ヴォイス』というアルバムを取り上げて、“アイドルからヴォーカリストへ”という路線変更の例としての話を書きました。厳密にいうと、この傾向はその少し前からあって、最初の転機となったのは、この「おんなになあれ」というシングルだったのではないかと思ったりするわけです。 作曲はASKA(飛鳥涼)。余談ながら、ワイドショーなどを賑わせた事件の後、本人の楽曲は発売停止になりましたが、こういう“提供曲”はどうなったのだろうなんて素朴な疑問を抱いたりしています。それはともかく、デビュー当時の森川美穂は、菊池桃子(同じVapのアイドル歌手)の後釜的な位置づけが嫌で、当時の渡辺美里や小比類巻かほる、あるいは中村あゆみのような方向性を希望していたそうです。 曲を作ったASKAによれば、“制服を脱いで1人のおんなとして恋をしたら美穂はどんな恋をするんだろう…と思ってこの歌を作った”そうだけれど、音楽的な方向性という意味では、この後“学園祭クイーン”になっていった経緯を考えると、ちょうどそのきっかけになったのはこの曲だったのかもしれないと持ったりするわけです。 後年には、「おんなになあれ(アカペラ・ヴァージョン)」なるものも作られています。1996年に発売されたベストアルバムの初回盤ボーナストラックとして収録されたものです。折角ですので、こちらの方もお聴きください。 [収録アルバム] 森川美穂 『おんなになあれ』(1987年) 森川美穂 『HER-Best 1985-1989』(1996年) 森川美穂 VERY BEST SONGS 35 [ 森川美穂 ] 【中古】 HER−Best/森川美穂 【中古】afb 【中古】 おんなになあれ / 森川美穂 / 森川美穂 モリカワミホ / (unknown) [CD]【ネコポス発送】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年03月20日 21時44分46秒
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