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[中仙道（街道歩き）] カテゴリの記事

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  中山道ーちょっと寄り道・長浜・彦根・近江八幡

  中山道の街道歩きからはちょっと外れるのですが、長浜も彦根も近江八幡も城下町。いつも時間がないといって、見たい場所も我慢・我慢でした。今回は、街道沿いに宿が見つからず、彦根に2連泊して列車で行ったり来たり。おかげで長浜・彦根・近江八幡の見所をかじることが出来ました。長浜は昔行ったので、駅から見た長浜城でも、十分です。黒壁スクエアを散策し、お土産を買い、おいしいディナーも食べられました。彦根はまだ行ったことのない彦根城に登って大感激。ただし、残念なことに月曜日だったので、井伊直弼の埋木舎（一番行きたかったところ）と時間がなくて天寧寺（五百羅漢）が見られませんでした。いまだに悔しいです。近江八幡も駆け足だったけど、暮れなずむ町とお堀端がよかった。

  2011年11月15日

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  中山道・・・高宮宿ー愛知川宿ー武佐宿

  鳥居本宿から春日神社を過ぎ、芹川を渡るとすぐ右手にあるのが岩清水神社です。ここには扇塚と面塚があって、喜多流の古くなった扇や能面を納めたのだとか。それだけ彦根では能の喜多流が隆盛だったとか。しばらくいくと高宮宿。ここでは多賀大社の大きな常夜燈と一の鳥居がお出迎えしてくれます。多賀大社と言えば、私にとっては「村山たか」。彼女はここの寺坊尊の娘で、彦根藩主であり桜田門外で討たれた井伊直弼の女であり、長野修繕と共に、直弼の手足となって安政の大獄のときにスパイのような役回りをしていた人です。そういえば。鳥居本も高宮も愛知川も武佐も彦根市なんですね。一の鳥居の前にあるちょうちんや。本陣もこのあたりです。愛知川に向かって歩いていくと、右手に大きなコンクリート作りの建物や胸像、石碑、記念館などが並んでいます。紅忠と名乗り、丸紅や伊藤忠を創業した近江商人、伊藤忠兵衛はここの人だそうです。愛知川にかけて大きな屋敷があり、これらはみな近江商人の家らしい。平将門の首塚などを経て愛知川宿に入ります。昔の旅籠の庭園を生かした料亭です。　300年の歴史を持つ梵鐘鋳造所の前には大きな釣鐘が置かれています。近江商人像に別れを告げて、武佐宿に向かいます。名水や老蘇の森などを見ながら畑の中の道を通ります。のんびりとした秋の風景がいっぱい広がっています。武佐宿に入ります。本陣前を通って、駅が今回の終点です。

  2011年11月13日

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  トラックステーション

  「トラックステーション」て、知ってますか？朝早く醒井宿を発ち、8キロほど歩いて鳥居本宿。おなかが「昼だ昼だ」と叫んでいます。おなかがすくとみな機嫌が悪くなります。探せど人に聞こうと「食堂らしきものはない」と言われ、唖然。本陣前で出会った郵便配達の人にどこかないかと訪ねると、「しばらく歩き、田んぼの中を突っ切って国道に出るとトラックステーションがあるからそこなら食べられると思う」とのこと。たどり着きました、トラックステーション。意味がようやくわかりました。ちょうど昼食時時、何十台もの大型トラックがずらーッと並んでいて、片隅に食堂らしきもの。「いいのかナァ」、「部外者お断りって言われないかナァ」と恐る恐る尋ねるといいとのこと。地獄に仏とはこのことです。入っていくとごつい男達。女性客なんていませんからあちらさんも戸惑っているようです。私はカレーをみんなもどんぶり物を頼みましたが、何せ安くてすごい量。いくらおなかがすいていても食べ切れませんでした。このステーションの中には仮眠所や風呂までもあって、至れり尽くせりのようです。誰が経営しているんだろうね。おなかがくちくなって表に出たら、もうトラックの姿は半分以下。「みんながんばっているんだナァ。」と思いながら我々も出発です。

  2011年11月11日

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  中山道・・・番場宿ー鳥居本宿

  醒井（さめがい）を過ぎると次は番場宿です。小さな宿場町で長谷川伸の小説「瞼の母」の主人公番場の忠太郎でおなじみです。数々の舞台や映画にもなっています。近くには鎌倉幕府滅亡時の北条仲時とその家来達432人が自害した場所が残り、蓮華寺にはその墓と共に番場の忠太郎の地蔵があるのがなんともいえません。田んぼ道を緩やかに登っていくと小摺針峠。この下は名神高速道路の米原トンネルです。もう少し坂を上ると摺針峠。険しいと聞いていたのにあっという間に峠道は下り坂。昔はここ方琵琶湖が見えたとか。木々にさえぎられ、眺めは良くなかった。峠を下り、次に現れたのが・・・・「ようこそ彦根へ」鳥居本宿は道中合羽を売る店がたくさん並んでいたとか。今では看板が残るのみ。また道中薬を売る店も多かったとか。なお、鳥居本宿の本陣は明治になって、ウイリアム・ヴォーリズによって洋館に建て替えられています。

  2011年11月10日

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  中山道・・醒井（さめがい）宿

  柏原宿を過ぎて、松や楓、桜並木をしばらく歩くと61番目の醒井（さめがい）宿の入り口です。昔この泉の冷たさで日本武尊が目を覚ましたと言い伝えられているとか。泉の傍に日本武尊の銅像もありました。そこにあったのが「別雷神社」。「わけいかずちじんじゃ」とよみます。雷様がご神体の上賀茂神社の系列です。この醒井宿、なんと言っても清水が湧き出していて、町の中央を流れています。なんとも言えず趣のある町並みです。時間があったらずっといたい町でした。水がきれいでないと咲かないと言われているバイカモ（緑の藻の中に咲いている薄黄色の花）が咲いています。同じく清流にしか生息できないハリヨという魚がすんでいるそうです。

  2011年11月09日

• 旅の途中の誕生日

  中山道を歩いていた途中のある日。「そうだ、私、今日誕生日だ」と友。みんなで「今日は誕生会しよう！！」・・・と、長浜で列車を降り、現地のボランティアガイドの人に聞いて、イタリアンのお店へ。イタリアンのコースメニューを頼み、ワインも頼んで、友達の誕生日を祝いました。食事は前菜もパスタも肉料理もすべておいしく、大満足。ケーキを頼んでみたのですが、あいにく夜も更けており、無理だと言われ、「仕方ないね」と言っていたのですが・・・・友達の分だけがきれいにチョコレートでデコレートされていて、「ハッピーバースデー」を歌えました。赤ワインもおいしく、いい気分の夜でした。

