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2015.12.15
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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:戦争と平和
それでもオスプレイを拒みますか~報道されぬ被災地支援の驚異的機能
東日本大震災の翌日の朝、我々は普天間から空中給油機KC-130、CH-46数機、士官が搭乗した小型機を第一陣として出発させた。震災当時に海兵隊が使用していたのはCH-46という古い中型ヘリコプターだった。海兵隊はこのヘリを1961年から使用しているが、オスプレイと比較すると速度が非常に遅く、空中給油もできない。航続距離が短いので奄美空港、鹿屋基地、岩国基地と経由し、1日半かけて関東にたどり着いた。ヘリ部隊が仙台空港に展開できたのは3月14日のことだ。~
「トモダチ作戦」の後、我々米軍関係者が一番残念に思ったのは、オスプレイがもっと早く日本に配備されていれば良かったのにということだった。ヘリで3日間もかけるのではなく、おそらく3時間程度で沖縄から展開できただろう。もしもあの時オスプレイがあったなら、米軍による初動はかなり違ったものになっていたはずだ。普通のヘリではないからだ。作戦を革命的に変える航空機なのだ。~
ヘリと比べると、オスプレイの速度は感動的ですらある。垂直離陸もできるが、搭載量が多い場合など、ごく短距離(約66メートル)の滑走後に離陸する形をとる。その滑走距離の短さ、急角度の上昇などからは、この機体の輸送機らしからぬ軽快な運動性が実感できる。~
従来のヘリコプター・CH-46の2~3倍のスピードを誇るだけでなく、航続距離が長く空中給油ができるのもオスプレイの特徴だ。空中給油は給油機KC-130が同時に飛行するか、指定された空域で給油機と合流することで行う。垂直離着陸可能なヘリコプターとしての能力だけでなく、ヘリよりはるかに速く飛べる飛行機としての能力を併せ持つオスプレイだからこそ空中給油が可能~。
輸送力も見逃せない点である。オスプレイはCH-46と比べ、搭載量は3倍に増えている。この能力は大型ヘリコプターであるCH-53ほどではないが必要十分なものだ。この搭載量を生かし、オスプレイは~補助燃料タンクを機内に搭載することもできる。諸条件にもよるが、3個の搭載で最大5時間近く飛行時間を延ばすこともできる。いずれにしても「垂直離着陸能力」「水平飛行時の速度」「航続距離の長さ」「優れた輸送力」といったオスプレイの特徴は、災害救援時に非常なアドバンテージとなるはずだ。~

---

つい先日、「高価なオスプレイなどを買ったから弾薬を買う予算が減らされた」と記事を書いていた産経新聞が、今度はオスプレイ賛歌です。しかし、その内容は一読しただけで、かなり怪しいと思わざるを得ないものです。この記事には、他にも多くの疑問点があるものの、今回はオスプレイの性能に関する記述に絞って論評することにします。

まず、開発段階で事故が多発して、安全性に疑問が抱かれたことが、まったく触れられていません。そして、より即物的な面で言えば、値段が違う。自衛隊が購入するオスプレイの価格は、訓練費や予備部品等を含めた価格ではあるけれど、1機200億円以上の超巨額です。一方、陸上自衛隊で現用のCH47は、米軍の調達価格に比べて日本でのライセンス生産はきわめて高価と言われますが、それでも1機50億円あまり(米軍の調達価格はその半額程度らしいが)ですから、オスプレイの1/4の価格に過ぎません。オスプレイが仮にこの記事がいうほど優秀な飛行機だったとしても、オスプレイ1機がCH47の4機分の働きをすることは、明らかに不可能です。

そして、比較の対象がCH46というのもまた不可解です。確かに、CH46の後継機がオスプレイではあるのですが、もともとCH46というのはきわめて古いヘリコプターです。米海兵隊でこそ、2012年頃まで現役でしたが、陸上自衛隊では20年も前に退役しています。陸上自衛隊の現用大型輸送ヘリは、前述のCH47であり、米海兵隊の場合はCH53ですが、いずれも速度、搭載量、航続距離ともCH46をはるかに上回ります。「飛行機としての能力を併せ持つオスプレイだからこそ空中給油が可能」なんて記述がありますが、それは明らかに不正確な説明で、旧式のCH46は空中給油能力がないものの、現用の大型ヘリはCH47でも CH53でも、空中給油能力は持っています。

