最古の磨製石器の発見は日本だった?
古代史についても疑問に感じることを調べて記事にしてみたいと思いますよ世界最古の磨製石器が日本で発見されたよって磨製石器は日本から大陸に伝えられたものである当時の日本は非常に優れた文明を持っていたこんな主張があるようですなwiki にもそのような記述がありますな日本最古の磨製石器は3万8000年前のものということですな新石器時代の道具が旧石器時代の年代から発見されたということで磨製石器は日本が発祥というような主張になっているようでございますな日本最古の人類の姿が分かる 長野・香坂山遺跡で「ホモサピエンス」の石器がザクザクしかしながら教科書の記述とは真逆の異なる主張でありまして非常に気になることですので調べてみましたよ最古の磨製石器は2017年に報告されたオーストラリアの6万5000年前ですな現生人類、6万5000年以上前に豪州到達 研究オーストラリア大陸の人類定住は65,000年前ネットの記事など2017年以前のものも多いわけでございますので世界最古は日本で発見という趣旨の記述がありますなそれは仕方がないことではありますが2017年以前の想定であれば最古の磨製石器の発見が日本であると言ってよいのですがしかしそこからさらに磨製石器は日本から大陸に伝わったとまで主張するのはやはり飛躍し過ぎということになりますな通説通り古代の人類はアフリカから海路も利用しながら東へ東へ移動していったのでしょうなその過程として日本列島よりも先にオーストラリア大陸に到達したということは容易に推測できることですな日本が最古の文明ではないことはまずは決定的ですなまた3万8000年前というのは氷河時代でございますなwiki にある古代の温度変動の図から読むと10万年から2万年の間は氷河期ですな氷河期の終わりの2万年前から急激に温暖化したようですのでやはり3万8000年前の前後は氷河期ですな文明が発達できるような気候ではありませんな実際、石器しか出土していないのですから文明があったとまでは言えないですな