  2011年11月08日

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  中山道・いよいよ滋賀県へ

  関が原からお隣の今須宿までは、まだ関が原町なので、古戦場のあとが残っています。それにしても、関が原っていうのは大昔から戦場だったんですね。壬申の乱（672年）もここ関が原が戦場になっていたなんて知りませんでした。天智天皇が弟の大海人皇子を皇太子にしていたにもかかわらず、我が子大友皇子を跡継ぎにしたことからおこった反乱です。反乱軍が勝利するんですが・・・・（何だかどこかにあったような）。また今須には義経の母常盤御前の墓もあります。そしていよいよ岐阜県（美濃）から滋賀県（近江）へと入り、中仙道の旅も終盤に入ります。美濃の国の外れ、ここには芭蕉の句碑が。そして県境は「寝物語の里」として、古歌にも詠まれた有名なところ。寝ながらにして他国の人と話が出来るとも、義経を追ってきた静御前が県を挟んだ隣の宿の話し声で家来に行き会ったとも言われています。そして・・・・近江の国の最初の宿は柏原。伊吹山のヨモギを使ったもぐさで有名です。昔はもぐさやが何軒もあったらしいですが、今は伊吹堂ただ１軒が残っています。ここが福助人形の元祖。広重も描いたそうです。そして、昔の映画ファンにとってはたまらない話し。吉村公三郎監督の実家がこの町の庄屋さんだったのです。戦前の「安城家の舞踏会」は名画座で見ましたし、「夜の河」や「夜の蝶」「大阪物語」など、いい映画が残っていますよ。昔と今を行ったり来たりしながら歩きます。

  2011年11月07日

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  中山道・・・赤坂ー垂井ー関が原

  江戸から56番目の宿が赤坂です。ここは関が原の戦いの前夜まで東軍が陣を張ったとか。あちこちにそれらしき標識が出だします。また、幕末には和宮降嫁にあわせ54軒が新築し、嫁入普請と呼ばれるその時の家がまだ一部残っています。57番目の宿垂井宿では謡曲「班女」の舞台になった野上の長者屋敷跡を探したのですが、道路工事中でよくわからず、がっかりです。しばらく行くといよいよ関が原。まず家康が初めに陣を張った桃配山が右手に見えてきます。そして戦が始った場所、東西各武将の陣を張った場所や、首塚など見所はいっぱい。石田光成の紋はいいですね。「大一大吉大万」とあります。官僚としてはたいしたものでも、結局大将の器ではなかったのでしょう。どうしてでしょう、ここにいると、西軍に気持ちが傾いてきます。1日いても回りきれないくらいです。私は好きなのですが、あとの3人は余り興味がなさそうで、今度ゆっくり来たいと思いました。

  2011年11月05日

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  4日間合計13万歩

  3泊4日で、中山道を歩いてきました。3月の地震と津波で休止していましたが、再開です。今回は岐阜県の赤坂宿（大垣市）から始り、いよいよ待望の関が原を通って、滋賀県に入り米原、彦根から近江八幡の武佐宿まで歩きました。4日間で約13万歩。1日3万歩強です。60代後半のおばさんが4人、良くやるよね。さすがに最後の日は、黙々と歩くことになりましたが、全くみんな元気です。

  2011年11月03日

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  中山道・加納宿－河渡宿－美江寺宿

  岐阜駅の織田信長像に別れを告げて、急ぎます。(そういえば、昨日のＮＨＫ大河ドラマ｢江｣で、織田信長、見事な最後でしたね。）東海道線を越え、しばらく行くと長良川にぶつかります。夏には鵜飼いで有名なところですが、雪景色です。河渡(ごうど)宿は長良川の渡しで栄えた宿です。洪水のため河川の改修工事が続き、また戦災で全戸が消失したことにより、盛り土しか残っていないとか。ちょっと寂しいですね。田んぼの中を歩いていくと、美江寺宿に出ます。美江寺宿も小さな宿場です。明治24年の濃尾地震の震源地に最も近く、1軒を残して、ほとんど壊滅状態だったとか。このあたりは富有柿の誕生の地だそうです。秋に来たかったナァ。それにしても、お腹が空き、昼になっているのに、何も無く、喫茶店と洋服やを兼ねたようなお店で、サンドイッチにようやくありつけました。お年寄りのサロンになっているらしく、タバコのもうもうたる中、我慢我慢。しばらく歩くと揖斐川にぶつかりました。ここも1級河川です。中山道らしい雰囲気の道の途中に小簾紅園（おずこうえん）があります。ここは和宮が降嫁するときに休んだ場所で、「落ちてゆく身としりながら紅葉ばの人なつかしく焦がれこそすれ」と和歌を詠まれたところとか。そこから｢三回り半」とか「七回り半」｢七曲り」とか、わけのわからないところを通って赤坂宿にむかいます。

  2011年02月07日

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  中山道・加納宿－信長像

  加納宿は岐阜県の県庁所在地岐阜の中心です。岐阜は初めてきましたが、駅前には何と大きな・・・金色の織田信長像です。

  2011年02月06日

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  中山道・加納宿

  鵜沼宿から加納宿までは街中の道を歩きます。雪のためぬかるんで、ところどころ凍っていて、歩き辛いことこの上ありません。手力雄神社を過ぎて、細畑に入る頃に、右手の山の上に岐阜城が見え始めます。今年の大河ドラマは｢江」。ちょうど織田信長もでているし・・・いつか行ってみたいと思いながら歩いていくと、すぐに細畑の1里塚が。雪をかぶった1里塚もこの旅では珍しいです。すぐに地蔵堂が見え、ここを左に折れると伊勢への道です。我々は折れないで右にまっすぐに行きます。電車の線路を越えるとそこが加納宿です。道の左手に泉福寺というお寺があり、その前に男の方が我々をてぐすね引くように待っていらっしゃいました。何でもボランティアガイドをしてらっしゃるとか。泉福寺について色々と話してくださいましたが、もう暗くなっているし、お腹も減っています。その上、昼からトイレも見つからずあせっています。これからお宿を探しながら行かなくてはいけないので気が気ではなく、上の空で聞いていました。ごめんなさい。泉福寺には、織田信長が石山本願寺を攻撃した時に、泉福寺およびその門末が石山本願寺に加担することを禁ずるという内容の朱印状が残されているのだそうです。街中に入りますと、空襲で焼かれて宿の面影はありません。残っているのは碑のみです。加納城は家康が西国大名の謀反に目を光らせるために築いた城だそうですが、やはり残っていません。本陣もしかり。加納は今では岐阜市です。岐阜の中心です。この日の宿も岐阜の駅前のビジネスホテルです。冷え切った身体に、熱いシャワーが使えるのが嬉しいです。

  2011年02月05日

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  中山道・鵜沼宿ー加納宿

  雪のうとう峠を越え、町に出ます。団地の中を坂道をおりて行くと、前方に遠く犬山城が見えてきました坂を下ったところの分かれ道に地蔵堂があり、中山道はここを折れて行きます。この日はここで終わり。この近くに宿が見つからず、電車に乗って、各務ヶ原の駅前のビジネスホテルに泊。翌日この地蔵堂から出発です。雪の中あちこちで道路工事だらけ。しばらく歩くと古い町並みが見えてきました。鵜沼宿の本陣跡、脇本陣などがあります。脇本陣は木の香も新しく復元されたばかりで、きれいでした。ここは芭蕉が何度も泊まったとかで、歌碑があります。“ふく志るも喰えは喰せよきく乃酒”芭蕉ちょうどお向かいが、造り酒屋菊川です。話の種に、お酒も買って帰りたかったけれど、まだ朝早く、断念。歩いて歩いて、ようやく昼ごろに、前日に泊まった各務ヶ原の駅近くを歩きます。左手には大きな格納庫が見え、航空自衛隊の基地が続きます。右手は川崎重工の工場が広がっています。昔この辺は何もなく、開墾して、大正時代に航空機を作る会社と飛行場が出来たのだとか。その名残の川崎重工と自衛隊の城下町です。行けども行けども基地が続きます。ようやく自衛隊が途切れる頃に、新境川を渡ります。ここは桜名所百選に選ばれているとか、春はきれいでしょうが、雪で我慢。新加納立場の標識を左にどんどん行くと加納宿になります。

