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2019.08.01
カテゴリ：史跡・遺跡めぐり
今日はついでに中京区を歩きます。
 明治2年・当初、敷地の東側にあった心学道場「明倫舎」の建物を校舎として開校。その後明治8年・住民たちの寄付で校地を拡張したという「旧明倫小学校」を、昭和6年（1931年）改修工事を行い、現在の姿に。廃校になってからは「京都芸術センター（Kyoto-geijyutu-senta-）」として転用。芸術振興の拠点として2000年にオープンした。 ワークショップ、舞台公演、展覧会、ギャラリーなどが催される。 また、図書館、カフェなどが入っている。 正面の3つの丸い窓が印象的。  窓枠の意匠の素敵だわ   正門・塀・本館・南校舎・北校舎・西校舎が、登録有形文化財。 中に入ってみる。 中庭に犬がいる！…と思ったら。窓ガラスにワンちゃんのシルエットが貼ってあった。  こうやって見ると、まんま校舎。教室は、芸術家の制作室としても利用されている。ここを借りるには条件があり、ワークショップなどと通して市民との共感を求められる。 その代わりに、こちらの施設は市民がボランティアとして運営しているという。  かつて、国の学制に吸収されるまで、京都の小学校は、町の住民の寄付金で設立から先生の給料まで支払っていたのだそうだ。 烏丸通にあるアメリカの食料品チェーン店「DEAN&DELUCA京都」（旧・山口銀行京都支店）。辰野片岡建築事務所設計。1916年（大正５）竣工。周りのビルと比べると、一際目立つ建物。そばで見ると平面的であっさりしたデザイン。  三条通に入ります。この通りは、近代建築の宝庫！目移りしてしまいます。レトロな街並みが続きます。 この辺りの近代建築は、「ファザード保存」といって、外壁だけ残し内部は現代風に改築しています。 戦前、三条通は京都一のビジネス街でした。それゆえ、その当時の最先端の素敵な建築物が今でも残っています。現在のビジネスの中心地は、四条通に移ってしまっていますが。 登録有形文化財「中京郵便局本館（Nakagyo-yubinkyoku-honkan）」（旧・京都郵便電信局）。遁信省・吉井茂則、三橋四郎の設計。1902年（明治35）竣工。 日本で最も歴史のある郵便局の1つだ。ファザード保存の最初の例でもある。  「日本生命京都三条ビル（Nippnseimei-kyoto-biru）」登録有形文化財。辰野片岡建築事務所の設計。1914年（大正3年）竣工。 当時の建物は、大部分が解体されてしまっていて、残念ながら一部分しか残っていない。 １Fは、着物リサイクルのお店になっています。 見上げると、この電線のカオス感！  「SACRA」（旧・不動貯金銀行京都支店）登録有形文化財。1916年（大正5年）日本建設株式会社施工。 １F部分がレンガ。 テナントビルになっています。  洋服を扱っている「三条ダマシン（Sanjyo-damasin）」（旧・家邊徳時計店）登録有形文化財。1890年（明治23）竣工。日本最古級の店舗兼住宅。 かつては、舶来物の時計を扱うお店だった。 三連のアーチが特徴的な素敵なお店です。カーブしているガラスのショーウインドーも当時ではかなり珍しかったでしょうね。  このディスプレイ、鏡が上手に使われている。眼鏡屋さんなんです。  （2018年1月上旬）
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Last updated
2020.03.01 00:35:55
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