|
カテゴリ:読書
衝撃的な本を読んでしまった!
データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則-【電子書籍】 身体活動、位置情報、「ウェアラブルセンサ」を付けている人同士の 面会などを記録した「ヒューマンビッグデータ」が人間行動を解き明かす。 みたいなキャッチフレーズなのだ。 今までなんとなく思っていた1日の行動バランスが、このデータによって 見事に説明されているのも興味深いが、何より面白かったのがある店舗で 売り上げをあげるためにデータを活用した例だ。 普通売り上げ向上のために我々が考えるのは、従業員の能力をあげる、 だったり商品のディスプレイを工夫するだったりするけど、ビッグデータの 出した改善案は「お店のあるスポットに従業員を配置する」であった。 実際にそこに人を置くと売り上げがあがったのだけど、理由がさっぱり 分からないのだそうな。その配置したスポットと、売り上げが上がった 商品の棚はけっこう離れていて、直接の因果関係が見つからない。 どうやら、人の流れやお客さんがお店全体から受ける印象が変わるため? ということみたいだが、大事なのは結果である。 普通はデータ活用といえば、人が仮説を立ててそれが効果あるかないかを データで検証するという方法をとる。しかしこのビッグデータでは仮説 そのものを否定しているというのだ。だってお店のある場所に人を置く なんて改善案を誰かが出したら「お前アタマ大丈夫か?」と言われるだろう。 人間には予想もつかないような案が出てくるのは、先入観なしに膨大 なデータを処理、解析する手法ならではというのだ。実に面白い! これ、サッカーチームの勝率アップにも使えないかな~。 一人の選手のプレーエリアをセンターサークル内に限定すると勝つ確率 が20%上がるとかさ。そしたらオレそのポジションやるよ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.27 17:19:46
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|