搭載量についての説明も、かなり眉唾っぽいものです。オスプレイのカタログデータ上の搭載量ですら、現用の大型ヘリ、CH47やCH53より少ないことは、引用記事でもさりげなく認めていますが、オスプレイの場合、ヘリと違って、離陸の形態によって最大搭載量が変わってきます。つまり、飛行機のように滑走して離陸する場合とヘリのように垂直離着陸する場合では最大搭載量が変わります。当然、垂直離着陸時のほうが最大搭載量が少ない。オスプレイの最大離陸重量は、垂直離着陸時は24トン弱、短距離離着陸時は27トンあまりですから、燃料搭載量が同じなら、登載できる荷物の重量は3トン以上の差がある、ということになります。また、垂直離着陸はかなり燃料を食うので、燃料と貨物の量が同じなら、垂直離着陸を行う場合の航続距離は短距離離着陸の場合より短くなります。
もちろん、最大離陸重量という上限の中で何かを増やせば何かを減らさなければならない、つまり燃料搭載量と荷物の搭載量はトレードオフの関係にあります。引用記事にあるように、3個の補助燃料タンクを搭載すれば、荷物の搭載量は相当に減ります。また、ヘリコプターがよく行う、荷物を吊り下げての飛行は、オスプレイの場合、垂直離着陸時には行えるけれど、短距離離着陸時には不可能です。
沖縄から仙台まで、従来のヘリコプターでは3日かかったがオスプレイなら3時間、という話も、きわめて怪しい。沖縄から仙台まで、距離は1800km、オスプレイの巡航速度は450km/h足らずなので3時間では着くはずがありません。CH46が3日かかったというのも旧式機だからであって、現用のCH47やCH53なら、CH46より航続距離ははるかに長く速度もはるかに速く、空中給油も可能なので、オスプレイよりは時間がかかるにしても、3日もかかることはないでしょう。具体的にどれだけの時間で到着できるかは、ヘリでもオスプレイでも、貨物の搭載量次第ですが。

結局、オスプレイは確かに速度と航続距離は従来のヘリコプターより優れているものの、搭載量に関しては従来のヘリコプターのほうが優れています。そして、航続距離の差は、空中給油を活用すれば、さほど大きな意味はありません。垂直離着陸と短距離離着陸時という異なった航空機の性質を1機で兼ね備えているのがオスプレイの最大の特徴ですが、滑走路からの離着陸なら、通常の輸送機の方が、速度も航続距離も搭載力もオスプレイよりはるかに優れています。もちろん、価格もずっと安い。2種の航空機の能力を一種で済ませられる、その程度の差に、従来のヘリコプターの4倍の価格の価値があるのか、ということに尽きます。ヘリと輸送機をそれぞれ1機ずつ買うほうが、オスプレイ1機を買うよりずっと安価なのです。(海上自衛隊はC130輸送機の中古を6機150億円で導入している。6機合わせてもオスプレイ1機より安い)

加えて、騒音の問題があります。産経をはじめとする右派系メディアによると、オスプレイの騒音は従来のヘリコプターより小さいのだと言います。ところが、搭乗経験者の話を総合すると、巡航飛行中は従来のヘリコプターより静かだが、離着陸時にはうるさい、というのが真相であるようです。そして、軍民問わず、航空機の騒音被害は離着陸時に起こるものです。航空機が超低空を飛ぶのは離着陸時だからです。巡航飛行中は静か、というのは、搭乗者にとってはともかく、下界の人間にとっては特段関係のない話と言うしかありません。
こうして見ると、オスプレイに、その価格ほどの価値があるようには、私にはとても思えないのです。