  2011年01月28日

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  雪中行軍(？)中山道

  太田宿から歩きに歩き、岩屋観音を越えると、うとう峠に差し掛かります。それほど高い峠ではありませんが・・・・峠越えは、まるで雪中行軍。」新雪を踏みしめながら歩いていきました。ブスッブスッッと雪の中に足が入っていきます。「どうなっちゃうんだろう」と思いながら峠を越えるて、下っていくと、何とそこは団地の中に・・・ちょっとびっくりでした。そこからシャーベット状になった坂を恐る恐る下って(滑って転んだら大変です)、鵜沼宿に入ります。

  2011年01月25日

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  中山道・伏見宿－太田宿

  先日も書いたとおり、雪のため新幹線も在来線も遅れ、その上雪のため（？）伏見からしばらくは道を大幅に間違えてしまいました。それでも何とか旧中山道にたどり着き、雪の中を滑らないように、しかも急いで歩きます。馬子唄に｢木曾の桟（かけはし）太田の渡し碓氷峠が無くばよい｣と唄われた難所の太田の渡しも今は、日本ライン舟下りの発着場があります。橋を渡り、しばらく行くと、太田宿。うだつのきれいな脇本陣の林家は脇本陣としては最大級で国の重文です。斜め向かいの本陣は、和宮が降嫁したときに作った表門だけが残っていました。そこから道を折れて、川沿いに行くと、明治の文豪坪内逍遥が遊んだ椋の木が残っています。坪内逍遥の父は尾張藩士で、逍遙はこの代官所で生まれたそうです。しばらく行くと、パジェロの工場がでてきました。かつて乗っていた車です。川に沿って歩きます。右手に岩屋観音があり、雪の中、誰も踏んでいない階段を上っていきました。雪の中、岩肌に添って作られた観音堂は厳かです。旅の無事を祈りました。

  2011年01月24日

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  雪・ゆき・雪の中山道

  今回の中山道行き。前日までの寒波で、大雪との事、中止したほうがいいのじゃないかと思っているのは私だけ？みんな行く気満々でした。それにしても、思った以上の雪でしたよ。まず、東海道新幹線が30分以上雪のために遅れ、在来線も遅れが出て、おいおい、今日は大丈夫かいな？と思うまもなく・・・新幹線で、掛川あたりから、何だか地面が白いんですね。｢霜？それとも雪？」浜松では真っ白。雪景色です。静岡県ですよ。愛知県に入ったら、もう本格的な雪景色で、積もっていること積もっていること。名古屋も一面真っ白。そこからもっと奥に入るんですから、心配しました。歩き始めは街中ですが、峠越えがあります。夕方になればこの雪もアイス状になり、滑るでしょうから急がなければ・・・ところがこの日、歩いてすぐに道を間違えてしまい、行けども行けども標識も目印も見つかりません。雪のせいで、隠れてしまったり、こちらの間隔も鈍ったりで、とうとう近くのガソリンスタンドやコンビニで聞くのですが、皆さん興味もありませんから、自分の町のことといっても、旧中山道なんて知らないんですね。散々の思いで、ようやくわかった時には四角形の３辺を通ってようやくもとの道にぶつかり、大幅なロス。そんな3日間でした。

  2011年01月20日

• 中山道を歩きにまた出かけます

  今日からまた3日間、中山道を歩きに出かけます。今回は中山道第50次の伏見宿(岐阜県)から第56次の赤坂(岐阜県大垣市)までの53キロです。昨日からの寒さで雪でも積もっているのじゃないかとか、凍っているのではとかちょっと不安ですが、宿も新幹線も予約済みですから、がんばるしかないね。そういえば、去年の軽井沢の辺りも冬で、凍っていたナァ。寒さの見当がつきませんが、寒波襲来だとか・・・大丈夫かナァ？一人だったらやめておきたいところですが、4人ですから、何とかなるか？(何が何とかなるんでしょうね？)ここが終われば、いよいよ関が原に入ります。3月あたりにトライしようと思いますが、雪は大丈夫なのかな？気をつけていってきます

  2011年01月17日

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  中山道・細久手宿－御嵩宿－伏見宿

  夜中まで続いた大雨も朝になると上がり、この日は快晴です。風があるので、体感温度は低いのですが、歩き出せば、ちょうどいいくらいです。ぐしゃぐしゃだった靴も乾き、気分よく細久手宿は、本当に田んぼの中の1本道に細々と家が並ぶだけの小さな宿場町でした。そこからしばらく行くと、東海自然歩道が旧中山道になります。山の中の道は紅葉がきれいです。突然山の中にこぎれいなレストランが出現。ここら辺では有名なところらしく、休日のこの日はドライブで来た若いカップル達が大勢順番を待っていて、リュックの4人のおばさんを胡散臭そうにジローッ！！(おお怖い！！）そこから石畳の道を下ります。このあたりは謡坂と呼ばれているのだそうです。少し外れたところにあるマリア像を探しに行きました。隠れキリシタンの遺構が発見された場所らしいです。道は国道になり、しばらく車の排気ガスと一緒に歩きます。和泉式部の供養搭がありました。御嵩（みたけ）宿は国道と分かれて細い道を入ります。この町並みも、小さいけど古い面影が残っています。本陣です。本陣を越えると御嵩駅がありました。小さなかわいい駅です。電車もかわいいです。昔ここら辺は日本一の亜炭の産地で政治や商業の中心地だったそうです。中山道が鉄道に変わり、石炭も石油に代わり、町は寂れる一方だったようですが、それを上手に売りにすれば、何とか挽回できないのでしょうか？鬼の首塚の横には正岡子規の歌碑がありました。草枕むすぶまもなきうたたねの夢おどろかす野路の夕立　　子規竹林が続きます。もっと手入れをすればいいのに、日本の竹林はどこも荒れ放題なのが歩いているとわかります。高速道路を下に見ながら坂を下って伏見宿に入っていきます。本陣碑は尾州領の領界を示す石とともにありました。3日間の中山道歩き旅はこれでひとまず終わり。次回はここから出発です。

  2010年12月09日

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  中山道・大井宿－大湫（おおくて）－細久手

  大井宿は岐阜県恵那市の中心にあります。昔の交通の要所だったため、前回も書きましたが、道路はそのまま枡形が残っています。この日は朝から雨。時々吹き付けますし、本格的な雨は1日中続きました。中山道を歩いている中でも最悪の1日になりました。商店街を歩いていき、坂道を上っていくと、すぐに西行塚や西行硯水、西行坂など、西行にまつわる地名が出てきます。ここで亡くなったとの言い伝えがあるかららしいのですが・・・・・？十三峠の入り口に差し掛かりました。ここからは山道。「峠が13もあるの？うんざりだー！」・・でもここを抜けなければ前には進めません。起伏の多い山道を歩きます。上ったり下りたり、上ったり下りたり、山道は枯葉が多く、雨のため滑りやすく注意しながら歩きます。途中どこにもお店はなく、恵那駅の近くで買ったパンを雨の中で食べました。砂利で滑りやすいところや、石畳で苔に足を取られそうになったりしながら、またゴルフ場の敷地の中が中山道になっています。雨がひどくゴルファーの姿は見えませんでした。何とか峠を越え、大湫宿が見えてきました。大湫の本陣は今は小学校の敷地になっていました。古い町並みを雨に打たれながらモクモクと歩きます。町外れにものすごく大きな岩が・・・二つ岩といいます。またまた畑の中から山道へ。細久手宿まで歩きます。ここで1泊です。霧も出てきて、また寒くなってきました。途中の弁天池から宿の電話をしたら、お風呂を沸かして待っていますとの返事。冷え切った身体に鞭打って、ようやく宿にたどり着きました。お宿は旧旅籠大黒屋です。田んぼの中の細久手宿はわずか50件ほどの小さな宿場です。その中で唯一の凝る江戸時代の建造物で、尾張藩の本陣だったそうです。時代劇にでてきそうな雰囲気です。順番にお風呂に入りながら、洋服や靴をストーブで乾かします。食事はおいしかったー！本当においしかったです。今は料理で売っている旅館だそうです。

