|
カテゴリ:短歌(本を含む)
五・七・五・七・七でつくる短歌。
今回読んだ本は、依頼者からお題を受けて短歌をつくる、短歌の個人販売から生まれた本です。
『あなたのための短歌集』 木下龍也 ナナロク社 2021年 右ページにお題、左ページに短歌が載っています。
以下は、心に残った短歌。
「大きさも深さも違う花瓶にはそれぞれ似合う一輪がある」
「きみがいまつまずきながら描いている地図は未来でだれかを救う」
「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」
「もがくほどしずむかなしい海だから力を抜いて浮かんでいてね」
「かなしみは寒がりだからすぐきみの胸の暖炉に集まるんだね」
「図書館という売り買いのない凪で本もあなたも羽を休める」
「ゆっくりと翼を手入れした君はどんな風でもきれいに乗れる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.31 11:22:49
[短歌(本を含む)] カテゴリの最新記事
|