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最終更新日  2015.12.23 10:22:07
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Re:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   なおなお さん
こんばんは。普天間に住む者として言わせていただくと、音はたしかに従来のヘリよりは静かなような気がします。ただし、ヘリと比べて~という事で、騒音は騒音ですね。夜の10時頃までは普通に飛んでいます。うるさいなー!と思わず口から出てしまいます。それよりも何よりも、事故率の高さというのが大問題じゃないかと思います。
オスプレイの音については、私のブログでも以前に書いていますので、よろしければご一読くださいませ。
「チンチロの南の島で小走り日記 オスプレイ考」で検索できると思います。 (2015.12.16 22:32:14)

Re[1]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
なおなおさん

>こんばんは。普天間に住む者として言わせていただくと、音はたしかに従来のヘリよりは静かなような気がします。

なるほど、そうなのですね。

>ただし、ヘリと比べて~という事で、騒音は騒音ですね。

軍用機に騒音規制も何もないですからね。
今年の初めに、神奈川の大和市で演奏した際の帰路、厚木基地に超低空で着陸寸前のFA18を至近距離で目撃する機会がありました。あの騒音はありえない。厚木の騒音は空母が横須賀に寄航する前後だけですが、あんなものが一年中飛び回っていたら、たまったものではありませんね。 (2015.12.17 23:00:17)

Re:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
C130と比べるのは流石におかしい。しかも中古だし。条件が違うし、用途も違うものを比べて何がしたいの?
ちなみに、オスプレイとCH-47を比べると、1機あたりの値段は推定でオスプレイがCH-47の2倍になる。しかし、性能に関してはオスプレイは抜群に優秀で、事故率に関しても平均を前後してる。一体従来のヘリコプターって何を指してるの?あと、オスプレイは垂直離着陸できる「飛行機」と思った方がいい。飛んでいる時間の多くは飛行機のモードなんだから、ヘリコプターと比べるのはナンセンス。
こんなに前のブログに反論して何になるのかっていう話ではあるけど、一応釘を刺しておきます。 (2018.04.30 15:25:24)

Re[1]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
名無しさん

>C130と比べるのは流石におかしい。

おかしくはない。
飛行機とヘリコプターの「いいとこ取り」というのがオスプレイのウリですが、オスプレイ1機よりも、C130とCH471機ずつの方が、はるかに役に立つ上に、値段も安い。米軍での調達価格は知らないけど、少なくとも自衛隊の購入価格はオスプレイ1機>C130+CH47ですね。

>性能に関してはオスプレイは抜群に優秀

優秀とは何を指しているのか謎です。本文に書いたように、確かに速度と航続距離はオスプレイはCH47より上ですが、貨物の搭載量はCH47のほうが上です。搭載重量でもそうだけど、キャビンの容積がCH47のほうが大きいので、かさばる荷物の搭載量ではもっと差が出ます。
さらに、あなたの言い分によると「オスプレイは垂直離着陸できる飛行機」だそうですが、ヘリがよく行う、荷物を機外に吊り下げての飛行は、オスプレイは垂直離着陸モードでしかできません。あんな空気抵抗のカタマリを引きずって、時速500kmで飛べるはずがないですし。

つまり、オスプレイは飛行機モードの際の速度が速いことだけがとりえ(航続距離の差は空中給油機があれば決定的なものではない)で、輸送力はCH47のほうが上だし、ヘリに特有の使い勝手を求めれば、速力の優位すら怪しくなります。その程度のものに、ヘリよりはるかに高い購入費(おそらく維持費も)の価値があるか、ということです。 (2018.04.30 20:34:55)

Re[4]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
前述したように、C130は「飛行機」であり垂直離着陸ができず、自衛隊が導入を検討しているのは「中古」です。オスプレイと比べるのであれば、公正公平に新品の値段で行うべきです。

また、C130は滑走路が必要です。オスプレイが主に使われるのは離島防衛と災害派遣です。C130は離島の滑走路がないところで使えますか?地震が起きて空港が使えない時に派遣できますか?できませんよね?例えば災害派遣の時、最高時速500キロ越えのオスプレイならすぐに駆けつけることができます。災害の時は1分1秒が大切ですから、とても役立つでしょう(事実、熊本地震の時は役立ったのだが)。

CH47にもいいところがあり、オスプレイにもいいところがあります。だから、自衛隊にある水陸機動団はオスプレイとCH47の両方を使うことにしています。オスプレイは人員を「高速で」輸送すること、重い荷物を運ぶことが優秀ですから、水陸両用車と同時並行で一番最初に投入されるでしょう。次に戦車や軽くてかさばる荷物を運ぶことに適しているCH47が、遅れて投入されるでしょう。乗り物には適材適所というものがあります。短所と長所があるのでそれをカバーするために、両方を導入する予定なんです。もちろんそれは分かってらっしゃいますよね?