  2010年12月07日

• 筵（むしろ）の上に・・・

  中山道を歩いていると、時々軒には皮を剥いた干し柿が並んでいますが、農家の軒先にむしろを引いて何かを干している野を見かけます。近寄ってよく見ると、カラカラに乾いた枝豆みたいな豆の木（？）が・・・大豆です。まだうす緑色や黄色ですが、確かに大豆なんですね。インゲンのようなものは小豆だったりささげだったり・・・非常に懐かしい風景です。落花生や干しいもが広げてあったりもしました。穏やかな秋の日を浴びて、のどかな田舎道です。

  2010年11月29日

• 中津川って・・・・！？

  中山道の中津川を歩きながら、｢何だかこの町、すごく懐かしいような・・・｣と、？？？でした。そして、ふと思い出したのです。「そうだ、あの中津川だ！！」1969年から3年間、あの伝説の｢フォークジャンボリー｣の中津川だったんです。歳はとりたくないものです。「全日本フォークジャンボリー」通称「中津川フォークジャンボリー」。第1回の高石ともや、高田渡、岡林信康を初めとするフォーク創設期の面々、第2回の赤い鳥や淺川マキ、そして、混乱の第3回の吉田拓郎など、中津川の湖のほとりで行われたジャンボリーは衝撃的なものでした。それ以来の拓郎ファンです。そして今、中津川は「シネマジャンボリー｣といって、映画関係の人を招きながら、シネマで町おこしをしています。今年も9月に盛大に行われました。中津川駅で、疲れ果てて入った喫茶店の隣が事務局でした。これも、映画大好き人間にとっては、がんばって毎年続けていって欲しいものです。

  2010年11月28日

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  中山道・中津川宿－大井宿

  宿の外れにある高札場、中山道もこのあたりは案外残っています。これは中津川宿の東の高札場。本陣跡です。街道は商店街になっていて、所々に｢うだつ｣の家が残っています。(庄屋の家）「うだつ」は隣の家からの火事から財産を守るための防火壁の役目もし、財力がなければあげられないことから、いつまでたっても生活が潤わなかったりすることを「うだつが上がらない」と言いますね。徳島県の脇町がうだつの町として有名で、お遍路の時に見てきましたが、美濃地方も案外残っています。商店街の西の外れにある高札場を通り、畑の中の道を歩きます。そのあたりから、クシャミと鼻水がすごくて歩きながら大変。何か悪さをしているようです。坂道を登ったかと思うとまた降りて、上ったかと思うとまた下りての繰り返しで、大井宿に向かいます。途中の甚平坂からは遠く御嶽山が見えました。坂を下り、1里塚を越え、石仏群があると、もう坂本宿です。坂本宿は恵那駅の近くにあります。古い町並みが残っています。本陣跡。一人で中山道を歩いているおじさんと近づいたり離れたり・・・ここは戦略的に大事な所だったとかで、6箇所に枡形(道路に曲がり角をつくる）が作られていました。今も残っています。この日はここで1泊。

  2010年11月26日

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  中山道－中津川宿

  中津川の秋は栗・栗・栗です。栗きんとん発祥の地とかで、栗の和菓子屋さんだけでも、何軒あるのでしょうか？有名どころは川上屋やすやですが、他にもおいしい栗きんとんのお店はワンサカ。私は栗きんとんより栗の蒸し羊羹の方が好きなのですが、前回は川上屋とすやでバッチリ買って帰ったので、今回は松月堂の「渋皮栗カステラ」と「九里柿」というお菓子を買いました。栗の渋皮とツブツブの栗が入ったカステラはちょっと黒っぽいのですが、おいしいです。九里柿の方は干し柿の中に栗きんとんが入っていて、乙なものです。今日は抹茶を点てて九里柿をいただきました。

  2010年11月25日

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  中山道の紅葉

  連休の3日間、旧中山道を歩いてきました。前回の続きの岐阜県中津川宿から大井宿、大湫（おおくて）宿、細久手（ほそくて）宿、御嵩（みたけ）宿を通り、伏見宿までの焼く45.5キロの道のりです。ちょうど紅葉真っ盛りで、どこに行っても山は黄色と赤の化粧中。最高の道中でした。初日は快晴。暑くて何度も上着を脱いで歩く有様。2日目は朝から1日中本降りの雨で、ビッショリぬれながらの旅。宿に着いてからも朝まで雨が降っていました。3日目を心配しましたが、起きてみればまた快晴。風があって、体感温度は寒いけど、歩くにはちょうどいい塩梅でした。2日目の雨の中、ドウダンつつじの赤がきれいです。林の中が靄に煙って、見えなくなったり・・・・3日目の林は前日の雨で紅葉も散ってしまい、落ち葉だらけ。それもまた風流です。そんな3日間で、約87000歩、さすがに疲れましたね。昨夜はお風呂にゆっくり入って寝ましたが、今朝の血糖値は正常範囲。旅館のおいしい夕食・朝ごはんも完食し、途中飴などなめましたが、かなりカロリー使っていますものね。

  2010年11月24日

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  中山道・馬籠宿-中津川宿

  馬籠宿は坂の町です。妻籠宿から来ると、ずんずん坂を下ります。ここも趣のあるいい町です。真ん中にある本陣は島崎藤村の家で、今は藤村記念館にもなっています。以前来た時にはここの藤村記念館だけで1日かかってしまいましたが、今日はサーッと流すことにして・・・それでもあっという間に1時間以上たってしまい慌てます。本陣の裏手の森に永昌寺という島崎家の菩提寺があり、そこに藤村のお墓もあります。東海道大磯にも藤村の住んでいた家とお墓がありました。ここに分骨したようです。坂の町です。ずんずん下って、落合宿に向かいます。田んぼに出ると、秋空の下、恵那山が見えます。落合宿に向かう途中、苔むした石畳の道が延々と続きます。落ち葉と苔で滑りそうで怖いこと怖いこと・・・・落合宿の本陣です。これもりっぱですね。ここからまた、上ったり下ったりの坂道ばかり。山道と違って、アスファルトの坂道はきついこときついこと。ようやくふらふらしながら中津川にたどり着きました。

