★★★★★「部下を定時に帰す「仕事術」」佐々木 常夫
■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━部下を定時に帰す「仕事術」価格:1,470円(税込、送料別)佐々木 常夫 、WAVE出版【私の評価】★★★★★■ 私の読書感想 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━佐々木さんは家庭環境の課題もあり、本人を含め部下を定時に返すことを実践されてきた人です。その実践ノウハウをいくつも紹介されています。管理職として実践された内容が多く、読者がすべてのことを実践するのは容易ではないかもしれませんが、管理職ではなくとも出来そうな部分からやってみると効果がありそうです。・自分に向上心さえあれば、何でも成長の材料になります。そして、その「材料」を成長の糧にするのは、「上位者だったらどう考えるだろう?」という意識なのです。(p123)著者の芯の強さを感じ取れる一冊でした。本の評価は★5つとしました。素敵な本をありがとうございました。●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。同じ会議に自分と同じ組織の人が2人も3人も出席していることがあります。そんな時は、自分は欠席し、出席した人に後から結果を聞くことで、「会議時間をいただく」ことができるわけです。(p105)その中には最初から最後まで一言も話さない人がいるということがあるのです。「一体、この方は何のために来たのだろう?」と不思議で仕方がありません。(p106)「隙間時間」を積み重ねることによって時間は驚くほど増大する(p127)書くと覚える。覚えると使う。使うと身に付く(p130)”自腹を切る人”は強い(p138)心身ともに健康であってはじめて集中して仕事をすることができ、成果を上げることができるのです。だからこそ、長時間労働は避けなくてはなりませんし、徹夜などもってのほかなのです。その結果、身体を壊してしまったら元も子もないではありませんか。・・・成果を上げるために、最も効率的な「正しい道」を見つけることこそが正しい努力なのです。・・・健康は自分で掴み取るしかありません。長時間労働や徹夜をして体を壊しても、会社は責任をとってくれるわけではありません。(p140)人を待たせること、特に会議などで遅刻することは絶対に許されません。なぜなら、他人の時間を空費させるからです。大げさに言うと「時間泥棒」なのです。(p147)家族ときちんと向き合えない人が、会社で部下や同僚ときちんと向き合えるのでしょうか?(p193)●この本の目次をご紹介!プロローグ 私の「仕事術」はこうして生まれた第1章 計画を先行させる「戦略的仕事術」第2章 時間を制約する「効率的仕事術」第3章 時間を増大させる「広角的仕事術」第4章 佐々木流「独断と偏見のアドバイス」第5章 社員を活かす経営者になれ第6章 ワーク・ライフ・バランスが強い会社をつくる■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━部下を定時に帰す「仕事術」価格:1,470円(税込、送料別)佐々木 常夫 、WAVE出版【私の評価】★★★★★《著者紹介》1944年秋田市生まれ。1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。妻は、肝臓病がもとで入退院を繰り返す中、うつ病も併発。何度か自殺未遂をする。すべての育児・家事・看病をこなすために、毎日6時に退社する必要に迫られる。しかし、仕事効率を極限にまで高めることにより、数々の大事業を成功に導く。2001年、東レ同期トップで取締役就任。2003年より東レ経営研究所社長。経団連理事、政府の審議会委員などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ■ 関連書籍 ■a. 「そうか、君は課長になったのか。」 佐々木 常夫 http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201010260000/ 【私の評価】★★★★★b. 「なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術」 小室 淑恵 http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201010200001/ 【私の評価】★★★★☆c. 「新しい人事戦略 ワークライフバランスー考え方と導入法ー」 小室 淑恵 http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201011120000/ 【私の評価】★★★☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<本の格付け基準> ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう) ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です) ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です) ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ) ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも) ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━