書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

日本語の乱れが叫ばれて久しいですが、
ちょっと耳の痛いニュースが出ていて、
やっぱり危機なんだな～と改めて思いました。


文化庁の「国語に関する世論調査」は興味深くて、
サイトもよくチェックするのですが、

調査結果を見るたびに、

「う～ん」と考えさせられます。



例えば、

「あいきょうを振りまく」
「あいそ（う）を振りまく」

どっちが正しいでしょうか？


正解は、
「あいきょうを振りまく」なのですが、


調査結果では、
本来の「あいきょうを振りまく」より、
「あいそ（う）を振りまく」を選んだ人が上回ったそうです。


こういった「慣用句」は、あまり学校では重点的に教えてくれません。

なぜなら、慣用、つまり普段から日常的に使っている言葉なので、
教わると言うよりは、耳で覚えると言った感じです。

でも今は、使う人が減っているので、
なかなか耳で覚えることができず、間違ってしまうのです。


慣用句が誤用され、廃れるということは、
日本語、ひいては日本の文化の乱れ、衰退につながってしまいます。

日本語は、漢字、カタカナ、ひらがなと3種類もある
他の国では例を見ない高度な言語だと思います。

せっかく日本に生まれて、日本語を使うからには、
正しく美しく使いたいですよね。

そのエッセンスをお伝えしていこうという想いから、
文字キャリコースを開催していますが、

この調査をきっかけに、
さらに積極的に取り入れていこうと思いました。