  2010年11月19日

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  中山道・馬籠宿ー但馬屋

  馬籠宿の泊まりは旅籠｢但馬屋」さんです。ここは馬籠宿のちょうど真ん中あたり、藤村記念館にも近く、中山道に面した坂の途中です。この日はフランス人のご夫妻、台湾からの男の方とご一緒しました。夜の食事はキノコや山女など、秋の味覚が豊富で、新米は自家製のお米(田んぼを持っている)で、おいしかった。糖尿を気にしないで、お変わりをしてしまいました。夜の食事の後、宿のご亭主が正調｢木曾節｣野踊りを教えてくださいました。朗々といい声で唄いながら教えてくださいます。みんなで練習して、上手になったところで、表の通りに出て、雪洞を道路に置き、その回りを輪になって踊りました。坂道の途中から遠くに見える灯は中津川だとの事。明日はあそこまで行くのです。終わった後、一人ひとりが｢木曾踊修得証書｣をいただき、いい思い出になりました。

  2010年11月18日

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  中山道・妻籠宿ー馬籠宿

  復元された妻籠宿の本陣です。島崎藤村の母の生家で次兄広助が養子に入り、本陣と庄屋を兼ねていました。脇本陣の奥谷です。藤村の初恋の人の嫁ぎ先です。タイムスリップしたような町並みを歩き、坂を上り、石畳を歩いていくと大妻籠に出ます。古い民家が連なる町並みを過ぎ、林の中の道を登ったり降りたりしながら馬籠に向かいますが、歩いているのは本当に外国人ばかり。しばらく歩いていくと、水の音が・・・男滝、女滝のふたつの滝が見えます。吉川英治作｢宮本武蔵｣の舞台の一つとか。そこからまた石畳の林の道を歩いていくと、一石栃白木番所の跡があり、すぐそばに立場茶屋があって、おじさんがお茶とお菓子を振舞い、自慢ののどで｢木曾節｣を唄ってくれました。話は尽きないけれど、先を急ぐからと、また林の中を歩きます。ようやく峠の頂上に。峠の集落には「熊注意」の看板がそこかしこに。下って下ってようやく馬籠の入り口に差し掛かります。藤村が｢夜明け前｣でも書いている恵那山がくっきりと見えます。高札場が出てきました。馬籠宿です。着いたのはもう夕方近く。よく歩きました。ここで1泊です。

  2010年11月17日

• 中山道・妻籠宿

  中山道の妻籠宿は、高度成長で日本各地から昔の町並みが次々と消えていく時に、日本で最初に江戸時代の宿場町の復元と保存を行ったところです。1976(昭和51)年、今から34年も前のことです。今でこそ、各地で当時の町並みや家を保存し、観光の目玉としていますが、画期的なことですよね。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。鉄道や高速道路からはずれているのも大きな要因で、マイナスを転じてプラスにした当時のこの町の人たちに頭が下がります。妻籠宿と隣りあう馬籠宿、そして妻籠と馬籠を結ぶ峠道も大勢の観光客でにぎわっています。木曾ブームはここから始まったんですね。私達が歩いた時も、カナダ、ドイツ、フランス、アメリカ人が峠路を歩いていました。日本人は車で来て、町だけ見て、さーっとまた次のところに行ってしまいますけれど、外国の方は本当に、峠路を歩き、ひなびた日本の散策を楽しんでいました。

  2010年11月15日

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  キノコ

  中山道の妻籠へ向かう道路沿いに、キノコがたくさん生えていました。ちょっと見にはしいたけ。もいで匂いを嗅ぐとまるでしいたけ。でも、しいの木の下？わかりません。毒キノコかもね。危うきには近寄らずです。今度のはまた違います。何でしょう？なめこのような色ですが・・・こちらのほうがもっと怪しい。くれぐれもご用心！！

  2010年10月26日

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  中山道・南木曽ー妻籠へ

  南木曽の駅を右下に見ながら歩きます。しばらく行くと、神戸（ごうど）という立場のあった部落を通り、巴御前の袖振りの松がある木曾義仲の兜観音に着きます。この観音様は参勤交代の大名も必ずここでお参りしていったそうです。長野の人にとっては木曾義仲は英雄なんですね。残念なことに巴御前の袖振りの松は倒れてしまい、若木が植えてありました。倒れた松で水舟が作ってあり、地下水がくみ上げられていて、冷たくおいしい水が飲めます。そこで休憩。石畳の道を行き、1里塚に出ます。珍しく道路の両側に残っています。竹林の中を下っていきながら右手に妻籠城跡を見て、また林の中に入り、棚田を見て、畑の中から妻籠宿の入り口にたどり着きました。大きな高札場が目印です。

  2010年10月25日

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  中山道・十二兼-三留野（みどの）宿

  江戸時代の木曽路名所図会に「野尻より三留野までおよそ２里半(10キロ)、道は深き木曽川に沿い狭きところは木を切り倒し・・・はなはだ危うきところあり、お気をつけめされい・・・」と書かれていたそうですが、今は鉄道と国道が通じています。前日泊まった宿の人に十二兼の駅まで送ってもらい、そこから出発しました。少し行くと柿其（かきぞれ）と言う場所があり、ここの河原峡は南寝床と呼ばれています。上松宿の近くにある寝覚の床を小さくしたものかな？でも迫力がありますよ。国道19号を通り、途中から左に折れて、三留野宿に入っていきます。ひなびた街道ですが、本陣は・・・・寂しいですね。三留野からは畑や林などの昔の道を歩きます。少し行くと開けたところに出て(和合という部落）、崖の下に南木曽（なぎそ）の駅が見えます。駅の向こうの木曽川には桃介橋もかかっています。電力王・福沢桃介、福沢諭吉の娘婿で川上貞奴と浮名を流しましたね。さてここからが妻籠に行く道です。

  2010年10月21日

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  中山道・野尻宿-十二兼

  岩出観音を過ぎ、伊那川橋を渡り、野中の道を進み、途中国道19号に出て、道の駅大桑を過ぎるとまもなく野尻の宿に入ります。ここは｢野尻の七曲｣と言って、外敵を防ぐため街道は曲がって作られています。野尻宿の京方にある家の屋号は「はずれ」です。時には十九号と交わりますが、平行したくねくね道を十二兼という駅まで歩き、この日はおしまい。そこから野尻との中間地点にある、阿寺渓谷にある温泉に1泊しました。この温泉が最高でした。温泉はやっぱり良いですね。ぬるぬるの湯で、お肌だけでなく疲れも取れた上、ご馳走攻めです。突き出しの蜂の子もおいしかったし、牛肉の鉄板焼きもおいしかったけど、キノコ鍋の中にマツタケが入っていて感激。出る料理それぞれ工夫が凝らしてあって、糖尿病を考えず、完食の有様です。宿の人たちも親切で中山道の旅で色々なところに泊まりましたが、ここが一番だとみなの意見が一致しました。

  2010年10月19日

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  中仙道の旅・須原

  朝5時半に横浜の家を発ち、車で中央道を通り、須原まで。10時に歩き始めました。須原は江戸時代の中ごろ水害にあい、その後計画的に再建されたので、他の宿場町に比べ、町の通りは広く取られています。用水路が流れ、街道筋のあちこちに山から湧き水を引いた水場があり、木をくりぬいた水舟が置かれ、花が飾られています。途中で見つけた百貨店同じく、途中の家の車庫を覆うぶどう棚。のどかでいいですね。野尻宿に向かう途中、木曾の清水寺と呼ばれる懸崖造りの岩出観音堂があります。山道を歩いて、野尻宿に・・・・・

