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カテゴリ:世界をみる世界を知る
もう何年もまえのことだ。
東海道線には、川崎、横浜、戸塚を通過する湘南ライナーという電車が、一時間に一本の割合で、はしっている。 そのうちの一本に、そのころの勤め先の関係で、品川から乗った時期があった。そして、半年ちかく、ある古老と乗り合わせることがあった。 山高帽をかぶり、和服をはおり、多少のあご髭をたくわえた雰囲気は独特のものをもちあわせていた。昔のひとにはめずらしく180センチはあったかと思う。 たしか小田原まで帰るとか言っていた。世間話をいろいろしたが、ある日、731部隊で私も名を知っている人と交わりがあり、きょうもその人間にあってきたと言っていた。なにか、そのころについて、いいたげでもあり、もっと聞いてみたいと思ったとたんに会わなくなかった。 できれば、また会ってみたいけど、もちろん、あれから会ったことはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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