第9回 つづりに関するルールの理解度テスト(解答その2)
4)から8) のつづりは以下の通りです。 4) コカコーラ Coca-Cola 5) ダイエット・コーク Diet Coke 6) ケーキ cake 7) ライム lime 8) ヒューズ fuseここでも何らかの規則性に気付きましたか? 例えば、4)と5)を見てください。 Coca-Cola とDiet Coke (コウク) の発音の違いを確認します。なぜ前者で「コーラ」と読んでいたのに、後者は、「コク」でも「コケ」でも「コーク」でもなく、「コウク」と読めるのでしょうか? それはつづりの最後に来るeが、発音する為のでものではなく、その前の子音(場合によっては、前の2つの子音)のそのまたもう一つ前の母音を、「ローマ字読みではなく、アルファベット名の通りに発音せよ」という記号である場合が多いからなのです。 Cokeの例では、「オ」や「オー」ではなく、「オウ」と発音せよ、ということです。 つまり、今回の5)から8)の規則性とは、「つづりの最後にeが付いており、その前の子音のそのまた更に前の母音をアルファベット名の通りに発音する」( a: 「エイ」、i: 「アイ」、u: 「ユー」、e: 「イー」、o: 「オウ」)ということです。 具体的に一つずつ見ていきましょう。 6) cakeは、「チャック」でも「カック」でもなく、「ケイク」です。a は「エイ」と発音されています。 7) limeは、「リム」ではなく「ライム」です。i は「アイ」と発音されています。 8) fuseも「フス」でも「ファズ」でも「フズ」でもなく、「ヒューズ」です。u は「ユー」と発音されています。 同様の例は、ぱっと思い付くだけでも、以下の通り、たくさん有ります。 name, make, take, came, mate, pipe, size, hike, use, nose, maple, staple もちろんcomeのような例外もあります。 この規則性を知っているだけで、初めて見る単語でも正しく発音できるようになったり、逆に発音を正しく覚えておくことで、その単語のつづりも覚えやすくなるということです。 こんなルール、中学校の時にちゃんと習いましたか?知っていれば、多くの単語を覚えるのも、だいぶ楽になったこととでしょう!!