時速500キロで空気抵抗の塊が食べるわけがない?それはそうでしょう。最高速度は何も搭載していない状態での数値でしょうから、速度は落ちるでしょうね。それはCH47でも同じことが言えます。12tもの巨大な空気抵抗の塊を積んで、200kmも出すなんて…

失礼ですが、あなたはなにかを比べることが苦手ですか?あまりにも条件や環境が違うものを比べるのは、さすがにナンセンスですよ。 (2018.05.01 12:31:42)

Re[5]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
名無しさん

はっきり言って、話になりません。

>C130は「飛行機」であり垂直離着陸ができず

だから何ですか?
先のコメントを繰り返しますが、オスプレイ1機の値段は、C130とCH47各1機ずつの合計より高い。オスプレイ1機より、両者の組み合わせの方がよほど役に立ちます。オスプレイが垂直離着陸できると言っても、ホバリング時の細かい芸当は、おそらくヘリコプターのほうが能力は上です。

熊本地震で、オスプレイが物資輸送に使われたことは事実ですが、オスプレイである必要があったわけではありません。日米協力の象徴として、あるいはオスプレイの活躍をアピールするためというのが実際のところであり、通常のヘリで能力的に不都合だったわけではありません。

>災害の時は1分1秒が大切ですから、とても役立つでしょう
>CH47にもいいところがあり、オスプレイにもいいところがあります。

値段の差を一切無視すれば、そりゃ、ないよりはあるほうが役に立つでしょうね。費用対効果を一切無視すれば、です。
少なくとも、災害時の1分1秒のために1機200億円のオスプレイを買うことが妥当とは思えません。従来のヘリでも災害時には充分役に立つからです。

もう一度繰り返しますが、オスプレイの高速性能というのは、単能的なものであり、ヘリの使い勝手と飛行機の高速性能を同時に両立できるわけではありません。
「1分1秒が大切」な場面では、ヘリは荷物を機内に搭載せず、機体の下に吊り下げます。そのほうが荷役がはるかに短時間で済むからです。しかし、それをやるとオスプレイの速度の優位はなくなる。

>CH47でも同じことが言えます。12tもの巨大な空気抵抗の塊を積んで、200kmも出すなんて

当たり前でしょ、そんなことは。いずれにしても、機外に荷物を吊り下げた状態で、オスプレイがヘリに比べて有意な高速力を発揮できるわけがない。

>オスプレイは~重い荷物を運ぶことが優秀

外れ。オスプレイよりCH47(多分CH53も)の方が、ペイロードは大きい。そしてキャビンの容積も大きい。つまり、重い荷物を運ぶ、重くはないがかさばる荷物を運ぶ、そのどちらの能力も、オスプレイよりCH47(に代表される大型輸送ヘリ)の方が上、ということ。速度以外の、輸送機としての性能でオスプレイが大型輸送ヘリより優れている点は、何一つありません。

>戦車や軽くてかさばる荷物を運ぶことに適しているCH47

いや、CH47でも戦車は運べないから。もちろん、オスプレイではなおさら無理ですが。そういうものは大型輸送機か船でないと運べない。

>自衛隊が導入を検討しているのは「中古」です。オスプレイと比べるのであれば、公正公平に新品

そういうのは、公正公平というのではなく、四角四面というの。安価に一定の性能が実現するなら、中古でいけないことなど、何もありません。方や中古で安価に入手可能、方や超高価な新品しか入手不可能、ということ自体が、すでに前者が大幅に優位に立っている、ということなのですよ。

いや、自衛隊が青天井にいくらでも装備購入費をつぎ込める、というなら話は違いますけど、そうじゃないことは明らかなわけでして。

>あなたはなにかを比べることが苦手ですか?

