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ぼたんの花

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2008/12/16
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カテゴリ:9.11陰謀説
『9・11事件は謀略か』をそれほどまでに特別な本にしているのは、それが最も微妙で論争を巻き起こす領域・・九月十一日の悲劇にかかわる政府高官たちの行動の広範な見取り図・・アカデミックな公平さの最良の精神で、最強の学究的美徳・・どこであれ証拠と理性が導くところまで追求をすすめる意志・・を示しながら探求されているということである。そしてそれがここでは強烈な最終到達地・・特に海外での戦争と国内での自由抑圧といった国家安全保障の領域で国の行動と運命に最大の力を握る政府部門の指導者たちの誠実さと世界観について厳しい疑いが投げかけられる・・へと導かれるのである。グリフィンは、九月十一日がいかにして、なぜ起こったか、そしてそのような国家防衛体制の前例のない崩壊が最も緊急の国家的優先事項として直ちに十分に調査されなかったのはなぜか。そして、そのストーリー全体について、包括的で、制約のない、十分な資金の提供された、ふさわしい卓越性をもった必要性を圧倒的に支持する議論をあざやかに提示している。九月十一日についての公式説明には、非常に多くの矛盾点があって、もっともらしい首尾一貫したいかなる説明もされないままである。そして、現在までわれわれは、あたかもこれらの忘れられないほど衝撃的な出来事についての真実がなんであるかはもはや問題でないかのように、前方へよろめき歩いてきたのである。


グリフィンは、ブッシュ政権のグローバルな安全保障政策の多くの側面について、洞察と確かな把握によって、たとえ遅きに失するとしても、9・11事件に関する誤解を正すことが本当に重要だということを明らかにしている。次々に出てくる説明されない事実、独立調査を妨害するための権力者による様々な圧力、9・11事件で委任された権限を根拠にブッシュ政権の内部関係者が今、行っていることが9・11以前からすでに計画されていたという証拠・・これらについてのグリフィンの評価を受け入れるためには通常の開かれた心さえ必要としない。前述したように三○パーセントの感受性で十分なのである。






これは、デヴィッド・グリフィンさんの著書『9・11事件は謀略か』の本にリチャード・フォークさんが序文として書いたもの。リチャード・フォーク氏は、1930年生まれのプリンストン大学教授で専門は、国際法、国際政治学、平和学。

デヴィッド・レイ・グリフィンさんは1939年生まれ。現在は、クレアモント神学院名誉教授。リチャード・フォークさんの序文に書かれているように、これは30パーセントの感受性だけで十分理解できると私も思う。それがどうして理解できないのか、不思議でならない。しかし、リチャード・フォークさんは、序文の中でこう書かれている。


しかし九月十一日以来、主流メディアは、国家の政策に対するいかなる疑問の表明も背信行為とみなすという愛国的熱狂の雰囲気を、政府と密接につくりあげてきたのである。ビル・メーハーのように、たとえ何気なくであっても公式見解に疑問を呈したメディアの人間は、解雇通知を与えられ、脇に追いやられ、黙らされたのであり、異論を述べようとする者に対して、身も凍るような脅迫のメッセージを送られるのである。(中略)愛国の呪文が消え始めると、われわれを真実から遠ざけるもう一つの力学が働いていることがわかる。それは精神科医が『否認』と呼ぶものである。(中略)この不愉快さは、もし九月十一日の恐ろしい出来事が最初から、あるいはその前から、嘘の巧妙な展開によって意識的に曖昧とされてきた可能性が問題となるならば、何倍にも増幅されるであろう。否認しようとする衝動の一部は、われわれの生活を支配する政府の権力構造に埋め込まれた身の毛もよだつ現実に直面することを避けたいという切望的な願望である。



殆ど買って持っている911関連の本、しかし、この本だけは買っていなかった。今回のグリフィンさんの来日前に、図書館で借りて読んではいたけれど、実際にグリフィン博士にお会いしてお話しを聴くと、この序文に全てが映し出されてくる。アメリカが今、どうであるのか、そして、米国民はどうであるのか、米国議員たちはどうであるのか、マスコミは?と。そして、この状態は、今、現在の日本の姿でもあるように思えてくる。

アメリカのように極端な格差社会になってきている日本。企業のあり方も、まるでアメリカのようになっている日本。苦しかったあの大戦後、進駐軍が来てほっとした、というのが本音の愛国心溢れていたはずの多くの日本人が、アメリカ兵を歓迎した。それは映画『靖国』に象徴されているように思う。『靖国』という映画を私は評価しないけれど、あの八月十五日に集まる日本人の多くの人が、アメリカ人が来れば、ニコニコして近づき話しかけ、一般のアメリカ人にサインまで貰う。この場面が不思議でならない。靖国に集う人があの戦争をアジアを開放に導いた戦争であり、侵略戦争ではない、という主張であるのなら、米国民を歓迎せず、逆にアジア人を歓迎するはずだろう。歓迎しないまでも、わけのわからぬアメリカ人にサインを貰う姿、親切に英語で話しかける人たち。



