旧甲州街道・韮崎より-台が原
韮崎までは比較的順調だった旅でした。私を始め、4人の仲間がそれぞれに病気、怪我、夫の入院などで中止・中止の毎回で再開がなんと1年後になってしまいました。なんだか忘れてしまっているなぁ。それでも、韮崎からなんとしても今年中に終点まで行きたいおばさん4人組です。駅からすぐの雲岸寺は、崖の中腹を掘ってお寺が作ってあり、穴観音として有名だとか。その雲岸寺の穴観音から始まる崖が、ずっと道路の右側に続き、これを七里岩と言って28キロ(北杜市まで)も続くようです。左手は釜無川。甲州街道はこの崖と川にはさまれて続きます。江戸の徳島兵左衛門が釜無川を開削し、その事業を引き取った甲府藩によって5年かけて徳島堤と呼ばれる用水路が出来上がりました。水不足が解消され、ここいら辺に多くの新田が出来、今に続くフルーツ王国の基礎が出来たのだとか。ずっと続く堤の際が旧甲州街道です。大武川、尾白川など、どの川も水量も多く、水が透き通ってきれいなこと。うらやましい限りです。台が原宿に入り、今回の旅で初めて街道らしい趣を感じました。やはりこう来なくっちゃ!歩くのも楽しいですもの。