その言葉は、そっくりあなたにお返しします。 (2018.05.01 21:32:13)

Re[6]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
前述した通り、乗り物には適材適所があるわけです。

例えば、C130を大型トラック、オスプレイをトヨタ・ハイラックスとします。
・大型トラックは荷物を運ぶことに関して、抜群の性能を持っています。しかし、道路が舗装されていないとどこにもいけません。
・ハイラックスは、大型トラックと比べて荷物はあまり積めません。でも、道路が舗装されていなくてもどこへでもいけます(制限付きで)。しかもスピードが速いです。
価格を除いて、だいたいこの例えは的を得ているはずです。性能と価格は単純な足し算ではありません。何に使うかということが重要なんです。

C130とCH47を組みあわせた方が役に立つ?東日本大地震のとき、滑走路が長期間にわたって使えなくなりましたよね。そしたら、C130って使えないじゃないですか。離党奪還の時、尖閣諸島や竹島に滑走路なんてありませんよね。C130はその点において使い物にならないじゃないですか。使い物にならないのをどうやって組み合わせるんですか。

そもそも、オスプレイは推定100億円、CH-47は推定50億円のはずです。たしかにCH-47の2倍の価格ですが、その価値はあります。ホバリング性能はヘリの方が上?何を根拠にそんなこと言ってるんですか。そもそもオスプレイもヘリコプターだし。熊本地震の時、オスプレイだから迅速に駆けつけられたんですよ。CH47だったら、単純計算で2倍の時間がかかってます(両方同じ荷物を積んだとした場合)。これがいかに大切なことか、あなたにはわかりますか?何億高かろうと、人命以上に大切なものはありません。あなたも、切羽詰まった状態になれば、助けが早く来て欲しいと思うでしょう?

何も積んでない状態で、オスプレイは最高時速500km、CH-47は最高時速200km。物を積んだ状態でも、確実にオスプレイの方が早いです。同じ重量の荷物を積んだとしても、理論的にはCH-47の2倍のスピードでオスプレイは飛べます。重い荷物を運ぶのはCH-47の方が優秀?ほぇ?ヘリには積載重量というものがあります。積載容量がいくら大きかろうと、積載重量をオーバーすれば飛べません。オスプレイはCH-47より積載重量が大きいです。よって、重くて体積の小さいものを運ぶのはオスプレイの方が「確実に」適しています。

CH-47は軽戦車程度なら運べます。まあウィキペディアの画像がその一例です。ちなみに、オスプレイは離陸したら飛行モードになるので、戦車・自動車を引っ掛けて飛ぶアタッチメントが付いていません。飛行モードで戦車を引っ掛けて飛んだら、尾翼に戦車が当たって墜落しますw

C130に関しては、どうやらC2の納入が遅いのでそれまでの橋渡し的な感じのようですね。C2が納入されるようになれば、C130はすぐにお役御免でしょう。C2の性能は抜群ですから。話が逸れましたが、結果的にC130は仮の導入で本格的に大量導入をするわけじゃないので、これまたオスプレイと話が違ってきます。これを話し出すとこれ以上長くなるので、今回はここまで。 (2018.05.01 23:08:00)

Re[6]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
ん?ちょっと待て

オスプレイの高速性能というのは、単能的なものであり、ヘリの使い勝手と飛行機の高速性能を同時に両立できるわけではありません。
「1分1秒が大切」な場面では、ヘリは荷物を機内に搭載せず、機体の下に吊り下げます。そのほうが荷役がはるかに短時間で済むからです。しかし、それをやるとオスプレイの速度の優位はなくなる。

いや、「1分1秒が大切」な場面では、ヘリは荷物を機内に搭載せず、機体の下に吊り下げますっていうのはおかしいですよ。自衛隊は練度が高いので、物の移動に関してはピカイチです。なので、ヘリの下につり下げようが中に積もうが、ほとんど変わりません。しかも、中に積めれるものを外に吊り下げるって、デメリットしかないですよ。外に吊り下げれば、空気抵抗・重量ともに上がりますから、速度・燃費は圧倒的に悪くなるはずですが… (2018.05.01 23:18:51)

