コウイカの体色変更能力
コウイカは皮膚の色を変えて姿をくらますことができ、人の目では見わけがつけづらくなります。コウイカは多様な体色パターンを持ち、皮膚の色を瞬時に変化させることで知られています。どのようにして変化させるのでしょうか・・・英虞湾のコウイカコウイカは、皮膚の内側にある色素胞という特殊な細胞を使うことによって皮膚の色を変化させます。この色素胞には色素の詰まった袋があり、それを小さな筋肉細胞が取り囲んでいます。姿をくらます必要が生じると、コウイカの脳から出る信号がその袋の周りの筋肉を収縮させます。すると、袋とその中の色素が広がり、体の色や模様がさっと変わります。この能力は、姿をくらます時だけでなく、求愛の時にも用いられます。意思の伝達に使われている可能性もあるようです。最近ではコウイカの皮膚を人工的に作った研究チームがあるそうです。この研究が進めば、一瞬で色が変わる服が作れるかも・・・これをウエットスーツに用いると、魚などの撮影に良い効果が期待できると思いませんか?コウイカの体色変更能力は「神のなせる業」と思う今日この頃です~ (目ざめよ詩2016NO.1より)