★★★★★「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」マイケル・E. ガーバー
■ 本日の一冊紹介 ━はじめの一歩を踏み出そうマイケル・E. ガーバー 、世界文化社【私の評価】★★★★★■ 私の読書感想 ━━起業に関するノウハウを物語風に描かれた一冊で、非常に読みやすくまた、状況が想像しやすいため大変理解しやすい一冊です。起業を考えている方はもちろん、それ以外の方も必読の一冊です。大テーマは二つ「経営者が現場にいなくても、収益の上がる仕組みを作ろう」「個人の才能や経験に依存しない事業を作ろう」私は特に二つのことが印象的でした。1「イノベーション」→「数値化」→「マニュアル化」これをサイクルとして絶えず繰り返していくこと。「期待を裏切らない事」=「誠実さ」やはりこれが大切です。毎回、商品やサービスにムラがあっては安心できないですもんね。2組織戦略・組織図には●●社に必要な仕事がすべて書き込まれている。会社が成長して社員が増えたとしても、役職者の名前が変わるだけで、やるべき仕事は変わらないのである。(p185)起業しようが従業員として働こうが会社というものは、お客や社会に貢献することによりその対価として報酬を得る。結局のところは、何を持って(商品、サービス)貢献するか?を明確にし使命感を持って事に当たらないと、不景気になった時などは特に、わが身ばかりを案じて軸がぶれた経営になってしまうのではないだろうか?本の評価は★5つとしました。素敵な本をありがとうございました。●この本で私が共感したところは次のとおりです。・ノウハウ本を読んでも行動に移さない限りは、よい結果は生まれない。(p21)・職人タイプの人は、他の人が経営する会社で働くべきであって、決して自分で会社を立ち上げるべきじゃない。(p54)・平凡な会社が突然、優良企業に変身することはできません。優良企業になるためには、会社を立ち上げたときから、優良企業のようなしっかりとした経営をしなければならないのです。(p90)・経営者は、能力の高い従業員がお気に入りである。なぜなら、そういう人には仕事を任せられるので、自分の仕事が楽になると思い込んでいるからである。つまり、彼らは経営を委任しているのではなく、放棄しているのである。(p122)・聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。しかし、自ら実践しない限りは、何も理解することはできない。(p265)●この本の目次1 失敗の原因を知る(起業家の神話 「起業家」「マネジャー」「職人」―3つの人格 幼年期―職人の時代 ほか)2 成功へのカギ(フランチャイズに学ぶ「事業のパッケージ化」という考え方 「事業」の試作モデルをつくる 自分がいなくてもうまくいく仕組み)3 成功するための7つのステップ(事業発展プログラムとは何か? 事業発展プログラムの7つのステップ ステップ 事業の究極の目標―あなたが望む人生の目標とは? ほか)■ 本日の一冊紹介 ━はじめの一歩を踏み出そうマイケル・E. ガーバー 、世界文化社【私の評価】★★★★★《著者紹介》スモールビジネス向けの経営コンサルティング会社 E-Myth Worldwide の創設者。E-Myth社では独自のメソッドを開発し、20年間で25,000社以上のスモールビジネスに対してアドバイスを行ってきた。そのメソッドは大企業でも高く評価され、アメリカン・エキスプレス、ソロモン・スミス・バーニー、マクドナルド、ジョン・ハンコックグループ(大手保険会社)など多数の顧問先を抱える。スモールビジネスを成功させる独自の手法を初公開した本書は、全米ベストセラーとなり、世界20か国で翻訳。カウフマン・センターなどでの研修用テキストとしても活用されている。■ 関連書籍 ■a. 「四つの約束」ドン・ミゲル ルイスhttp://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201005060000/【私の評価】★★★★★b. 「君と会えたから…」喜多川泰http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201002280000/【私の評価】★★★★★c. 「学校では教えない人生の秘訣」道幸武久http://plaza.rakuten.co.jp/ibook/diary/201004110000/【私の評価】★★★★☆━━━━━━━━━━━<本の格付け基準> ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう) ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です) ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です) ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ) ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも) ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)━━━━━━━━━━━●HP:読書普及研究室:書評【おすすめ本棚】http://iloveboooks.seesaa.net/●本メールマガジンのバックナンバー・解除はこちらからhttp://www.mag2.com/m/0001110520.html●Twitterhttp://twitter.com/m_kuroki