Re[7]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
名無しさん

あのね、重量、空気抵抗の面で機外吊り下げが不利なのは、オスプレイだけでなく普通のヘリでも同じです。にもかかわらず、機外吊り下げが多用されるのは何故か、ちょっと考えれば分かりそうなものですがね。

限られた時間で多くの荷物を運ぼうとすれば、荷物は必然的に機外吊り下げになるのですよ。だって、着陸する必要がない、扉を開けて荷物を下ろす作業がいらない、吊り下げたワイヤを外すだけなので、荷物の積み下ろしに要する時間が大幅に短縮できるからです。
ホバリングするヘリから荷物を吊り下げているワイヤを外すだけの作業より、着陸して貨物を運び出す作業のほうが早く終らせるのは、いかに練度が高かろうが不可能なことです。

100km程度の距離の往復だったら、飛行速度の優位など、貨物積み下ろし作業の差ですぐに打ち消されてしまいます。
そりゃもちろん、何百キロとか千キロを超えるような距離だったら、積み下ろし作業の早さより飛行速度の速さの方が重要な場面「も」なくはないでしょうけど、そのためにCH47の4倍のお値段が割に合うとはとても思えないわけで。


それに、前述のように、重さはなくてもかさばる荷物の運搬に関しては、機内搭載とつり下げを併用することで、実質的な搭載量を拡大できます。あるいは、大砲とか車両など、そもそもサイズ的に機内搭載が不可能な運搬物だって珍しくないわけで。

ついでに、災害時に滑走路が使えないことは想定しても、ヘリポートが使えない事態は想定できないんですかね?ヘリの着陸が困難で、機外吊り下げでしか荷物が運搬できない事態というのは、容易に想像できそうなものですが。 (2018.05.02 00:13:50)

Re[7]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
名無しさん

>C130とCH47を組みあわせた方が役に立つ?東日本大地震のとき、滑走路が長期間にわたって使えなくなりましたよね。そしたら、C130って使えないじゃないですか。

あのねえ、最寄りの飛行場まで飛行機で運び、そこから先はヘリに移し替えとか(もちろん、道路状況が許せば、そこからいきなり陸路輸送でも構わないわけですが)、色々な手がありうるわけですが。
オスプレイの性能がそんなに必要不可欠なものなら、世界中から引く手あまたでしょうが、開発国である米国と、その一の子分である日本以外に導入する国が現れない、そもそも同じコンセプトのチルトローター機の開発計画が他にはない(民間用のAW609は、いつ実用化するのかな分からない上に、機体規模がはるかに小さく、売れ行きもそれほどではない)ということが、この種の機体の利点があまりないことを如実に物語っています。

>離党奪還の時、尖閣諸島や竹島に滑走路なんてありませんよね。

竹島に攻め込むなんて、正気の沙汰とも思えませんが、その点は主題から外れるのでおきますが、オスプレイをヘリモードで使用する場合、ヘリに対する実用的な優位性はほとんどないと思われます。いずれにしても、私がC130とCH47と言っているのであって、何も滑走路のないところにC130を飛ばせなどと言った覚えはありません。

>ホバリング性能はヘリの方が上?何を根拠にそんなこと言ってるんですか。

ヘリコプターのホバリング性能(安定性)は一般的に、ローターの直径が大きいほど優れている、と言われます。そこから考えれば、あの小さなローターのオスプレイのホバリング時の安定性は、推して知るべし、でしょう。

>熊本地震の時、オスプレイだから迅速に駆けつけられたんですよ。

バカ言っているんじゃありません。「迅速に駆けつけ」た、4機のオスプレイが6日間かけて36トンの荷物を輸送したそうです。カタログスペック的には4機が一度に運べるはずの量を、何往復したか知りませんが、6日間もかけて運んだという時点で、迅速さを求める必要がなかったことは一目瞭然です。日本国内に当然あった自衛隊のヘリでは不十分、と考える根拠は皆無です。

