沖縄ヤンバルの里山

令和２年(2020年) 2月8日　土曜日

きょうの旧暦  1月15日　先負／大潮   那覇市  日の出 07:10  日の入18:17

緋寒桜　(こと リュウキュウヒカンザクラ)　　　

高木　落葉広葉樹　バラ科

学名：Prunus campanulata Maxim.　英語名：Taiwan cherry

沖縄名：寒緋桜

分布域：本州静岡以南の太平洋沿い、南西諸島、沖縄、台湾、中国南部。

沖縄での開花時期：1～2月。

葉は楕円形～卵状長楕円形、葉縁は鋸形、葉長は8～12ｃｍ。

花は濃紅色の釣鐘形、やや下垂して咲きます。弁花は2～3ｃｍ、6～7裂する高杯型。

実は卵形の核果、1～2ｃｍ、3～4月に赤熟する。

この寒緋桜は染井吉野(ソメイヨシノ)の花弁よりは小振り、梅色に似た濃ピンクで1ｹ月ほど咲きます。

花は散りざまは数片ずつ落花して、ソメイヨシノのように花吹雪になることはありません。

ソメイヨシノは戦後、沖縄県への導入を何度も試みられていますが失敗しています。

沖縄の早春を彩る代表的な花木。ヤンバルの地は今が春本番。

名護市、本部町(ﾓﾄﾌﾁｮｳ)、今帰仁村(ﾅｷｼﾞﾝ)では桜まつりが開催中。

本州は厳寒でも亜熱帯の島沖縄は春ラララ。北海道との温度差が40度近くにもなります。

日本は島国ですが天候の分野では大国です。