テーマ:読書(8198)
カテゴリ:読書
東野圭吾さんといえば人気作家ですが、これまでこの人の本を読んだことがありませんでした。
たまたま訪れた勤務先近くのブックオフの売り場に210円で売り出されていた「さまよう刃」という本があったので購入しました。 ![]() まぁ210円であれば、仮に面白くなくても我慢できる金額かなぁという軽い気持ちで購入し読んでみました。 読み進めていくうちに、次の展開はどうなるのだろう・・・という期待が膨らむ面白い小説でした。 さて、そのストーリーですが、未成年のワルであるカイジとアツヤは、たびたび女性をカイジのアパートの部屋に連れ込んで暴行をしていました。 そんななか、一人の女子高生に目をつけ、例によって散々もてあそびましたが、その女子高生は暴行されたショックと注射された薬のせいで死んでしまいます。 亡くなった女子高生の父親である長峰重樹は途方に暮れてしまいますが、あるとき携帯電話にカイジのアパートの所在を知らせるタレこみがあります。 半信半疑のまま言われたアパートの部屋に忍び込むとそこには自分の娘が凌辱されたビデオがありました。 そのとき、帰ってきたアツヤを長峰は惨殺します。虫の息のアツヤからカイジが潜伏しているのは長野県にあるペンションだということを聞き出します。 それから長峰はカイジを捜して長野県にあるペンションを回り、見つけたら銃で殺すことを目指します。 なお、長峰にタレこみを電話を入れたのはカイジに脅されて、いいように使われていたマコトという少年で、彼はこののち重要な役回りをすることになります。 ペンションを回っているうちに、あるペンションで経営者の父娘のうち、娘のほうに正体がばれてしまうのですが、その娘はいろいろと長峰に協力してくれます。 最後の場面は上野駅でカイジを追い詰めるのですが、そこには警察もいて、意外な結末となりますが、その結末は伏せておきますね。 さて、少年の犯罪では、少年は大した罪にはならず、何年か服役したら世間に出てきてしまいます。 被害者のほうはやり切れない思いでしょうし、犯人の少年たちに復讐しようとする気持ちもわかります。 少年犯罪について、いろいろと考えさせられた小説でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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