世界にひとつだけの花
一体なんだったんだ? ボブ・サップvs曙の試合。せめて10分間はやって欲しかったなぁ…そんな訳で、今年の大晦日も、TVのチャンネルは結局紅白に。それにしても、今年の大トリがSMAP「世界にひとつだけの花」だったのには驚きました。6年前に安室奈美恵がトリだか大トリをやった時にも驚きましたが、NHKって結構、その辺の判断は柔軟なんですねぇ。それにしても、改めて気になったのが「世界にひとつだけの花」の「ナンバーワンにならなくていい 元々が特別なオンリーワン」云々って歌詞。世間的にはこの歌詞がウケていたようですが、個人的にはどうも引っかかるものがあってしょうがないんです。上手くは言えないけど、人間って、「より良いものを目指す」ことを本能的に持っていると思うんです。その副産物として「比べたがる」というマイナス性の強い一面がむき出しになってしまうことがありますが、それとて「○○よりも上」と自分に言い聞かせることによって精神的に楽になるという経験を多くの方がしているはず。だから私は、ヒネクレてるかもしれませんが、「ナンバーワンを目指す過程で結果的にオンリーワンになるんであって、少なくともナンバーワンを目指す努力がない限りは『花』なんて咲かないよ」と思ってます。この歌を聴いて、努力という過程をしないままに自分が「元々が特別なオンリーワン」なんだと思い込んでいる人がいるんだとしたら、ちょっと問題アリだと思いますね。