続・ＢＭＷとランフラットタイヤ

2011.05.16

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カテゴリ：車

ＢＭＷ　＝　ランフラットタイヤ
と言っちゃって良いでしょうね。
ほぼ、全車ランフラットタイヤ仕様ですから。

そのサイドウォールの硬さ故か？硬さだけが悪さにように言われるランフラットタイヤですが、走行に悪影響を与える要因は他にもあります。
実は、ランフラットタイヤは、普通のラジアルタイヤと比べて１０％ほどもタイヤが重くなります。
これが、バネ下の荷重の差になり、回転するときのイナーシャの差になるわけですから、サスペンションに与える影響は小さくありません。
ランフラットタイヤは、軽量ホイールとの組み合わせが必須と考えて良いと思います。

相棒と八重桜

ところで、日本の一般的なドライバーがパンクに遭遇する頻度は・・・
約８年に１度だそうです。
思い返すと、筆者も、そのぐらいの頻度でパンクに遭遇しています。
とは言っても、空気が抜けてしまうまで気が付かなかったことは、幸運にもただの一度もありませんが。（今日も前置きが長くなりました。）（笑）

さて、ランフラットタイヤは、パンクすると修理できないと言われますが。
パンクの場所や状態にもよりますが、一般的なラジアルタイヤが修理できるような状態ならば、ランフラットタイヤでもパンク修理が十分可能です。

それでは、なぜランフラットタイヤが修理できないと言われるのか？考えてみましょう。

おそらく一番の理由は、ＢＭＷがランフラットタイヤの修理を保障していないからです。
でも、これは、良く考えてみると当たり前なんです。
ＢＭＷは、車メーカーであって、タイヤメーカーでも、タイヤの修理屋さんでもありません。
パンク修理を保障したり、推奨したりするはずがありません。
だから、ＢＭＷは、普通のタイヤのパンク修理も保障しないと思います。（笑）

それでもランフラットならば、何か他にも理由がありはず・・・
あるとすると、完全に修理できずに微小な漏れになる場合です。
ランフラットタイヤだと、微小な漏れに気が付きにくいと思われます。
ゼロプレッシャーでも、走れるわけですから。

その他の修理できない理由・・・
ゼロプレッシャーで、どのぐらい走ったか？定かではないから。
ランフラットタイヤと言えども、ハイスピードで、何処まででも走れる分けではありません。
もし、それが可能ならば、そもそも空気を入れる必要がありません。（笑）
修理にいたるまでに、ゼロプレッシャーでの走行で、どれだけタイヤがダメージを受けたか分かりにくいからだと想像できます。

まだ、あるかも・・・
ランフラットタイヤの扱いに慣れていないので、そもそもホイールからタイヤが外せない。
ＥＨ２リムを知らない。
業者の知識とスキルの問題。
（ランフラットタイヤと言うのは、通常ＥＨ２リムのホイールに装着して使用します。
逆に普通のタイヤを、ＥＨ２リムにはめて、使用することもできます。
ブリジストンなどは、通常のＨ２リムのホイールにラフラットタイヤを装着しても問題ないと言っているようです。
ＢＭＷの場合は、ランフラットタイヤにはＥＨ２リムのホイールが使用されます。）
（t3109さんからの指摘で、少々説明を修正しました。）

以上が、ランフラットタイヤが、修理できないと言われる理由ではないかと思われます。

よって、パンクしても出来る限り、タイヤにダメージを与えないように、走行距離短めでタイヤを修理するのが良いでしょう。
修理は、ランフラットの扱いに慣れた業者を選びます。
修理後の空気圧チェックをしっかりやって、コンディションのモニターに努めます。
パンクの完全なる修理を業者に求めない方が良いでしょう。

賢く条件を整えれば、ランフラットでも十分修理して使用可能だと思われます。
もちろん、ホシカツも保障はできませんが。（笑）

我が家の車は、ランフラットでないからと思っているあなた。
スペアタイヤの空気圧を、何時測りました？
テンパータイヤの空気圧は、通常４２０ｋＰａもあるので正常でも、すぐ低下します。
いざ使用するときに、エアーが足りなくて、せっかく交換しても使い物にならないことは、よくあることですよ。