  2010年10月16日

• なつめ

  ｢あの子はだーれだれでしょね。なんなんなつめの花の下・・」童謡｢あの子はだーれ｣の中で歌われているなつめって、知っていますか？中山道を歩いていると、時々、グミでもない、りんごにしては小さいし、何の実だろうと思う木があります。ちょうど畑で作業をしていたおばさんに、たずねると、なつめだという答え。｢とっていいから食べてごらん。若いりんごみたいな味だよ。｣赤くなっているのをとってかじると、確かにりんごのような味です。ドライフルーツ(ナツメ）では食べたことがあるような気がしますが、生では初めて。ナツメ酒にしたり、ジャムを作ったりしたそうですが、年なので、もう放りっぱなしだとのこと。「学校の行き返りに子供達がつまんで食べてくれるんだ」それだけではもったいないような、びっしり実がついた木でした。もったいないですね。でも、生のなつめを食べたのも、なつめの木を見たのも初めてでした。

  2010年10月15日

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  中山道で見た秋の花

  この3日間はいい天気に恵まれ、歩くには少し暑いくらいでした。汗もかきました。須原から妻籠に向かう間、まだ紅葉には早く、秋の草花がいたるところで見られました。線路脇のコスモスとススキは風に揺れています。ムラサキシキブも満開でした。マユミの実も真っ赤です。歩いていると、風に乗っていい匂いが。金木犀に似てますが、もう少し上品な匂いです。｢これは・・・｣と見上げると、大きな銀木犀の木です。しばらくうっとりと立ち止まってしまいました。そして、一面ピンクの畑が・・・何だと思いますか？赤いそばの花です。白いそばの花はよく見かけますが、紅いのは初めて見ました。信州に多いんだとか。まだまだたくさんの花が街道沿いに咲いていて、目を楽しませてくれます。

  2010年10月14日

• 中山道歩き再開

  ようやくいい季節になり、半年ぶりに中山道歩きを再開します。今日から3日間、いよいよ野尻、妻籠、馬籠を通って中津川まで行きます。それぞれ有名な場所なので、行ったことはあるのですが、街道を歩いて結ぶのは初めてで、楽しみ。りんごの季節、そして中津川は栗で有名なので、それも楽しみです。

  2010年10月11日

• 雨上がりの木曽路

  朝から雨。雨の中を歩きました。暑くて湿気がすごい。びっしょりと汗をかいています。午後になって少しずつ雲も晴れてきました。川からは霧が立ち上り、山も靄って、雲がなんとも言えずきれいです。雨をブーブーいって嫌っていましたが、こんな風景にお目にかかれるなら、雨もいいとしましょうか。（でも、雨の中を歩くのは辛いですが・・・・）

  2010年07月02日

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  木曽路で見つけた植物

  花筏（はないかだ）です。こんなに大きくたくさんなっているのは初めて見ました。（奈良井宿で）もう2週間ぐらいたつと、真ん中の実が黒くなってそれはきれいです。あるお宅の玄関先にあった花です。鉢の周りにベニヤ板で大きな円盤を作り、サフィニアを垂れさせないで広げていました。アイデアですね。感心しました。山道に入ると、蛇いちごがきれいでした。摘んで口に入れようとして、みんなから「毒！毒」とひんしゅくを買いました。別に毒ではないようですが、甘くも無いようです。歩いていると、いたるところで、ところどころ葉っぱが白くなった木を見つけます。最初は「病気の木かな？」とも思いましたが、本当にあちこちにありました。まるで半ゲショウみたいですが、半ゲショウは草花ですから、これは何でしょう？。何という名前があるのでしょう。気になって仕方がありません。さて、これは木の葉が重なり合って出来たグラデーション。木漏れ日がキラキラして本当にきれいでした。心が洗われます。こういう楽しみも歩いているとあるのです。

  2010年07月01日

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  中山道（薮原宿ー宮ノ越宿）

  というわけで（昨日の続き）薮原です。薮原宿はミネバリという木を使ったお六櫛で有名で、最盛期には住民の6割がこの櫛で生計を立てていたのだとか。お店があっても、開いていず、本日休業の札で、実物にはお目にかかれませんでした。柘植の櫛は知っていますが、お六櫛は知りませんでしたから、見てみたかったナァ。そこから宮ノ越までは国道に沿ったり、クロスしたりしながら進みます。途中の吉田洞門（トンネル）は片側だけに歩道があり、涼しかった。ちなみにこの日は30度です。山吹橋を渡って木曾川沿いに右折すると、巴淵。とてもきれいです。しばしここで休憩しました。木曾義仲の愛妾巴御前は、ここに住む竜神の化身だったという言い伝えがあるそうです。鉄道をはさんだ反対側には、木曾義仲が元服後に住んだ館の跡や、挙兵した旗挙神社があります。徳音寺に向かいます。寺に入ると大きな巴御前の騎馬像が。ここは義仲の菩提寺。義仲の墓と共に巴や義仲の母親の墓もあります。寺を出てまっすぐに行くと故郷創生資金（税の無駄遣い）建てたまぁ立派な義仲館が。そこを出て右折すれば宮ノ越の宿場になります。

  2010年06月28日

• 中山道・薮原宿のラーメン

  奈良井宿から鳥居峠を越えて、下っていくと、跨線橋があり、そこを渡ると薮原宿です。おいしい信州そばを食べさせるお店があるとのこと、ちょうど昼時でお腹も空いているし、せっかくの信州そばを楽しもうと、風情のあるお店に入りました。注文を聞いて打つらしく、先客の分が終わってからだから1時間ほどかかると言われ、泣く泣くあきらめ、でも食べ物屋らしきお店は見つからず、食堂があって入りました。私達が入ってからお店の明かりをつけるのを見て、「こりゃダメだ」と思いましたが、何十年も自家製の手打ちのラーメンを出していると自慢するおばさんの言葉でみんなラーメンを注文。何と4人が同じものを注文したにもかかわらず、時間がかかるかかる。その上二人分ずつ出てきて、後の分は完全に伸びきって汁を吸い、結局ほとんど残してしまいました。こんなのありかよ！何が手打ち？薮原と言えば、伸びたラーメンとインプットされました。おそばが食べたかった。食べ物の恨みは恐ろしいです。

  2010年06月27日

• 木曾の朴葉巻き　　

  木曾福島のおみやげです。深緑の朴葉で巻いたお餅です。ちょうど柏餅のようなものですが、朴の葉の香りがなんともいえず、おいしいかった。中はあんこ、つぶ餡とこし餡の2種類があります。朴葉味噌は知っていましたが、初めて見ました。朴の葉って、手を広げたようになっていて、5枚が1つの茎についています。お餅も5個くっついていて、新緑の今の時期（初夏）しかお目にかかれないものだそうです。

