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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2024年02月10日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:ジャズ
熱く燃焼するインプロヴィゼーション演奏盤


 ジョージ・アダムス(George Adams)は、1940年、ジョージア州生まれのテナーサックス、フルート、バス・クラリネット奏者。ドン・プーレン(Don Pullen, ドン・ピューレンとも表記される)は、1941年、ヴァージニア州出身のピアノ奏者。2人とも早くに亡くなっていて、前者は1992年に52歳で、後者は1995年に53歳で病死している。

 この連名カルテットは、主にヨーロッパで受け入れられる形で活動を展開していった。そうした意味では、ヨーロッパ・フリー・ジャズの影響も、彼らの作風には届いていたと言えるのかもしれない。とはいえ、その演奏は、フリー・ジャズ的演奏という一言で済ますのでは、もったいないほどいろんなものが入っているように思う。ビバップにモダン、さらにはブルース、いろいろな素地があって、この演奏が成り立っている。加えて、本盤で印象的なのは、どこまでもひたすらに熱く、最後まで燃焼しきろうといわんばかりの演奏姿勢。ジョージ・アダムスのテナーもそうだし、ドン・プーレンのピアノも、手抜きなしの潔さがとにかく気持ちいい。

 むろんすべてが勢いばかりの演奏というわけではない。2.「サンバ・フォー・ナウ」は、アダムスが楽器をフルートに持ち替えて落ち着いた美曲(プーレンのペンによる)を展開する。4.「ノーバディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン」では、アダムスのテナー演奏ののびのびとした部分も聴くことができる。とはいえ、あくまで本盤の本領は、冒頭の1.「ミンガス・メタモルフォシス」や、表題曲の5.「シティ・ゲイツ」にあると筆者は感じる。とりわけ、アダムスのどんどん盛り上がっていくテナー演奏に、聴いている側は吸い込まれていきそうになる。


[収録曲]

1. Mingus Metamorphosis
2. Samba for Now
3. Thank You Very Much Mr. Monk
4. Nobody Knows the Trouble I've Seen
5. City Gates


[パーソネル、録音]

George Adams (ts, fl), Don Pullen (p), Dannie Richmond (ds), Cameron Brown (b)

1983年3月27・28日録音。




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【中古】シティ・ゲイツ / ジョージ・アダムス=ドン・ピューレン・カルテット

 


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Last updated  2024年02月10日 18時45分11秒
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