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カテゴリ:海野裕文
こんにちは、海野です。 先日行われた『国際公募 東京アート工芸 2022』の搬入時、お昼の時に少し時間があったので会場から徒歩5分程の場所にある『自由学園 明日(みょうにち)館』に行って来ました。 この場所は工房の、みえ先生の“行ってみたい場所”の一つにリストアップされていたのですが、遂に念願が叶いました😊 梅雨真っ只中と言うこともあり天気はイマイチでしたが、ワクワクしながら見学して来ました。 『自由学園』は羽仁吉一・もと子夫妻により1921(大正10)年に女学校として創立されました。 明日館は自由学園の校舎として、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトとその弟子、遠藤新の設計による建築です。 軒高を低く抑えて水平線を強調した立面、幾何学的な建具の装飾は『プレーリーハウス(草原様式)』と呼ばれる一連のライト作品の意匠を象徴しています。 明日館の中はというと... 校舎だけでなく、イスやテーブル、建具などもデザインされたそうです。 そしていつものように、この2人は『ああだ、こうだ』賑やかです。 今回は栃木のステンドグラス作家、岡﨑ひろみさんも一緒です、更に賑やかです😅 見学をしていると、『机の脚』の写真を撮っている若者や古代・近代建築が好きそうなマニアックな方が数多く見られました。 ガラスを見て『ああだ、こうだ』言っている私たちも彼らから見れば、相当マニアックな人達に見えるのだろうな💦 明日館にはステンドグラスは入っていませんが、ガラスの一部には揺らいでいるガラスも見られ、建設当時から約100年もの間ずっとこの場所で時代の移り変わりを見守っています(関東大震災や空襲を逃れてきたようです😱) フランク・ロイド・ライトは建築家ですが、ステンドグラスも幾つかデザインをしています。 有名なものはこちらのステンドグラス。 (こちら2枚の写真は集文社のフランク・ロイド・ライト スタイルより) 幾何学模様がステキです。 こちらは実際に建築物に入っている写真。 外の景色を縁取るようにデザインされ、外観と一体化。 自然と対立するのでは無く、光彩を取り込み引き立てる役割になっています。 作品の中に空間を持たせ、戸外の景色と作品が一つとなるような手法は日本のステンドグラス作家『小川三知(おがわさんち)』の手法に通じるものがあると感じるのは私だけでしょうか? ※小川三知については過去のブログでも幾つか取り上げています。 『自由学園 明日館』はいつでも見学できるわけではありません。 日にちによっては中に入れない事も...😢 事前にこちらでご確認下さい。 ステンドグラス工房かわもとのホームページはこちら ステンドグラス工房かわもとのネットショップはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.22 10:00:09
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