  2010年06月26日

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  中山道（奈良井宿ー鳥居峠ー薮原宿）

  朝5時半に車で横浜を出て、中央道を経て奈良井に着いたのが9時半。途中のコンビニでおにぎりを買うのも我慢して、奈良井の道の駅まで我慢。ところが、ところが、木曾のヒノキで作った木曾の大橋を渡った奈良井の道の駅は、大きな公園になっているだけで、他の道の駅のように物産は売っておらず、「おなかがすいたー！！」とみんなブーイング。10時前ではこの町のどこの店も開いていません。10時まで待って、ようやく開いた店で五平餅を食べ、何とか一息入れました。古い町並みは残っていますが、本陣は残っていませんでした。そこからブラブラ買い物しながら奈良井を楽しみ、宿の外れ、鎮神社と高札場を過ぎると、いよいよ鳥居峠越えです。町外れの小さな階段から鳥居峠は始ります。緑がすばらしい山道を、汗だくになりながら登ります。時々さわやかな風が吹き、木々の緑がキラキラ輝いて、癒されます。峠を登りきってしばらく歩くと、「熊よけ鈴」が2－3箇所あって、「熊も人が怖いので鳴らしましょう」と書いてあり、みんなで鳴らしながら歩きます。御嶽山の遥拝所跡があちますが、天気もよくなく、あまりよく見えません。途中の栃の木の林群が本当にすばらしかった。一番いい時期にめぐり合えたんじゃないかな？芭蕉が「更級日記」の中で「木曾の栃浮世の人のみやげ哉」と詠んだ子産みの栃。下りの石畳は雨の後で滑りやすく、気をつけながら歩きます。ずんずん下って、跨線橋を渡ると薮原宿に入ります。

  2010年06月24日

• 深緑の中山道

  21日月曜日朝早く横浜を発って、3日間中山道を歩き、さっき帰ってきました。今回は奈良井宿から須原宿までの約42キロです。前回は、信州の春の初め、桜と新緑の頃でしたが、今回は緑が深まり、深緑の森や林、俳句の季語で言えば、「万緑（ばんりょく）」の季節です。緑、緑、緑、あらゆる緑の中を歩きました。改めて、日本のよさを再確認。生命力にあふれた木々の緑は私にも活力を与えてくれ、足も痛くならず、いい旅でした。写真は鳥居峠の栃の木群です。本当にすばらしかった。もう1度行きたい位です。

  2010年06月23日

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  中山道(贄川宿－奈良井宿）

  贄川の宿を出て、自然歩道に入ります。鍵の手になった道から跨線橋を渡り、切通しの歩道から諏訪坂を経て自然歩道を歩いていくと、左手に鬱蒼とした森が・・・諏訪神社です。ここは武田勝頼の木曾攻めの本陣になった場所です。今年が7年ぶりの御柱の年、古い御柱が取り払われて、奥のほうに置いてありました。この境内が中山道になっていて、階段を上り、また下り元の道に戻ります。そこは木曽平沢、漆器の町です。町並みのほとんどが漆器屋さんです。それも古い町並みを保存していて、タイムスリップをしたような、何とも言えずゆったりした時が流れているようです。１軒の漆器屋さんに入って、お店の方と話しをしているうちに、漆器の工房を見せてくださることになり、お邪魔しました。漆（うるし）です。空気に触れると、見る見る色が変わっていきます。下塗りから始って何度も何度も塗っていき、あの光沢が生まれるのがわかります。それぞれが気に入ったものを買い求めました。お抹茶のお接待を受け、ゆっくりしすぎ、暗くなってきたので、そこからは一気に奈良井まで歩きました。

  2010年06月07日

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  中山(洗馬宿－本山宿－贄川宿）

  洗馬の駅前に車を止めて、そこから歩きます。小さな小さな駅で、もちろん無人駅です。洗馬と書いて、「せば」と読みます。木曾義仲の馬を洗った場所ということらしいですが、塩漬けの魚と野菜を煮込んだ洗馬煮が名物とか。食べてみたかったナァ。駅を出るとすぐ本陣があります。しばらく歩くと下り坂になり、西に向かって右側が低く、左側が高くなっている畑道です。また国道と一緒になり、そば切り発祥の地本山に入ります。そばの里では、そば打ちの実演をしながら食べさせてくれるらしく、楽しみにしていったのですが、まだ開店前。泣く泣く後にしました。旧道に入り、本山宿本陣です。日出塩駅の近くの踏切を渡り、鉄道に沿って歩きます。古い古い道は廃道。桜沢の茶屋本陣です。前は桜並木。趣のあるところです。そこから途中山道に入って行きましたが、行けども行けどもそれらしき標識も無く、段々険しくなって、これは間違えたと、また引き返しました。畑の中を通って、ようやく国道にぶつかり、そこを横切って、贄川の駅に着きました。駅前の蕎麦屋さんで昼を食べるつもりでいたのに、あいにくの休み。仕方なく、駅で休憩し(無人駅でした)、贄川の番所へ本陣もすぐ近くです。ここは昭和初期の大火で町が消失したため、あちこちに水場があり、大切に守っています。樹齢千年のトチの木を右手に見て、国道に沿ったり離れたりしながら、平沢に入っていきます。

  2010年06月03日

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  中山道(下諏訪ー塩尻ー洗馬）

  下諏訪の駅を降りて、歩き出すと、すぐに魁塚（さきがけづか）があります。東征軍先鋒の赤報隊が偽官軍として処刑されたところです。田舎道をずんずん歩いていくと、伊那道の道標があり、この辺りは雀が羽を広げたような雀オドリを屋根に載せた家が多いです。1里塚も通り越し、山道に入ります。塩尻峠です。後ろには諏訪湖が広がっています。側溝や小川の水は雪解け水なのでしょうか？勢いの強いこと強いこと。これは全部諏訪湖に流れていくのでしょうか？熊に注意なんて恐ろしいこと。ここから下りです。道祖神や庚申塚がいたるところで見受けられます。塩尻宿の本陣跡。古い町並みが続きます。(酒蔵）中山道と善光寺道の分去れ洗馬駅まではぶどう園が続きます。駅の近くで見つけた、ものすごく古ーいポスターというか看板・・・昭和30年代のもの？

  2010年06月01日

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  中山道（下諏訪宿・・御柱の余韻を感じながら）

  和田峠を下り、ようやく下諏訪の町が見えてきたというのに、なかなかたどり着けません。途中、国道沿いに、トラックと一緒に歩きます。ようやく横切って、坂を上ると、大きな立派な木が坂の上にあります。有名な御柱の木落とし坂です。近くまで行くと・・・坂は45度近くあるとか。この木にまたがって、この坂を一気に下りるなんて・・・・｢オー怖い！！」「男見るなら7年1度、諏訪の木落とし逆落とし・・・｣と唄われている御柱祭り。でも、祭りが終わったのに、なぜまだ1本残っているんだろう？隣にある自然歩道を下り、また国道に出ます。しばらく行くと、今度はまた坂の上に・・・・ここに下諏訪神社の春宮・秋宮の8本の御柱を揃えて並べるのだとか。あちこちに御柱に関係のある場所がでてきます。また1キロ以上歩いていくと、色とりどりの注連縄が見られます。祭りは前日終わったばかり。まだまだ祭りの余韻がそこかしこに残っています。(ラッキー！)ようやく諏訪神社春宮につきました。ここにも短いけど木を落とす坂が・・・神社に入ると、重機で御柱を固定してました。神社の本宮をはさんで4本の柱が立てられています。お参りをして、川を渡り、万治の石仏まで歩きます。ちょっとユニークな、日本ではないような石仏です。石仏の周りを3周するとご利益があるとか。秋宮までまだまだありますが、がんばります。段々足も痛くなり、3人が悲鳴を上げています。ただ一人ケロッとしているのが一番年長者とは、何とも悔しい限り。本陣前を通り、有名な塩まんじゅうやさんはお休み。秋宮に行く途中、甲州街道の終点があります。秋宮はすがすがしいお宮でした。秋宮のほうが春宮より早く御柱がたちます。もう4本の御柱はきれいに立っていました。ここから駅に向かう途中、あちこちで道路わきに温泉が湧き出ていて、手を浸したり、足湯に入ったりも出来ます。昨日まで御柱のお祭りだったので、お店はどこも開店休業。ようやく見つけたところで、早夕御飯を食べ、電車で帰宅。すごいハードなスケジュール。もう少し余裕を持って歩きたいナァ。

