★★★☆☆「金持ち父さんの新提言 お金がお金を生むしくみの作り方」
金持ち父さんの新提言お金がお金を生むしくみの作り方 ロバート・キヨサキ(著) 、青春出版社【私の評価】★★★☆☆《著者紹介》投資家、起業家、教育者。米国ハワイ生まれ。ニューヨークの大学を卒業後、海兵隊に入隊。士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征。帰還後、ゼロックス社のセールス部門に勤務。1977年、ナイロンとベルクロ(マジックテープ)を使った世界初のサーファー用財布を考案、会社を起こし市場に送り出した。85年、世界中でビジネスと投資を教える教育会社を設立。94年、投資から充分な利益が得られるようになり会社を売却、47歳で引退。その後書いた『金持ち父さん貧乏父さん』は世界的ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ■ 私の読書感想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……… ★他の著書でもお金の世界には「90対10の法則」が働いているというロバート。 ※「90対10の法則」 世の10パーセントの人がお金を儲けて、残りの90パーセントの人が失っている 10パーセントの人が90パーセントのお金を稼ぐ。 どうすれば、10%の側になれるか?を問いかけた本。★ビジネス誌「BIG tomorrow」に掲載されていたコラム集に新たに、特別インタ ビューが追加されている内容で、一度読んだことがある内容が多かったけど、 改めて復習できました。★リーダー(起業家)とは、どうあるべきか?をロバートなりの考えが記載され ています。 本の評価としては★3つとしました。●この本で私が共感したところは次のとおりです。・「流動性のワナ」とはお金が動いていない状態を指すが、実は日本が、世界のどの国 よりも、これについて、よくわかっているはず。貯蓄率は世界一だが、お金がお金を 生まない。お金が銀行にうなるほどあるのに、お金を動かすためにどう運用すればい いのかがわかっていない。 (p11)・「カレンシー(通貨)」という言葉は、「カレント(電流、流れ)」という言葉に由来 する。つまり、たえず動いていなければならない存在だということだ。お金がどこへ も行かずに止まっていたら、それこそ死んでしまうよ。 (p19)・お金の世界には、「90対10の法則」という法則があり、これは90%の人がお金お失っ て10%の人だけが儲けているということだ。 (p22)・「集中」すること。「FOCUS」という単語には、"Follow One Course Until Successful (成功するまで一つのことをやり続ける)"という意味も込められている。 (p39)・起業家はチャンスに着目する。一方、従業員は、お金や人材、時間など資源の問題に とらわれる。 (p45)・「そんなことできない」というのを禁じた。・・・「どうすればできるだろう?」と考 えることを私たちに教えた。・・・ 「『そんなことできない』と言う時、人は自分にできないことの分岐点に立っている 。そこで、『どうすればできるだろう?』と問えば、前向きに新しい考えを受け入れ 、人生の可能性を広げることができる」 (p46)・「2番手は最初の敗者だ」 (p53)・未来を予想する一つの方法は、「現在」を「過去」としてとらえてみることだ。 (p57)・人間は必ず間違いを犯す。だから間違いから学ぶことが大事だ。 (p126)・「ホーソン効果」とは、簡単に説明すると、物事は、計測すると改善され、計測し報 告すると「飛躍的に」改善するというものだ。 (p165)・強いリーダー+しっかりしたルール=強いビジネス (p182)・あなたが、会社でリーダーとしての役割を担っているなら、ルールを決めたり、ルー ルを変えたり、ルールを守らせたりするのはあなたの仕事だ。そして、最も重要なの は、自らがそのルールを守ることだ。 (p183)・「きみが自らお手本を示すことだ。そうすれば、適材はおのずと寄ってくる」・・・ 「有言実行で、自ら最高の基準を達成することを目指し、人の期待以上に働き、自分 の犯した間違いから学び、その学びをみんなと分かち合え」 (p188)・8つの仕事を遂行することがリーダーの役割 1 会社の使命、目標、ビジョンを明確にすること 2 最高の人材を見つけ、チームを結成すること 3 会社を内側から強くすること 4 会社を外に向かって大きくすること 5 最終的な利益を増やすこと 6 研究開発に投資すること 7 有形資産に投資すること 8 企業を通して社会に貢献するよき市民であること リーダーがここで挙げた仕事を遂行できない場合は、「リーダーを替えなければなら ない」「リーダーがこういう仕事をこなせなかったら、その会社はどのみち姿を消し てしまうだろう。・・・」 (p193)・リーダーシップという能力が欠けているために・・・そういう人に限って、我が身を振 り返って反省するどころか、すぐに他人を非難する(blame)。 Blame(非難する)は、be-lame(説得力がない)を短くした言葉だ。人を説得できなけれ ば、有能なリーダーにはなれない。 (p199)●この本の目次序章 【日本の読者のための特別トーク】お金を働かせる人になろう1章 今こそ、金持ちになる「最高の準備期間」だ2章 あなたの「お金の才能」が開花するヒント3章 金持ちになるための考え方を身につけよう4章 お金の「勝者」が実践している人と情報の使い方金持ち父さんの新提言お金がお金を生むしくみの作り方 ロバート・キヨサキ(著) 、青春出版社【私の評価】★★★☆☆■ 関連書籍 ■a. 「お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」」泉 正人http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201003080000/【私の評価】★★★☆☆b. 「リッチブラザー リッチシスター」ロバート・キヨサキ, エミ・キヨサキhttp://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201003100000/【私の評価】★★☆☆☆c. 「勝てるビジネスチームの作り方」ブレア・シンガーhttp://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201003040000/【私の評価】★★☆☆☆━━━━━━━━━━━<本の格付け基準> ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう) ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です) ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です) ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ) ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも) ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)━━━━━━━━━━━●メルマガはじめました。よろしければ是非ともご登録をお願いいたします。 http://www.mag2.com/m/0001110520.html●Twitter http://twitter.com/m_kuroki