「思考と直覚」人間の霊魂を思考/唯物論的哲学19(五百五十七)
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/唯物論的哲学19(五百五十七) マルクス&エンゲルスが主張する「主観的な弁証法」とは「客観的事物の弁証法」其のものだというのは歴史的条件である唯物史観から観想であり、唯物論其のものは、本来的に「客観的事物の弁証法」其のものだとして、とりわけ、エンゲルスがマルクス主義の弁証法の基本をヘーゲルの論理学体系の各部門の一部を拾い上げ、自己なりの思考で練り返した基本法則を掲げます。第一には、量的変化が質的変化を齎し、質的変化は量的変化に促進要素として働くことです。第二には、世界内環境(世界自然とはニュアンスが違います。)は相互に対立し、闘争するも、相互に影響しあい、立場の相互交換を引き起こす傾向を持つこと。第三点として掲げるのは、事物の発展は、最初期状態が否定され他の状態に变化するとともに、更なる、其の状態が否定され以前の状態が外形を蘇るさせることの法則を弁証法の基本法則としています。其の実、此れ等の三法則はヘーゲル哲学の焼き直しに過ぎずマルクス主義の新思考だとは言えないでしょうが相反する諸要素が繰り返されることには意義あることなのでしょう。cap-hiroのプロフィール哲学・思想 ブログランキングへ