なお、カタログスペック上、オスプレイの最大離陸重量-空虚重量(つまり、貨物・人員・燃料の合計)は、飛行機モードで約12トン、ヘリモードでは9トンに満たないものです。CH47のそれは、約12トン。つまり、オスプレイが飛行機モードで、やっとCH47と同等、ヘリモードでは搭載量は負ける、ということ。(Wikipediaのデータから計算)
そして、私の知る限り、自衛隊に12トンの「軽戦車」など存在しません。米軍にも多分ない。フランスの開発した軽戦車の代表AMX13でも15トンある。つまり、現在実用的に使用されている戦車の中で、CH47やオスプレイで運べるものはない、ということ。装甲車などなら、話は別だけど。 (2018.05.02 01:04:29)

Re[9]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
そもそも、オスプレイはCH-47の4倍の価格ではないですよ。予算的にどう考えても2倍の100億円です←ここ重要。

オスプレイとCH-47は陸上自衛隊の基地のすべてに配備されるわけではないため、大抵の任務では100km以上を飛ぶはずです。よってオスプレイとCH-47の速度の差はかなり響きます。

CH-47は元々155mm機関砲を運ぶために設計されているので、重い荷物を遅くても運ぶということに重きがおかれているようです。
対してオスプレイは、迅速に長距離を移動することに重きを置かれています。
だからオスプレイは、災害派遣時の人員輸送や防衛出動時の人員輸送に使われるわけです。人員であれば、着陸していなくてもおられますから。災害・防衛出動のときは、いち早く「自衛隊員」を派遣して、ヘリパッドや被害状況などを確認する必要があります。空挺団は人数が少ないので、だいぶ下に降下してオスプレイから飛び降りる感じですかね(仮に着陸できないとしたら)。

前から言っているように、CH-47の2倍の値段をかけてでも、「自衛隊員」が早く目的地につくことは大切です。少しでも遅れれば、手遅れになりますから。 (2018.05.02 16:07:30)

Re[10]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
まず、間違いがあったので訂正します。前のコメントで「軽戦車」というものがありました。それは「軽量の戦車」の間違いです。お詫び申し上げます。また、2つの航空機の情報に間違いがあったので、一度整理のために下に情報を貼っておきます。

V-22 オスプレイ
・推定100億円(自衛隊価格)
・最高速度 512km
・最高巡行速度 490km
・乗員/乗客 3名+24名
・航続距離 3900km
・積載重量 機内1t・吊り下げ0.5t
・行動範囲 600km

補足
米海軍の安全管理センターのデータによると、MV-22の事故率は、過去10年間における米海兵隊の運用ヘリコプターの中で最低の数字を記録しています。また、米海軍の過去2年間のデータでも、オスプレイの1座席につき1マイルあたりの運航コスト(1名を1マイル輸送するコスト)が他の米海軍輸送ヘリコプターの中で最低であることを示しています。(引用・ボーイングジャパン)

CH-47
・推定 50億円(自衛隊価格)
・最高速度 約267km
・最高巡航速度 約200km
・乗員 5名+48名
・航続距離 約1000km (6t積載状態)
・積載重量 機内8t・吊り下げ12t
・行動半径 370km

補足
国内生産(川崎重工)で、改良が続けられている模様。これ以上性能が良くなる可能性あり。

今までのコメントでかなり間違いがあったので、それに関してお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。 (2018.05.03 00:56:35)

Re[10]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
V-22 オスプレイは
荷物をあまりのせらなくても良いから、「長距離を速く飛ぶ」というコンセプトなのでしょう。CH-46より性能は良いわけですから、必要な条件は満たしているというわけです。

CH-47 チヌークは
スピードは出さなくてもいいから、「たくさんの荷物を運ぶ」というコンセプトなのでしょう。こちらもCH-46よりも性能が上がっていますので、条件はクリアです。

緊迫した尖閣諸島の問題で、例え高い価格でも迅速に荷物を運べるV-22が必要なのでしょう。一度上陸されて基地が作られてからの奪還は大変ですから、基地が作られる前に乗り込めるようにスピードが重要視されたのではないでしょうか。 (2018.05.03 01:09:19)

