|
カテゴリ:神社仏閣巡り
「恵美須神社」の大和大路通を挟んで向かいにある「禅居庵(zenkyo-an)」に行く。ここは、京都五山の名刹の一つ「建仁寺」の塔頭である。そして、日本三大摩利支天に数えられる。(宝泉寺・金沢、徳大寺・上野) 狛犬ならぬ狛猪が、参道沿いに出迎えてくれている。ゆるキャラっぽいのから、「もののけ姫」に出てきそうなものから、厳つく気迫が感じられるのから、タイプの違う猪さんが合計4組ありました。
あぁ、この足元のワラワラいる猪のかわゆいこと。 「摩利支天堂」が本堂というべきか。「東福寺」の塔頭・「光明院」にもさり気なく摩利支天が祀られてあったが、こちらは” これでもか ”というほど、猪だらけである。というのも、本尊の摩利支天像は、陽炎を神格化したもので、面白いことに猪にまたがっているからだ。開基は、清拙正澄(Seisetu syotyo)。ここの摩利支天像は清拙が中国から持ってきた土で造ったと言われている。「建仁寺」、「南禅寺」などの住職を勤めて後に、「禅居庵」で示寂。残念ながら、奥の「禅居庵」は非公開である。 おっと、本堂の上の彫刻にも猪が。 光の加減か、艶っぽく見える。 手水舎。人が近づくと、猪の口からお水が出る仕組み。 南門の彫刻。八坂通に面していて、門の重厚感や本堂の正面という事からすると、こちらが正門か。 ぐるっと非公開の建物を回って、東へ。「建仁寺」の勅使門と放水池との間に出てくる。この季節、桔梗が控えめに咲いていた。まっすぐの石畳には竹の支え棒がしてあり、ここからが非公開。私は、左側の石畳から来た。真夏ですが、照りつける太陽を遮る大きな木に囲まれた前庭は、ちょっと息が付ける場所。 東門。「建仁寺」を参拝された方は、ここから入ります。 東門の屋根上に、ちょっとユーモラスなお顔の獅子がちょこんと乗っている。よく見ると、損傷している体が痛々しい。針金で括りつけられているし、ユーモラスと思っていた表情が少し悲しそうにも見えてきた。……さて、今日はこれで引き上げます。
(2015年8月初旬現在) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.14 19:10:49
コメント(0) | コメントを書く
[神社仏閣巡り] カテゴリの最新記事
|