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もみがら まだ のこっているのがある 今年はすくないが それでも まだ 残っているなあ 貸農園の人のために だしてくれているので助かる もみがらの処理について 【農業系未利用廃棄物(もみ殻の有効利用)】 -もみ殻利活用の理由- もみ殻は、日本国内で年間200万トン程発生する有効なバイオマスである。古くから 暗渠資材や堆肥化、敷料、バイオプラスチック、培地等に仕向けられ利用されている が、もみ殻が大量に発生するカントリーエレベーター等では、一部その処分に困って いるのが実情である。 もみ殻には稲の健全な成長には欠かせない“珪酸分”が多量に(重量の20pct)含有 されているおり、本来ならばこのもみ殻をそのまま圃場に戻せばいいのであるが、も み殻は土壌中においても非常に分解され難い性質のために、圃場でもみ殻を焼き“ク ン炭”の形にし、圃場に戻す方法も用いられてきた。しかし野焼きの制限や、圃場の 大型化や米麦乾燥調製施設等の整備による影響で圃場に再び戻す機会が失われた。 また、“クン炭”の肥料としての品質は安定したものではなく、その効能の再現性 の検証も不可能であったために、土壌改良材として流通しているものの大量に処理す るビジネスには繋がらなかった。 もみ殻は質量の20pct近くが珪酸質という大きな特徴があり、本市ではもみ 殻を廃棄物ではなく、鉱物資源と考え、その商品化に向けた研究グループを組 織し平成21年からもみ殻燃焼灰の肥料化の研究を進めてきた。 土壌への還元速度を向上させるため、バイオマスボイラーでもみ殻を燃 焼させ資材化しようと約 30 年前から研究開発が進められているが、ボイラー 内でもみ殻は 1,000℃を超える高温もみ殻の成分(ケイ酸) に遭遇することで、もみ殻に含有される非結晶でアモルファス状態の植物珪酸体は結晶化して しまうことが原因で、燃焼後のもみ殻灰は肥料として有効な可溶性珪酸の特性は得られないた め、炭化物(クン炭)として無償配布するものの、燃料として使用したもみ殻から排出する灰 はその質量の約 20pctと大量に発生するため、その廃棄処分が要因となってビジネス化には至ら ないのであった。 クン炭製造 本市では平成 23 年度から農林水産省「緑と水の環境技術革命プロジェクト事業」 補助金で、もみ殻の珪酸資材化に向けた実証試験を行っており、もみ殻が自燃する 際の燃焼温度を制御させる技術を確立させ「非晶質の植物珪酸体」を生産し、可溶 性珪酸を大量に含むもみ殻燃焼灰の生産に成功した。 14 非結晶のもみ殻珪酸灰は、植物細胞に由来する微細構造を維持していることから 珪酸質肥料と同等の効能を有しており、また灰の洗浄処理が必要になるが、高価な コンクリート代替材である、ジオポリマーとしての有効利用の可能性もあることが 判明している。 このことから、もみ殻燃焼灰の普通肥料化や資材化に向けて、水稲育成試験や蔬菜 園芸等への影響調査や資材化の分析評価も行っており、肥料化・資材化に向けての研 究開発も行っている。 すでに、もみ殻燃焼灰と堆肥を混合した培養土を試験販売し肥料化及び工業資材化が 可能なバイオマスであるもみ殻イノベーションをスタートさせている。 緑と水の環境技術革命プロジェクト事業(圃場試験) -もみ殻燃焼灰の肥料化-(含有珪酸の水溶性の向上) もみ殻灰の農業用の肥料としての付加価値は、含まれる植物珪酸体の溶解性が大 きな要因となる。化学的に製造されたシリカゲル肥料は非常に高価で、育苗用に製造 されたものなどは溶解性が90%保障されており、500円~700円/kgで流通する。 現在日本の水稲用の珪酸質資材のほとんどは高炉スラグ(製鉄の廃棄物)を原料 としており堆肥等に質量で約20%の高炉スラグを混ぜ、水稲用土壌改良剤として流 通するものなどは50円/kg程度で販売されている。 もみ殻燃焼灰(自燃) もみ殻を燃焼させた資材では、低温燃焼させたクン炭(約400℃で燃焼)や高温燃 焼(1,000℃以上)の骨材資材などがあるが、双方の珪酸溶解性は10pct未満である。 平成23年度に実施した農林水産省緑と水の環境技術革命プロジェクト事業のF S調査時ではもみ殻燃焼灰の溶解性は20pct程度であった。 同事業で行った昨年の新技術の確立・実証では、ボイラーの制御方法を肥料製造用 に改造し、常時40pct程度の珪酸溶解性のもみ殻燃焼灰を製造した。また、燃焼中に特 殊処理工程(物性維持工程)を付加した場合には、最高70pct以上の珪酸溶解性を示し た事例もあった。 15 もみ殻は自然由来の有機物であることからもみ殻自身の性質により、燃焼後の植物 珪酸体の溶解性が個体ごとに違うことや、気温や湿度にも左右されることも実証の際 にわかってきたことである。 ビジネス化を進めるためには、普通肥料として販売するための肥料公定規格の改 正(肥料取締法の改正)が必要であることからその手続きも進行中である。 もみ殻灰から溶出する珪酸を稲が吸収することは実証試験で判明されており、倒 伏の防止や割れ籾率の減少等の効果があるとされている。 現在、同様の効能がある水稲用肥料としてシリカゲル肥料(珪酸溶解性 90%)が 流通しており、もみ殻珪酸灰については、このシリカゲル肥料と同様な水溶性傾向 (アルカリに溶けやすい)があり、化学的に製造されたシリカゲルには及ばないも のの、もみ殻から抽出した珪酸は、稲由来のものであり、環境にやさしく環境負荷の 低減や土壌環境を保全するとともに、消費者に対する安心安全を備えていることか ら、この資材を用いることによって生産者と消費者との信頼関係が確保されると 考えている。 16 -もみ殻の仕向量調査- もみ殻の有効利用が、本市産業都市構想の柱となることとあわせて、普及推進には もみ殻の処理に苦慮する本市はもとより県内をはじめとした水稲作を主穀作とする地 域での施設整備を目標としていることから北陸での賦存量や仕向等について調査を行 った。 北陸3県の調査結果からは、そのほとんどが無償廃棄され、中には産業廃棄物 として有償処理するケースもあった。 2021年 おべんきょうその08 周年 周年であること自体に特筆性のある項目(元のトピックの特筆性ではありません)のみ記述してください 1月1日 - 東京23区の電話番号10桁化30周年(市内局番が4桁化)。 1月15日 - 三菱電機創業100周年。 湾岸戦争から30年。 1月17日 - 多国籍軍がバグダード空襲で開戦。 2月27日 - 多国籍軍、クウェート解放。 3月3日 - 多国籍軍の勝利で閉戦。 2月5日 - ポートライナー開業40周年。 はた坊 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.27 20:40:17
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