「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の押井守監督が作ったアニメーション映画で、去年のカンヌ映画祭で上映されました。

人間とロボットが共存する近未来都市。ある日少女型ロボットが所有者を惨殺事件が次々と発生。サイボーグ刑事バトゥーはパートナーと共に捜査に乗り出す・・・・・。

コンピューター・グラフィックによるアニメーションはとてもきれいです。DVDではなく映画館で見ても良かったかもしれません。

ストーリーは難解です。表面的なストーリーは難しくないんですが、生きること、現実と幻想、人間とロボットなど哲学的なテーマがバックボーンになっており・・・・・ん～・・・・・よお分からん！

前作「GHOST IN THE SHELL」の続編らしいですが前作のストーリー全然覚えてなかったので、前のキャラも出ているみたいですがピンと来なかった。

あっ！でも前作見てなくても全然オーケーですよ。ただし最後のクライマックスがしょぼかったです。
それからストーリー構成もあまり起伏がなくだらだらした印象を受けました。「GHOST IN THE SHELL」よりはましですけど。

漢字の目立つ街並みやロボットの反乱などは「ブレードランナー」の影響ですね。
人間でもロボットでもない中途半端な位置のサイボーグの孤独は「サイボーグ009」でしょうか。
登場人物のセリフの言い回しはハードボイルド小説です。

いろいろな要素の入った映画ですが「押井ワールド」をとても感じました。監督の個性が映画の中にとても表現されていたように思います。

個人的にはストーリー展開がちょっと気になりましたが・・・・・。

バイバイ。