● 選挙結果に何を見るか
♪ 半分の人が投票 一票は砂粒と思う人も半分‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 静かな朝だ。 昨日統一地方選挙、地元知多市の結果は意外なものだった。いや、当然の結果だと言う声も聞こえそうだが、やっぱりやってみないと分からないというのが本当のところだろう。 新人で当選しても「2期目が危ない」とか言われるが、今回は2期目の7人は全員が当選している。新人が4人当選し、現職(2期)が1人落選している。 投票率は50%そこそそこ 右は前回 19日に書いた、前回新人で出馬し最下位当選だった川脇裕之氏(38)が堂々11位で当選した。どの会派にも属さずたった一人で頑張って来たこと、その姿勢と実績が評価されたのだろう。真っ当な結果だと言える。 ガッカリしたのが、新人の京大卒の弁護士・中井将嗣氏(45)が落選したこと。学歴と職業に過信があって侮ったとしか思えない。知名度のなさがそのまま結果に出るというのは、選挙の素人が市民を甘く見た結果だろう。 「弁護士を議会に入れて、市政と議会の情報公開を進めてみませんか?」と疑問符付きで下手に出て、意気込みとその意義の重要性がどこまで伝わるか。その詰めが甘かった。 規定得票数に達しなければ供託金を没収されるわけだが、自分の宣伝のつもりで出馬したのなら費用対効果は大きいだろう。たとえ30万円を没収されても問題ないと思っての事だったのか? 今は、商魂たくましく何でも商売にしてしまう。良い世の中というか、便利というか。選挙のための様々なサービスを提供する企業が出て来ているようだ。 新人で、右も左も分からない人にとっては大変ありがたいに違いない。どれだけの人が利用しているのかは知らないが、議員のなり手が居ない地方の活性化のためにも役立ってほしいと思う。あらゆる角度からサポートする体制になっているようだ。 この会社には応援パック98万円と50万円のふたつがあり、当選フルサポートというのが付いていて、こちらは「落選すると無料になる」というから気が利いている。 どうです?貴方も出馬して見ませんか?良い社会勉強になるし、兼業している人もいるのでリスクは少ないようだからね。 地方議会の場合は、多くの自治体では年4回の議会が開催され、その4回も期間は2週間程度。本会議や委員会で実際に出席が義務付けられている日数はさらに少ないという。市議会議員の属性に関する調(平成28年8月集計) Yahooニュースより 2016年に集計された全国813市の市議会議員19,284人の実態を見ると、専業で市議会議員をやっている人は8,157人と42.3%にしか満たない。 ~議員の兼職・兼業の禁止~ これを見ると普通のサラリーマンは無理だが、多くの業種が兼業できているということ。 本業はあくまでも議員であって、兼業の方はほどほどにしてもらいたいとは思う。因みに、知多市の議員報酬はこうなっている。政務活動費が会派に対して、1人当たり月額16,500円交付される。 年間合計 743万余円+政務活動費(別称 せいかつ費)198,000円が貰えるわけだ。ホント、美味しい商売だ。