  2010年05月26日

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  ついに、和田峠(1600メートル)越え

  中山道の難所、和田峠越えです。前日まで痛かったひざにマッサージをし、これでもかとばかりにシップを貼り、友達に借りたひざのサポーターを着けて出発です。昨日よりずいぶん痛くなくなっていて、案外落ち着いて歩けます。これなら峠越えも大丈夫そうです。宿でおにぎりを作ってもらい、朝早く、昨日3人が歩いていった男女倉口までは、バスで行きました。私達よりずいぶん早く宿を出た一人旅の男性を、途中追い越して、バスを降り、昔の道を峠まで歩きます。ひざは全然痛くなく、この分では楽勝かも。山道の途中にある接待茶屋の跡。江戸呉服町の加勢屋が千両を寄進し、その利息で運営していたとか・・・ようやく東餅屋さんにつきました。ここで、ちょっとトイレ休憩。これから後、山を下るまでトイレはありません。名物の力餅もいただきました。こんなところも通ります。ようやく峠の頂上に・・・ここからは下りです。案外急な下りで、お遍路道を思い出しました。まだまだ足は大丈夫。西餅屋は碑だけがあり、そこからまた林の中に。山桜や米桜が時々咲いていて、慰められます。途中雨やあられが降ってきましたが、天気雨。急いでおにぎりをほおばって・・・ガラガラの石の道はくずれそうで、おっかなびっくりです。ずんずん下ります。上洛しようとした水戸の天狗党(尊皇攘夷派）と高島藩との間の戦闘があった場所には塚がありました。そこ方トンネルをくぐって、野中の道。まだまだ下ります。途中でコゴミを見つけました。あっちにもこっちにも・・・・摘んだものをビニール袋に入れて、4人で分けます。しばらく歩くと、国道に出て、トラックがビュンビュン走る中を歩きます。まだまだ下っています。ようやく、町らしきものが遠くに見えてきました。でも、休憩できたり、トイレがありそうなものはどこにも見当たりません。歩け歩け！！私だけでなく、他の二人も足が痛いと言い出して、ノロノロ・・・でも、まだ下諏訪までは遠いこと。休憩場所が無いのが辛いですね。

  2010年05月23日

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  中山道・・和田宿

  さてさて、この日の後半、まだ10キロ以上あります。足のなんとも無い二人は早く行きたくてたまりません。明日は和田峠越えが待っていますからね。それでも我慢して、私に付き合ってくれますが、内心いらいらしているんじゃないかと思うと、忸怩たる物が・・・少し長い昼食球形の後、しばらく行くと国道から離れ、畑の道になります。これが旧中山道で、和田宿から和田峠に続いています。坂道でなければ案外しっかり歩けるのです。ひなびた風景が続きます。バス停もそれぞれ工夫が凝らしてあり、面白いですね。これはわらぶきです。ミミズ道祖神なんて初めて見ました。まるで漫画。里の人々が遍歴しているお坊さんを接待したと言う碑が・・しばらく行くと、若宮八幡神社があり、ここには武田信玄によって滅ぼされた和田城主親子のお墓があります。しばらく上り坂が続き、和田宿の入り口に・・・後2キロで、今夜のお宿に着きます。資料館、本陣など昔の家が残っていますが、先を急ぎ素通り。ようやくお宿に着きました。お宿は昔庄屋と旅籠を兼ねていた本亭旅館です。ここにリュックを預けこれから和田峠を5キロぐらい上るのが今日の予定。私がいると予定通りには行きそうもないし、足は痛いしで、一人リタイアで、宿でゆっくりすることにしました。3人は身軽になって、山に向かいました。私は本陣の見学。入場料を払って、中に入り、和宮様の御降家の旅の資料などをゆっくり見ました。お客さんが少なかったこともあり、ずっと説明をしてくれました。こういう時間が楽しいのですよ。行列は8万人を超えていたとか。この和田宿だけで4日間滞在したそうですが、それだけの人数をどうしたのでしょう？農家や商家などにも振り当てたそうですが、それでも人足などは野宿だったそうです。旧暦11月、冬ですよ、冬。信じられないことです。(面白かった。残ってよかった。）地元の中学生が月に１度ここを掃除しているのだそうです。ちょうどみんなが拭き掃除をしていました。笑顔がいいね。宿の前が脇本陣ですが、未公開。宿に帰り、ゆっくり風呂に入って、足を揉み解し、少し横になりました。ここの風呂も薪で焚いていました。みんなが帰ってくる頃になったら、雨脚がひどくなり、土砂降りです。雷も光り、心配しているところに、バスから降りてくるのを見つけ、ホッ！ようやく全員が揃い、風呂のあと食事。食事は山菜尽くしで、本当に心がこもっていて、おいしかったー！！お部屋も暖房して、暖かく、布団も軽く、言うことありません。部屋の窓から中山道と脇本陣が見えます。ただ、和式のポットン便所だけは、ひざの痛い私には辛かった！！

  2010年05月21日

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  中山道(芦田ー長久保）ひざが痛くて痛くて・・・

  昨日は33,685歩歩きました。今日は笠取峠を通り長久保宿から和田宿まで、約20キロの行程です。芦田宿を朝早くでます。しばらく行くと、きれいに整備された松並木が・・・ここが笠取峠の松並木です。松の保護のために、国道は迂回されていて、歩行者道路です。あいにく雨模様。途中の休憩所も座るわけに行かず、歩きます。上りは全然問題何のですが、途中からくだりになってくると、昨日傷めたひざが辛くなってきました（おいおい！20キロも歩けるのかよと、不安を隠しながらの1日になりました）。ちょっと休憩したくても、何にもありません。信州学者村の事務所があり、そこの入り口の階段が雨を避けられるので、少し休ませてもらいました。水を補強して、また歩きます。ここからは中山道の原道に入り、林の中を歩いていきます。野原や林の道は案外上り下りが多く、ひざが悲鳴を上げています。下りに差し掛かると、最後は後ろ向きに歩きました、そのほうがひざへの負担が無く楽です。行くも帰るも、バスも車も電車も関係ない場所ですから、ともかく前に前に向かって歩くしかありません。ようやく松尾神社に着きました。ここの境内が中山道になっています。トイレもあり、ちょっと小休止。まだ傘が手放せません。この先が長久保宿(第27次）です。昔の家を休憩所として公開していたので休みたかったのですが、他の3人はもうずいぶん先まで行っています。仕方なく、またトボトボと歩き出しました。本陣には真田雪村の娘が嫁いでいたとか。非公開です。長久保宿は和田方面に鍵の字に曲がっています。しばらく国道沿いに歩き、ようやく昼を食べられる場所がありました。ドライブインです。うどんを食べ、足を休めます。まだ半分も来ていません・・・大丈夫かな？きれいな花を見つけました。何の花かな？さてさてさて、もう少しがんばらないと・・・お遍路ではこんなこと無かったのに、

  2010年05月20日

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