年内に借りていた本を返そうと、4冊の本を昨日まで読んでいた。別に貸して欲しいと私は、言っていないし、自分で買った本もまだ読んでないのに、『読んでみて』と。右翼の一水会顧問、鈴木邦男さん関連の本ばかり。返すのに感想を聞かれると困るので、しぶしぶ読んだ。鈴木邦男さんのお話は、二回ほど聴きに行ったことがあるし嫌いではなく、むしろ好きなほう。右翼や左翼のことを客観的に観察していて、ユーモアがあって肩のこらない文章。その中で鈴木さんは、右翼の特徴を『文学とユーモアが理解できない輩』と書いてあったが、とても的を得ていると思わずわらってしまった。

ところで鈴木邦男さんは、この911事件をどう思っているのだろう?鈴木さんが日教組の委員長と対談した雑誌も読んだが、この対談を読んで真の左翼と真の右翼は、根源が同じはず、と思っていた私の考えは、間違いなかったようだ。


私は、最近、ウヨク、サヨク、というわけ方は出来ないように感じている。例えば、靖国問題でも、遊就館の主張を頑として変えなかったのに米国からの注文、それも売国的右翼の方が言えば、簡単にその主張を変えてしまい、それについて、靖国擁護派は、殆ど無視していた。靖国は今まで、一切の批判を無視してきたのに、米国の要望とあらば、あっという間に訂正したこと、そのことに鈴木邦男さんも触れているが、これには呆れてものが言えない。



それと同じく、イラク派兵反対、インド洋での給油反対、米軍再編に伴う基地問題、憲法改悪反対、日本の核開発反対!と運動している人たちは、どうか?というと、水面下で着々米国が準備していたとはいえ、これらが急激に進展したのは、全て、この911、テロとの戦いであったはず。そしてこの911は、リチャード・フォーク教授が序文で書かれているように、30パーセントの感受性があれば、この米国政府の自作自演であった、ということがすぐわかる。また、わからなければ、911関連の当時、ニュースとして流れた映像、DVDでも見たらよいだけのこと。普通に考えて、旅客機四機とも、まったくスクランブルもかけられず、米国内の空を飛べるはずもないことに疑問も持たない。この平和ボケしているといわれる日本でさえ、ありえない話しなのに、その部分を究明しない。




911が米国政府の自作自演である、ということは、これら全てのことを撤回できることであるほど重要なことなのに、直視することを避ける人たち。他のことなら、WHOの報告だろうが、IAEAだろうが、官庁の言う公式見解であろうが、もろともせずに持論を繰り広げ、参議院議員会館や東京電力にまで文句を言いに行く人々が、この件に関しての本もDVDも一切見ない。不思議です。





青字は
『9・11事件は謀略か』デヴィッド・レイ・グリフィン著  緑風出版 2800円+税
から引用しました。

知り合いの奥さんが、ミニチュアダックスのわんちゃんを散歩に連れていた。しばらくぶりでお会いしたので、オープンカフェでお茶を飲み、お話しをしていると、近くを通るお散歩わんちゃんにそのたびに勇ましく吠える。ちょっと大きいわんちゃんが来たので、私が、『大丈夫?』と聞くと、彼女は『大丈夫よ。自分より大きいわんちゃんが来ると、咄嗟に“見なかったこと”にしてしまうのよ。』小さいわんちゃんには、ほえるけれど、強そうなわんちゃんは、本能的に自分の視界から抹殺してしまうらしい。

この現象が、リチャード・フォーク教授の言われる『否認』なのでしょうかね。サヨクもウヨクも普段、勇ましいことを言っているわりには情けないですね。無駄吠えしているだけでしょうかね。なんか・・・むなしい




星影の小径 アン・サリー
20081130-1





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Last updated  2008/12/16 10:51:33 PM
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Re:9・11真相究明国際会議に参加して パート3(12/16)   頑固屋 さん
1 静かに 静かに
  手をとり 手をとり
  あなたの 囁きは
  アカシヤの 香りよ
  アイ・ラブ・ユー
  アイ・ラブ・ユー
  いつまでも いつまでも
  夢うつつ さまよいましょう
  星影の 小径よ



2 静かに 静かに
  じっとして じっとして
  わたしは 散ってゆく
  アカシヤの 花なの
  アイ・ラブ・ユー
  アイ・ラブ・ユー
  いつまでも いつまでも
  抱かれて たたずみましょう
  星影の 小径よ


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昔の曲は味があっていいものです。 (2008/12/24 06:55:59 PM)

Re[1]:9・11真相究明国際会議に参加して パート3(12/16)   ぼたんの花 さん
頑固屋さん

お返事遅くなりごめんなさい。

私の世代の懐メロといえば、
フォークソングやニューミュージックなんですが
なぜか、それよりずっと前のこの時代の曲が
私にとって懐かしく、癒されるのです。

月がとっても青いから、胸の振り子、東京の屋根の下、東京ラプソディ、
そんな曲の入ったCDを買いたいと思っています。

東京の屋根の下、胸の振り子、も
今度、アップしますね。

シンプルなことばの中に心も情景も感じ取れる詩
俳句や短歌などの文化があるからかもしれませんね。 (2008/12/30 02:29:44 PM)


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