Re[11]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   inti-sol さん
名無しさん

>MV-22の事故率は、過去10年間における米海兵隊の運用ヘリコプターの中で最低の数字を記録しています。

mainichi.jp/articles/20180216/k00/00m/040/189000c
防衛省は米会計による2017年度末(昨年9月末)時点の米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの重大事故率を、3.27から3.24に訂正した。~12年以降で過去最悪の事故率であることや、海兵隊機全体の事故率(2.72)を上回ることは変わらない。

ということです。

オスプレイが1機100億というのもおかしい。17機で30億ドル(今のレートで3300億円くらい)と報じられているので、1機200億円弱です。これは、予備エンジン他各種予備部品とパイロットの訓練経費込みの値段ではあります。が、オスプレイ17機にエンジンは40発、つまり予備エンジンは6発です。エンジンは飛行機でもっとも高価なパーツですが、それでも1発20億か30億なので、合計で200億円以下です。パイロット1人1億の訓練経費として、交代要員含めて100人としても合計100億円。等々考え合わせると、30億ドルのうち25億ドルは、機体自体の価格だろうと。今のレートで1機160億円くらいでしょうね。ということは、オスプレイ1機で従来のヘリの3倍くらいの値段です。

もっとも、あなたは、おそらく機体価格がCH47の2倍だろうが3倍だろうが、その高速力が必要だというのでしょう。

しかし、例えばCH47が配備されている那覇から尖閣諸島まで(距離およそ400km)、オスプレイとCH47の所要時間差は、単純計算では飛行時間の差は1時間もありません。その程度の差は、ヘリに搭乗/搭載する部隊・装備の準備時間で吸収されてしまいます。
そして、17機のオスプレイが運べる部隊は、人員にして400人にも満たない、搭載貨物が1tといったら(そのスペックが正しいかどうか疑念は感じます。いくらなんでも、オスプレイの搭載量が1トンしかないとは思えないので)、重火器の類はほとんど何も運べない、その程度のものに、30億ドルとは、私は正気の沙汰ではないと思います。
残念ながら、あなたのここまでの主張は、30億ドルもの巨費(陸上自衛隊のヘリコプター購入予算の10年分以上)を投じることの合理性を納得させるものではありません。

そんなに有益なものなら、何故日米以外の主要国の軍がオスプレイにあまり関心を寄せないのか、オスプレイと小型民間機仕様の以外のチルドロータ機開発計画が次々と出てこないのは何故か、という私の問いに対しては、無視を決め込んでおられる。輸送機とヘリを組み合わせる(最寄りの飛行場まで輸送機、その先はヘリ)ことで、オスプレイの「利点」は代替できるという指摘にも、答えようとはしない。

従来のヘリより、わずかでも高速性能が優れていれば、従来のヘリの2倍3倍の価格でも買う価値がある、というのは、私に言わせれば合理的な議論とは言えず、信仰とでも言うべきものです。信仰はもちろん自由ですから、好きになさってください、ただし、ここ以外の場所で。
ここは、あなたの信仰を表明するために提供している場ではありません。楽しいゴールデンウィークに、これ以上あなたとの非建設的なやり取りに費やすのは御免こうむります。

以上で終了。 (2018.05.03 09:04:38)

Re[14]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
inti-solさんへ
別にそんな明後日返信する必要はないですよ。なぜ私が悪の根源みたく言われなければならないのでしょうか。あと、あなたが返信をしなかろうと言わなければならないことがあるので、言うだけ言います。

防衛省の情報によれば、12機買うのに、予算は1300億円と言っているので、やはり1機100億円ですよ。レートがどうこうの話ではなく、防衛省が言っていることなのでね…

あと、1時間の差はでかいです。1時間で自衛隊なら対空・艦の武器を整えて、ちょっとした要塞を作れます。中国は自衛隊ほど練度は高くないので、そこまでできるかはわかりませんが… (2018.05.03 15:57:14)

Re[15]:オスプレイはそんなにすごいか(12/15)   名無し さん
誤字がありました。
「明後日」→「焦って」です
申し訳ありません。
(2018.05.06 16:25:09)


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