「思考と直覚」人間の霊魂を思考/キルケゴール21(四百六十五)
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/キルケゴール21(四百六十五) キルケゴール自身を実体化している其のものの故郷ともいうべきは、「天上」であり「地上」ですが、彼の倫理的実存精神は混乱してしまい、「パウロの悲観」を再起させます。彼は今自分が思考していることの行動に不安を感じます。自己の思考の欲することは行わず、自己の憎悪している其のものに嫌悪します。此処に彼の基督教会倫理に染め付けられた生活環境が浮上します。自己の憎悪している其のものは、自分の精神に宿している精神の奥底に潜む魔性であり、善なることを行う意志はありつつも、自分の欲する善は起動しない。善なることを行う意志はあるのにと「原罪論」を受け入れています。其れ故に、将又、暗き思考癖が浮上します。cap-hiroのプロフィール哲学・思想 ブログランキングへ