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書道のはな*みち キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

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2016年09月12日
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昔、不動産会社で賃貸のカウンター営業をしていたとき、契約件数がすべての評価対象だった。

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9時に出社、10時からオープン、20時までの営業時間。

私たちの仕事はお部屋を探しに来た人に物件を紹介し、契約していただくこと。

物件カードを見せ、いくつか絞ってもらい、空室であれば車でご案内する。
お部屋が空いていなければ、次回、内覧できるようにセッティングをしご予約をいただく。
契約していただくまでは数字にならない。

いかにお客様のニーズをつかみ、空いている部屋とマッチングするか。
それを1日に何回転させるか。
それが勝負だった。

そして12時、15時、19時に、各店の契約件数が速報で流れる。

数字が悪いと店長は電話で支店長にあやまり、私たちは店長に怒られる。

数字が悪いと言われたって、物件の契約はおいそれと取れるものではない。
しかも私たちは来てくださったお客様が相手。
決してフリーのお客様を捕まえて店内に誘導することなどできない。

どうしたものか。

入社したてのころ、私はランチを取る暇などとてもなく、
おにぎりをスーツのポケットに隠して、
移動の合間にこっそり食べるのが精いっぱいだった。

それに対して、たばこを吸う余裕がある鈴木先輩、
精一杯感が全くないのに、スマートに契約を決めてしまう戸崎さん。

たまに契約ノルマを達成した私にすり寄ってきて、
「もう数字いったでしょ。僕に2件くらいちょうだい。」という副店長。

ああ、いったいこの違いはなんなんだろう。

お客様を選べる立場で営業していないのに。
与えられる営業マニュアルはみんな一緒なのに。

鈴木先輩と戸崎さん、副店長を観察し続け、
辿り着いた答えは、ただひとつ。

「魅力」だった。
この人と契約したい。それが決め手。

もちろん様々な理由はあると思う。

家賃。礼金、敷金の有無。駅近。築浅。外観。おしゃれさなど。

でも、人は「その人」から買う理由がなければ、
どんなに素敵な物件だって、首を縦に振らない。

魅力ある人は、外見、内面もその要素ではあるけれど、
営業に関して言えば、魅力とは、めいいっぱい、目の前の人に関わろうとしているってこと。

その人にしっかり興味を持って、心を寄せて、背景を読むこと。
何を必要としていて、何に困っていて、何をしてあげると喜ぶのかを瞬時的ににつかんでいるってこと。
この物件に住んでいただくことで、幸せで快適で素敵な毎日が送れるという未来を見せれるかということ。

それに気付いた私は、
親元を離れ一人暮らしが不安な女子大生には明るい道を通って帰れる大家さん同居の物件を紹介した。

方向音痴で不安になっている単身赴任の男性には、
碁盤の目で分かりやすい通り沿いの物件を紹介し、
さらに深夜営業スーパーと土日もやっているクリニックなどを地図に書き込み、
赤線を入れて、お部屋まで帰れるようにルートを記した。

手間はかかるが、お客様にとても喜んでいただけて、
つらいなんて微塵も感じなくなったころ、私の成約率は98%に達した。

副店長の「あなたの数字ちょうだい攻撃」は一層増したが(笑)
素晴らしい先輩たちに恵まれて今でもとても感謝している。

ちなみに、なぜ副店長が契約が取れないかはすぐ分かった。
上からの圧力と数字を意識しすぎて、
目の前のお客様に全く関心がなかったからだ。
同じ方向を見てくれない人が、契約書に判を押すわけがない。

私は書道家だけれども、営業出身で本当によかったと思う。

だって、書道家にとって大切なのは、
どれだけ美しい字を書けるかということよりも(それは当然なので)
目の前の生徒さんを書道を通じて幸せにすることでしょう。

自分の技術でビジネスしている人は、魅力がいっぱいあると思う。
あとは、それをどうやって相手にとっての魅力にもしていくか、だよね。

===

両想いでお仕事できるヒントがいっぱいです。
9/16(金)10:30~サロン運営コンサルティングセミナー→残席2
http://hana-michi.com/hanamichi/salonconsul_oneday.html





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最終更新日  2016年09月14日 03時10分42秒
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